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 今後ともどうぞよろしくお付き合いいただれば、と思います。


 …で、これで終わるのも何ですので(定型文)、恒例の雑記をひとつ。
 今回はクリスマスも近いということでコラム的な文章を。筆者が10代前半の頃、我が家ではクリスマスに親から何か一つ欲しいものをプレゼントしてもらえる、という恒例のイベントがありまして、小学校低学年の頃は玩具系だったのですが、そのうちにアニメ関係のCDになり、そして本格的に筆者が音楽に目覚めた1990年からはミュージシャンのCDを毎年頼んで買ってもらっていた、という思い出があります。
 そんな筆者の「クリスマスに買ってもらったCD」を以下、ご紹介いたします。


1990年:Gift for Fanks/TM NETWORK(1987年7月1日発売)
giftforfanks
 本ブログでも何度か触れていますが、1990年の夏に筆者はTM NETWORKのファンになったばかりで、この時点で所持していたのは最新作の「RHYTHM RED」とその前後に発売されたシングルCD数枚。そろそろ他の曲も集めたい…ということで発売から3年以上経過していた初期〜ブレイク直後までの内容のベストアルバムを「Get Wildが入っているから」という理由で選択。当然1987年夏までの選曲なので有名曲は他に「1974」「Come On Let's Dance」「Self Control」ぐらいしか入っていなかったのですが、オリジナルアルバムを揃える予算もなかった当時としては、この入門編的なベストはより彼らのファンになるには十分な内容だったのでした。


1991年:RISKY/B'z(1990年11月7日発売)
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 この年の11月のアルバム「IN THE LIFE」が筆者にとっての初のB'zアルバム購入体験。昨年のTM同様、他の曲も集めたいモードに突入しており、手始めに(?)1年前のオリジナルアルバムを…というわけなので当然通常盤仕様。初期路線のバブリーなデジタルビートの中にロックな音色を全面導入した最初期の作品で、今聴くと生ドラムの音が凄く個性的。周りの友人には「VAMPIRE WOMAN」推しが多かったのですが、筆者は「FRIDAY MIDNIGHT BLUE」派でした(どうでもいい)。余談ですがB'zはオリジナルアルバムを全然リマスターCD化してくれないので、35周年辺りにそろそろ何かして欲しいところです。


1992年:INTRO.II/徳永英明(1992年12月4日発売)
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 徳永英明はアルバムを買うほどのファンではありませんでしたが、テレビ埼玉(現・テレ玉)で歴代シングル曲のMV特集が頻繁に組まれていたので、「最後の言い訳」「夢を信じて」「壊れかけのRadio」等、リアルタイムではない楽曲にも耳馴染みがあり、ベストが出たら欲しいな〜、と思っていた時に本作がタイミング良く発売。1988年以降のシングル曲を中心にアルバム曲も厳選して収録されており、後のオリジナル音源でのベスト群と異なり、大半の曲がリミックスされて収録。このアルバムを何度も聴いていたこともあり、本作に入っている曲に関してはオリジナル音源よりもリミックス音源のほうが思い入れがあったりします。本当は山野楽器限定で外箱付の限定盤が欲しかったのですが、さすがにクリスマス直前までには完売になってしまっていました。


1994年:SINGLES/中西圭三(1994年12月7日発売)
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 1993年はCD以外のものを頼んだ記憶があるので1年飛ばして1994年。中西圭三は1992年の「Yell」からオリジナルアルバムはリリースされれば発売日に購入していたのですが、本作は発売時期が12月ということで、クリスマスプレゼント用に少し待ってから入手。初回限定盤の3Dジャケット仕様が売り切れるまでには何とか間に合いました。デビューシングル「タンジェリン・アイズ」から最新シングル「Kiss,Merry X'mas」までの全表題曲+アルバム未収録曲のカップリングを収録、特に新規音源はありませんでしたが、中西本人+ライターによる詳細なライナーノーツが1曲ずつ掲載されているというのが大きな利点。未だに筆者がベストアルバムに楽曲以外の付加価値を求めるのはこういう体験があったからこそなのかも。


1995年:BACK BEATs #1/大黒摩季(1995年12月11日発売)
backbest#1
 1992年の「DA・KA・RA」でブレイク、1995年の初春に「ら・ら・ら」が3作目のミリオンセラーになるなど、セールス絶頂期のタイミングでリリースされて大ヒットに至った大黒摩季のベストアルバムをこの年はチョイス。ヒットシングル+アルバム収録曲という編集盤(「白いGradation」が未収録なのが残念…)で、徳永英明同様「こういうの待ってた!」タイミングでの発売だったのですが、主に初期の曲がリミックスされていて音の質感が異なっており、徳永英明の時とは逆にオリジナル音源に馴染みがあったので新規リミックスには若干違和感を覚えた記憶があります。とはいえ、この後オリジナル音源ベストが公認・非公認含めて濫発された彼女のベストの中ではここでしか聴けないリミックス音源盤なので、作品自体の存在価値は今も健在だと思います。


 1996年以降は我が家ではクリスマス恒例行事はフェードアウトしていったので、これ以降に何かを買ってもらったという記憶はないのでここまで。小・中・高と、CD購入に使えるお金は限られていたので、こういう形で手に入れたCDは成人してから購入したCDよりも思い出がありますね。この行事のせいか、今でも年末に新作CDを購入する時は「今年の自分に贈るクリスマスプレゼントだな…」という思いが頭をよぎります(笑)。
 ということで話が長くなりましたが、皆様、良きクリスマスを。
 そして今後とも本ブログをよろしくお願いいたします。