
TM NETWORK「LIVE HISTORIA M 〜TM NETWORK Live Sound Collection 1984-2015〜」
音源データ&一言レビュー DISC 2編
※公演データ・ライブ名は封入ブックレットを参照しています。
01.RHYTHM RED BEAT BLACK
公演データ:1991年3月7日/国立代々木競技場第一体育館
ライブ名:RHYTHM RED TMN TOUR
オリジナル収録:「RHYTHM RED」(1990)後に23rdシングルとしてカット
初出映像:なし
一言:1991年2月の仙台公演のテイクの一部を収録した「WORLD'S END I」(1991)とは会場違いの初商品化音源。オリジナル+英詞リメイク版(ver.2.0)を合体させたようなアレンジになっている。次の曲への兼ね合いかフェイドアウトで終わる。2015年バージョンが「LIVE HISTORIA T」のDISC 1に収録。昨年秋にSONYの特設サイトで行われた「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第14位。
02.Come on Let's Dance
公演データ:1988年3月16日/代々木オリンピックプール
ライブ名:TM NETWORK KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
オリジナル収録:6thシングル(1986)
初出映像:なし
一言:初商品化音源。以降のライブではバージョン違いでの演奏機会が多くなるので、ロック色の濃いオリジナルバージョンの進化形としてはこの辺りで極まった感じか。
03.Alive
公演データ:2014年12月10日/東京国際フォーラムホールA
ライブ名:TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30
オリジナル収録:「QUIT30」(2014)
初出映像:「TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30 HUGE DATA」(2015)
一言:既出映像・音源だが、上記映像作品の初回限定盤に収録されているテイクであり、現在では初回限定盤にはプレミアム価格が付いているので結構貴重音源である。「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第18位。
04.BEYOND THE TIME
公演データ:2014年5月20日/東京国際フォーラムホールA
ライブ名:TM NETWORK 30th 1984〜 the beginning of the end
オリジナル収録:13thシングル(1988)
初出映像:「TM NETWORK 30th 1984〜 the beginning of the end」(2014)
一言:小室哲哉のものと思われるピアノやシンセのアドリブが強調されているテイク。1988年バージョンが「LIVE HISTORIA T」DISC 1に収録。
05.Kiss You
公演データ:1988年3月16日/代々木オリンピックプール
ライブ名:TM NETWORK KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
オリジナル収録:11thシングル(1987)
初出映像:「FANKS the LIVE 2」(1989)
一言:「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第25位。2014年バージョンが「LIVE HISTORIA T」DISC 2に収録。どちらも「humansystem」(1987)収録の「more rock」バージョンに近いという共通項が。どっちか片方の収録で良かったのでは
06.THE POINT OF LOVERS' NIGHT
公演データ:1991年2月22日/仙台イズミティ21
ライブ名:RHYTHM RED TMN TOUR
オリジナル収録:21stシングル(1990)
初出映像:なし
一言:1991年3月の代々木公演のテイクを収録した「WORLD'S END II」(1991)とは会場違いの初商品化音源。同じツアーの演奏ということでアレンジもほぼ同じで両者に大きな違いはない。
07.Green days 2013
公演データ:2013年7月21日/さいたまスーパーアリーナ
ライブ名:TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-
オリジナル収録:39thシングル(2013)
初出映像:「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」(2013)
一言:ライブ開催当日に会場販売されたスタジオ録音バージョンとほぼ同じだが、宇都宮隆のボーカルの生っぽさ(?)はこちらが上。
08.WILD HEAVEN
公演データ:1994年5月19日/東京ドーム
ライブ名:TMN 4001 DAYS GROOVE ※ブックレットでは「final live LAST GROOVE 5.19」とあるが、これは映像作品名
オリジナル収録:26thシングル(1991)
初出映像:「final live LAST GROOVE 5.19」(1994)
一言:CD版「final live LAST GROOVE 5.19」にも同一音源収録。スタジオ録音版にあったやや長めのイントロが省略、Aメロの最後でハモリが追加されたのが熱い。「LIVE HISTORIA T」のDISC 1に2014年バージョンが収録。
09.Get Wild 2014
公演データ:2015年2月8日/さいたまスーパーアリーナ
ライブ名:TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30 HUGE DATA
オリジナル収録:41stシングル(2015)
初出映像:「TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30 HUGE DATA」(2015)
一言:約一ヶ月後にライブ会場限定販売されたシングルとオケ自体は同じと思われる。特効(炎)が乱舞するイントロ、小室の手による非音楽的なシンセ音が連打されるアウトロと、アディショナルな部分が増し増しのバージョン。1989年バージョンが「LIVE HISTORIA T」DISC 2に収録。
10.SEVEN DAYS WAR
公演データ:1994年5月18日/東京ドーム
ライブ名:TMN 4001 DAYS GROOVE ※ブックレットでは「final live LAST GROOVE 5.18」とあるが、これは映像作品名
オリジナル収録:14thシングル(1988)
初出映像:「final live LAST GROOVE 5.18」(1994)
一言:終了ライブ初日のアンコールにて、メンバー三人のみの演奏編成。実際は2コーラス目のAメロで宇都宮が歌詞を大胆に間違えたらしいのだが修正されているのは映像作品と同じ。「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第20位。
11.Fool On The Planet
公演データ:2015年3月22日/横浜アリーナ
ライブ名:TM NETWORK 30th FINAL
オリジナル収録:「Self Control」(1987)
初出映像:「TM NETWORK 30th FINAL」(2015)
一言:「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第3位。本作発売時点でTM NETWORK名義での有観客ライブで最後に披露されたテイク。「M」盤でのラストの配置は恐らくそれを意識したものと思われる。
以上、「T」盤全24曲、「M」盤全23曲の各曲レビュー、これにて完了となりました。
さて本作の総評ですが、「Gift from Fanks」の時とは異なり、ライブ投票の結果が収録曲に完全に反映されたわけではなく参考程度ということで、結局あの投票企画何だったの?というのが最初の感想(苦笑)。またSONY時代、avex時代ごとにセパレートしたわけではなく時系列も混ぜこぜで、収録年代は違っても「T」「M」盤両方に収録されている曲も結構多く(10曲重複)、わざわざ各2枚組にしなくても良かったんじゃないかな…とも思っていたのですが、いざ聴いてみると「17 to 19」をはじめとした若干の未商品化音源、SONY時代のリミックステイクなど、既出音源との違いを比較するのは結構面白い…というコアな消しゴムファンならではの楽しみ方ができた作品でした。
…しかし、相変わらず小出しの未発表音源、音があるということは映像もあるんじゃないか…と期待してしまうのがファンの性。もう出し惜しみせずに、2024年のデビュー40周年辺りに記念企画で大放出してもらいたいものです。
そんなこんなで(ようやく)再起動を果たしたTM NETWORK。まずは今月末からの全国ツアーから完全稼働開始でしょうか。個人的には新曲「How Crash?」の配信かフィジカルシングルでのリリースを願ってやみません、と記して本企画の締めとさせていただきます。
音源データ&一言レビュー DISC 2編
※公演データ・ライブ名は封入ブックレットを参照しています。
01.RHYTHM RED BEAT BLACK
公演データ:1991年3月7日/国立代々木競技場第一体育館
ライブ名:RHYTHM RED TMN TOUR
オリジナル収録:「RHYTHM RED」(1990)後に23rdシングルとしてカット
初出映像:なし
一言:1991年2月の仙台公演のテイクの一部を収録した「WORLD'S END I」(1991)とは会場違いの初商品化音源。オリジナル+英詞リメイク版(ver.2.0)を合体させたようなアレンジになっている。次の曲への兼ね合いかフェイドアウトで終わる。2015年バージョンが「LIVE HISTORIA T」のDISC 1に収録。昨年秋にSONYの特設サイトで行われた「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第14位。
02.Come on Let's Dance
公演データ:1988年3月16日/代々木オリンピックプール
ライブ名:TM NETWORK KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
オリジナル収録:6thシングル(1986)
初出映像:なし
一言:初商品化音源。以降のライブではバージョン違いでの演奏機会が多くなるので、ロック色の濃いオリジナルバージョンの進化形としてはこの辺りで極まった感じか。
03.Alive
公演データ:2014年12月10日/東京国際フォーラムホールA
ライブ名:TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30
オリジナル収録:「QUIT30」(2014)
初出映像:「TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30 HUGE DATA」(2015)
一言:既出映像・音源だが、上記映像作品の初回限定盤に収録されているテイクであり、現在では初回限定盤にはプレミアム価格が付いているので結構貴重音源である。「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第18位。
04.BEYOND THE TIME
公演データ:2014年5月20日/東京国際フォーラムホールA
ライブ名:TM NETWORK 30th 1984〜 the beginning of the end
オリジナル収録:13thシングル(1988)
初出映像:「TM NETWORK 30th 1984〜 the beginning of the end」(2014)
一言:小室哲哉のものと思われるピアノやシンセのアドリブが強調されているテイク。1988年バージョンが「LIVE HISTORIA T」DISC 1に収録。
05.Kiss You
公演データ:1988年3月16日/代々木オリンピックプール
ライブ名:TM NETWORK KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX
オリジナル収録:11thシングル(1987)
初出映像:「FANKS the LIVE 2」(1989)
一言:「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第25位。2014年バージョンが「LIVE HISTORIA T」DISC 2に収録。どちらも「humansystem」(1987)収録の「more rock」バージョンに近いという共通項が。
06.THE POINT OF LOVERS' NIGHT
公演データ:1991年2月22日/仙台イズミティ21
ライブ名:RHYTHM RED TMN TOUR
オリジナル収録:21stシングル(1990)
初出映像:なし
一言:1991年3月の代々木公演のテイクを収録した「WORLD'S END II」(1991)とは会場違いの初商品化音源。同じツアーの演奏ということでアレンジもほぼ同じで両者に大きな違いはない。
07.Green days 2013
公演データ:2013年7月21日/さいたまスーパーアリーナ
ライブ名:TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-
オリジナル収録:39thシングル(2013)
初出映像:「TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-」(2013)
一言:ライブ開催当日に会場販売されたスタジオ録音バージョンとほぼ同じだが、宇都宮隆のボーカルの生っぽさ(?)はこちらが上。
08.WILD HEAVEN
公演データ:1994年5月19日/東京ドーム
ライブ名:TMN 4001 DAYS GROOVE ※ブックレットでは「final live LAST GROOVE 5.19」とあるが、これは映像作品名
オリジナル収録:26thシングル(1991)
初出映像:「final live LAST GROOVE 5.19」(1994)
一言:CD版「final live LAST GROOVE 5.19」にも同一音源収録。スタジオ録音版にあったやや長めのイントロが省略、Aメロの最後でハモリが追加されたのが熱い。「LIVE HISTORIA T」のDISC 1に2014年バージョンが収録。
09.Get Wild 2014
公演データ:2015年2月8日/さいたまスーパーアリーナ
ライブ名:TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30 HUGE DATA
オリジナル収録:41stシングル(2015)
初出映像:「TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30 HUGE DATA」(2015)
一言:約一ヶ月後にライブ会場限定販売されたシングルとオケ自体は同じと思われる。特効(炎)が乱舞するイントロ、小室の手による非音楽的なシンセ音が連打されるアウトロと、アディショナルな部分が増し増しのバージョン。1989年バージョンが「LIVE HISTORIA T」DISC 2に収録。
10.SEVEN DAYS WAR
公演データ:1994年5月18日/東京ドーム
ライブ名:TMN 4001 DAYS GROOVE ※ブックレットでは「final live LAST GROOVE 5.18」とあるが、これは映像作品名
オリジナル収録:14thシングル(1988)
初出映像:「final live LAST GROOVE 5.18」(1994)
一言:終了ライブ初日のアンコールにて、メンバー三人のみの演奏編成。実際は2コーラス目のAメロで宇都宮が歌詞を大胆に間違えたらしいのだが修正されているのは映像作品と同じ。「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第20位。
11.Fool On The Planet
公演データ:2015年3月22日/横浜アリーナ
ライブ名:TM NETWORK 30th FINAL
オリジナル収録:「Self Control」(1987)
初出映像:「TM NETWORK 30th FINAL」(2015)
一言:「ベスト・ライブ・パフォーマンス」投票では第3位。本作発売時点でTM NETWORK名義での有観客ライブで最後に披露されたテイク。「M」盤でのラストの配置は恐らくそれを意識したものと思われる。
以上、「T」盤全24曲、「M」盤全23曲の各曲レビュー、これにて完了となりました。
さて本作の総評ですが、「Gift from Fanks」の時とは異なり、ライブ投票の結果が収録曲に完全に反映されたわけではなく参考程度ということで、結局あの投票企画何だったの?というのが最初の感想(苦笑)。またSONY時代、avex時代ごとにセパレートしたわけではなく時系列も混ぜこぜで、収録年代は違っても「T」「M」盤両方に収録されている曲も結構多く(10曲重複)、わざわざ各2枚組にしなくても良かったんじゃないかな…とも思っていたのですが、いざ聴いてみると「17 to 19」をはじめとした若干の未商品化音源、SONY時代のリミックステイクなど、既出音源との違いを比較するのは結構面白い…というコアな
…しかし、相変わらず小出しの未発表音源、音があるということは映像もあるんじゃないか…と期待してしまうのがファンの性。もう出し惜しみせずに、2024年のデビュー40周年辺りに記念企画で大放出してもらいたいものです。
そんなこんなで(ようやく)再起動を果たしたTM NETWORK。まずは今月末からの全国ツアーから完全稼働開始でしょうか。個人的には新曲「How Crash?」の配信かフィジカルシングルでのリリースを願ってやみません、と記して本企画の締めとさせていただきます。
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