2025年6月19日配信開始、1988年にリリースされたTM NETWORKのシングルのデジタル配信。フルサイズバージョンとショートバージョンをバンドルした全2トラック収録。1988年3月に通算13枚目のシングルとしてアナログEPとCDシングルでリリースされた本作は、同月公開されたアニメ映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のエンディングテーマとして書き下ろされた楽曲。タイアップ効果もあってかロングヒットを記録し、前年の「Get Wild」に次ぐ約22万枚のセールスを果たしたものの、1994年のTMN「終了」まではあまりライブでも披露の機会もなく、セレクト系のベストアルバム類にも収録されず…と、他のヒット曲に比べて不遇の感がありましたが、1999年のTM NETWORK活動再開以降はライブやファン投票ベストの定番曲になったり、ガンダム系ゲームでBGMとして流れるようになったり、森口博子やLUNA SEAなどにカバーされるなど知名度を上げて今日に至っています。そんな中、現在最新のガンダム作品である「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の6月17日深夜オンエアの最終話1話前に挿入歌としてサプライズ起用され、続いて6月19日の0時より単独での楽曲配信がスタート。これまで「逆襲のシャア」のサントラや、シングルベストの中の1曲として既に曲自体は配信されていましたが、今回は新たにサブタイトル(-2025 Version-)が付記され、シングル単体としての配信と相成りました。
オリジナル盤ではシングルCDが最後まで完奏する約5分34秒、アナログEPはフェードアウトで終わる約4分52秒と、40秒近い演奏時間の差がありましたが、今回の「-2025 Version-」ではシングルCDの完奏バージョンで配信。ではシングルCDと何が変わったか…というと、少なくとも新録ではないし、音の配置を変更する一聴して分かるようなリミックス的な要素も聴いた感じでは見当たらず、こちらではソニーのマスタリングエンジニアである鈴江真智子の名前がクレジットされているのを鑑みるに、以前リリースされた「Get Wild(2023 REMASTER)」的な、要は2025年に新たにリマスターを施したシングルCDバージョン、という表記ではないかと。元々原曲自体が当時の流行を取り入れた音像という感じではなかったこともあり、細かい音量・音質の微調整はあるかもしれませんが、現代においてリマスターしても劇的に変わった!という印象は受けませんでした(リスニング環境にもよるとは思いますが)。
一方のショートサイズバージョン(-2025 Short Edit-)は、劇中で使用されたサイズに編集されたバージョンとのことで、イントロ(一部カット)+1コーラス+最後のサビのワンフレーズを繋げて即終了という2分に満たない構成。最後は結構強引に繋いで終わらせたな…という感想でまあオマケかなと。
「GQuuuuuuX」で使用されたことで興味を持った層をわかりやすく誘導するために単独配信に踏み切ったというのが今回の配信の目的でしょうか。実際、ビルボードチャートの週間配信ランキングでは首位を獲得するなど効果はあったようで、意義のあるリリースだったのではないかと思います。
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