
前作「ビギンの一五一会」以降に発売された楽曲を中心に、アコースティックアレンジで楽曲を再構成。とはいっても基本の路線は原曲を重視していて、レゲエ調になった「誓い」以外は、聴いた感じはオリジナルとそれほど変わらないかな、という印象。使用楽器は一五一会だけではなく、アコーディオンやパーカッションの音なども効果的に取り入れて、曲に彩りを添えています。全体的に琉球音楽とハワイアンミュージックのチャンプルーといったところでしょうか。
ミディアム〜バラード曲からの選曲がほとんどということもあり、癒し系のサウンドが終始展開されるので、CDプレイヤーにかけるとこの空間にマイナスイオンが大量発生したような気分になります(笑)。発売は7月でしたが、むしろ今のような残暑の季節にピッタリのアルバムなのかもしれません。個人的には「夏の花火」や「会いたい言葉」は今回のバージョンのほうが好きかも。新曲の「僕らのこの素晴らしき世界」「ホクレア」も良い曲。
ある意味「今のBEGIN」のベストアルバムとも呼べる1枚。「シングル大全集」などを聴いて、BEGINに興味を持った方にも最適な作品だと思います。
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