wonderfulworld 2008年4月16日発売。ゆずの2年2ヶ月ぶりになるオリジナルアルバム。

 久々のアルバムとなった今作の特徴は、基本的に寺岡呼人とゆずの共同プロデュースであった従来と違い、(寺岡氏&ゆずのプロデュース曲もありますが)様々なプロデューサーを立てている点。蔦谷好位置、亀田誠治、葉加瀬太郎、久石譲と、それぞれ違ったサウンドアプローチでゆずの楽曲をプロデュースしていますが、どの曲も良い意味でゆずらしさが消えていないとでも言いましょうか、逆に言うと、ここまでのキャリアを積み上げていながらも、いまだにどんな音楽性にも染まることのできる透明性を持ったゆず、という印象を受けました。
 また、今作は北川悠仁、岩沢厚治ともに、非常に親しみやすく耳に残りやすいメロディーを書いていて、15曲というボリュームのアルバムではありますが、多彩なサウンドと相俟って、途中で中だるみがなく、最後まで楽しめます。お薦めは「うまく言えない」「行こっか」そして、タイトル曲の「ワンダフルワールド」。
 デビューから約10年、どんな音楽性を示そうとも、根底にあるゆずの「変わらなさ」を感じることのできるアルバムです。