W-ARENA 2008年4月2日発売。スキマスイッチ初のライブアルバム。

 去年のベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」を引っさげてのアリーナライブツアー「W-ARENA」の全8公演(追加公演除く)の中からベストテイクをピックアップして、セットリスト順に編集したという意匠を凝らした2枚組全19曲収録。全シングル、そしてアルバムからの隠れた名曲もふんだんに演奏されていて、ライトリスナーからコアなファンまで存分に楽しめる内容だと思います。

 曲と曲の間は上手く編集してあって、ひとつの公演の音源を聴いているかのようなスムーズな流れになっています。どの曲がどの公演からのテイクかという記載はブックレットにはありませんが、曲によっては「大阪〜!!」とか叫んでいるものもあるので、分かる曲は分かるかな(笑)。

 もともと、スタジオ録音盤で彼らの音楽はほぼ完成されていて、ライブアレンジはあるとはいえ、劇的に変わった!!という印象は受けませんでした。バンド演奏のクオリティも高レベルで安定していて、生演奏なのに安心して聴けるのはさすがです。CDと比べての違いを強いて挙げるなら大橋卓弥のヴォーカルが結構くだけているかな、という感じ。その辺りの違いを楽しんでみるのも一興かも。

 ちなみに初回盤にはDVDが付いていて、各地でのライブ前の楽屋、リハ風景などを延々と44分収録(笑)。肝心のライブシーンはゼロなので、これは6月に発売されるライブDVDで観てね♪ということなんでしょうかね^^;