appleicon 少し前のエントリーでも書きましたが、筆者にとっての未開の領域だったサブスクリプションサービスであるApple Musicに踏み込んで約2ヶ月。今どきの音楽の聴き方を体験中です。ということで(?)今回はサブスクを使うことになったきっかけや、感じたことなどを雑記的に記事にしてみました。





Apple Musicを2ヶ月利用してみての雑記


使用のきっかけ

 元々サブスクにはこれまで縁がなく、以前はもし利用するならAmazon Musicが最有力と書いていたのですが、ここに来てApple Musicを利用することになったのは、iPhoneがきっかけ。
 2017年5月から長きに使って愛用してきた筆者のiPhone 6sのバッテリーの持ちにいよいよ限界が訪れ(充電100%にしても半日でバッテリーが尽きる末期症状)、ついにこの春に機種変更を決断。iPhone 6sと同じサイズでホームボタン付き、使い勝手も似たようなモデルを探した結果、2022年より販売開始になったiPhone SE3を選択。その機種変の際の特典としていくつか無料体験オプションが付いてきたのですが、その中のひとつに「Apple Music 6ヶ月間無料体験」があり、せっかくだから…と試してみることにしました。


操作方法
 
 iPhoneのホーム画面でアイコンをクリックするとApple Musicのアプリ画面に飛び、「検索」から曲名、アーティスト名、アルバム名など、探したい曲やアーティストを入力するというシンプルな操作方法。
 アーティストページには良く聴かれている「トップソング」、オリジナルアルバムのタイトルでソートした「アルバム」、シングルタイトルでソートした「シングル&EP」、ベスト等企画アルバムは「ベストアルバム、その他」というカテゴリーで分けられているので、「あのアルバムの曲聴きたい」という場合には視覚的にパパっと探せるので便利。また、MVを再生できる「ミュージックビデオ」もアーティストによってはあります。

 なお、きっちり分類整理されているアーティストが大半なのですが、中には各検索で探しても出てこないので、別のキーワードを打ち込んだら出てきた…というアーティストも。また、レコード会社移籍を経たアーティストについては各社ごとに分類に垣根があるようで、以下はその一例です。


・田川伸治
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 アーティスト名で検索すると、DEEN脱退後のBAUER RECORDSの音源(〜2022年)までと、事務所であるGOOD-DAYを離脱後の2023年以降の音源が別のページに分かれている。
 なお、DEEN在籍時のソロ2作とTHE SONIC TRICK名義作は未解禁。BAUER RECORDS音源も「GET OVER IT」「SYNTHETIC ANALYSIS」の2作は未解禁の模様。


・SURFACE
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 アーティスト検索で最上位に出てくる「SURFACE」のページ内にはマーキュリー時代のデビューアルバムと、SONY移籍以降の音源がまとめられ、上から3段目のページを開くと2nd以降のマーキュリー〜ユニバーサル時代の音源が出てくる(しかも不完全で配信されていないアルバムもあり)という謎分類。なお、2段目のSURFACEは洋楽アーティスト。


・槇原敬之
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 第1期ワーナー在籍期の「君が笑うとき君の胸がいたまないように」から「UNDERWEAR」まで、ならびに第2期ワーナー在籍期「太陽」「Home Sweet Home」「本日ハ晴天ナリ」については、オリジナルマスター音源と2012年のリマスター音源の両方が聴ける。なおEMI期作品でリマスター盤の存在する「EXPLORER」に関してはどちらのバージョンで聴けるかは不明(ライセンス欄に2004年と書いてあったのでオリジナルマスターの方?)。


・徳永英明
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 1998〜2000年に在籍していたキングレコード作品は「アルバム」の各アルバムからは聴けるのだが、その後所属のユニバーサルからリリースされたベストアルバム(例として「ALL TIME BEST Presence」)収録のキングレコード音源はベストアルバムメニューから直接聴こうとするとエラーが出る(薄い文字の「オリオンの炎」「青い契り」が該当)。これは他のアーティストのレーベル越えベストでも同様の模様。


番外編:My Little Lover
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 「アルバム」一覧の中にデビューアルバムの「evergreen」だけがなぜか未掲載。アルバム楽曲単位で検索するとちゃんと出てくるのでおかしいな?と思ったら、リメイク作品である「re:evergreen」のページに「その他のバージョン」扱いでオリジナルの「evergreen」が収められていた。


使ってみての感想

 最短でも発売二週間半後まで解禁されないレンタルに比べて、発売日に即日サブスク解禁になる作品も多く、そもそも一般のレンタルショップに並ばないようなややマイナーな新譜も手軽に聴ける、という意味では、スタッフクレジットの情報が掲載されているブックレットがないという点を差し引いても、借りに行くという手間がない分、結構なアドバンテージを持っていると思いました。率直な感想を述べるならば、とても便利です。
 一方で上記のようにアーティストによっては整備が中途半端だったり、サブスク解禁自体をしていないアーティスト(印象としては超大物とマイナー系に多く、中間のアーティストは比較的柔軟に解禁されているような気がします)もまだまだいるし、筆者も新譜が発売されれば必ず購入するようなアーティストに関してはサブスクで済ませようとは思いませんが、近年TSUTAYAの店舗が次々と閉店していく理由も今回の体験で肌で分かりました。
 無料体験後は月額1,080円がかかるそうですが、今後もサブスク利用を続けていくかどうするかというのは、その時に結論を出そうかと思っております。


おまけ:DEEN
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 どう考えても間違っている出身地