
「翼を広げて」は、オリジナルのDEENバージョンにわりと忠実なアレンジ。違う点は、中盤〜後半にかけてコーラス陣が登場して力強く盛り上がる原曲とは逆に、最後まで坂井泉水の独唱で終わるところでしょうか。集団でエールを贈るというよりも、個人が個人に対してエールを贈っているような聴き心地という印象を持ちました。
ところで、この曲の編曲クレジットは何と明石昌夫。明石氏は当時のビーイングの主力アレンジャーでしたが、脱退後近年は直接ビーイングとの関わりはないようなので、今回の音源は在籍当時のベーシックアレンジを元に作り上げたものなのか、それとも既にレコーディングまでしていたけれどお蔵入りになったものだったのでしょうか?
もう一つのA面「愛は暗闇の中で」は、featuring 上木彩矢というクレジットの通り、坂井泉水と上木彩矢のダブルヴォーカル状態。常に二人が歌っていてどちらの声も均等に聴こえるのですが、この二人の声の相性は結構良いみたいです。最初で最後のコラボなのかもしれませんが・・・。
アレンジは森下志音。追悼ライブでギターを担当していたNaifuというバンドの人だそうです。エッジの効いたギターが全編にわたって聞こえるデジタルロックに生まれ変わって、新曲のような気持ちで聴くことができました。ナイスアレンジ!
・・・何でも、5月下旬に全シングルを収めたボックスセットが発売されるそうで。これでZARDのシングルリリースは最後ということなのかもしれませんが、だとしても、有終を飾るのに相応しい2曲だと思いました。
コメント
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ZARDのセルフカバーって、個人的にどれも微妙だったんですが、
今回の『翼を広げて』は明石さんがアレンジを担当してることもあって、
結構ZARDに合った切ない楽曲に仕上がっていて、思っていたよりも良かったです。
『愛は暗闇の中で』は最高でしたね!
森下氏のかなりハードなアレンジによって、原曲よりかなりインパクトが倍増した感がありました。
上木彩矢も新たに追加された4行を歌ってますが、
全然違和感なくて、僕も意外と坂井さんと相性が合っていることには驚かされました!
>・・・何でも、5月下旬に全シングルを収めたボックスセットが発売されるそうで。
そうなんですか・・・。でも、これ結構高そうだから手は付けられそうにないです(苦笑)。
5月下旬ってことは、もう坂井さんの一周忌になるんですね・・・。
時の流れの早さを感じます。
やはり「翼を広げて」はかなり前にあった音源なんでしょうかね。個人的には、今月見に行くであろうコナン映画とどれだけ合ってるかで評価具合が変わってくるかと思います。
…シングルレビュー更新しなければ(汗)
☆最後にお知らせ☆
リンクを依頼して間もなくで申し訳ありませんが、この度「休息の間」を移転する事にしました。
お手数をおかけしますが、リンクの変更をお願いします。
これからもよろしくお願いします!
ZARDのセルフカバー作品はどうしても原曲と比べてしまうと淡々としているというか、地味・・・という印象を受けていたのですが、今回の「翼を広げて」はこのアレンジで正解だったかなと思います。
「愛は暗闇の中で」はいいですね!
森下氏はGIZAの人みたいですが、GIZA風でもなく、90年代の王道ZARDアレンジでもなく、独自のアレンジが光っていて、かなり新鮮ですね。
上木彩矢のヴォーカルによる4行追加の歌詞も違和感なく溶け込んでいるし、全体的によくぞここまでやってくれた!という思いでいっぱいです(笑)。
シングルコンプリートボックスはネット通販サイトで販売告知が出ていて、坂井さんの一周忌に合わせての発売なんでしょうかね?しかしあれから一年、時が経つのは早いもので・・・。
さすがに全シングル収録ということで非常に値段も張るので手が出せそうにありません(汗)。
「愛は暗闇の中で」は、コナンのオープニングバージョンよりも上木彩矢の声が強調されている感じですね。音も疾走感があって格好良いので、ぜひフルで聴いてみてくださいね。
「翼を広げて」は、明石昌夫氏が編曲クレジットされているし、かなり前のお蔵入り音源を出してきたのかもしれませんね。音もちょっと一昔前のような気も・・・。
シングルレビュー、楽しみにしています(笑)。
リンク先変更の件、了解しました。近日中に変更作業を行いますね。どうぞこれからもよろしく!