
UKロックをベースとした音割れバンドサウンドに、川瀬智子のちょっと体温低そうな(?)ヴォーカルが乗っている・・・というのが、一般的なブリグリへの認識だと思いますが、実際こうやって彼らのシングルを1枚のアルバムとしてまとめて聴いてみると、彼ら、結構バリエーションに富んだ曲作りをしているみたいですね。
デビュー1、2枚目の全英語詞曲からいきなり個性的だし、出世作の「There will be love there」や「冷たい花」といったダーク路線の曲、「そのスピードで」「CALL MY NAME」「Hello Another Way」といったキャッチーな曲、「angel song」の三連譜系の曲など、奥田俊作の紡ぎ出すメロディーセンスはシングル曲を聴いただけでも多種多様。ブリグリの世界観を守りつつ、幅広いシングル曲を世に送り出してきていたことを改めて実感しました。
デビュー10周年を機に、数年ぶりにシングルを続けて発表して活動再開となった彼らですが、ベストアルバム、PV集のリリースで終わらずに、その次の展開にぜひ期待したいところです。
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