ここ数年のコロナ禍でライブにも全く足を運んでおらず、実に2年4ヶ月ぶりとなるライブ観戦。
 DEENのバンドライブツアー、LIVE JOY-Break24のセミファイナル、東京2daysの初日に参加した、久々の現地ライブレポートです。
 既にツアーは終了していますのでネタバレ全開です。


DEEN LIVE JOY-Break24 〜mirror ball〜
2022年5月12日 Zepp DiverCity


 今を遡ること約2年4ヶ月前、最後に現地でライブを観戦したのが今は無きZepp TokyoでのDEENのBreak22。
 ちょうど新型コロナウィルスが世間一般に蔓延しつつあるギリギリの時期でしたが、Break22自体は無事に完走。その後コロナが全国的に猛威を奮い緊急事態宣言が発令され、アーティストのライブ活動自体が封じられた春先は制作期間だったため直撃を受けず、同年夏のリゾートライブは無事開催、翌年1月からのBreak23は再度の緊急事態宣言を受けて4月からに延期して7月まで開催、続いてビルボードライブが8〜9月に開催と、ファンクラブの温泉ツアー以外は公表したライブは何とか中止にせずに催行してきたDEEN。
 2022年は1月の軽井沢ライブの開催後に今回のBreak24の開催が発表。こちらも延期や中止もなく、4月末から大阪・福岡・宮城を回り、無事に5月13日の東京ファイナルで大団円を迎えた模様。
 筆者が参加したのはその前日、5月12日の東京お台場Zepp DiverCity公演。一度2019年の秋にKANをここで観たのが初めてのDiverCityで今回ここに来るのは2回目。座席はチケットぴあの一般販売で発売日より後に購入(なぜ遅れて購入したのかは後述)したので、2階席の一番後ろの列でした…が、ステージ全体を俯瞰できて個人的にはかなりの良席でした。

 開演時刻の18時30分、ほぼ定刻でライブ開始。


1.ずっと伝えたかったI love you(2015年シングル)
 オープニングはツアータイトルのミラーボールに相応しいダンスナンバーで幕開け。冒頭で何が来るかは予想していなかったのですがこれはなるほどと。演奏はシングルバージョンをバンド用に置き換えたアレンジでした。

2.STRONG SOUL(2004年シングル)
 ポジション的には終盤のメドレーコーナーでショートサイズ…というのが定番の曲がこの位置で登場。フルサイズでの演奏は2014年武道館以来?
 なお、「緑の光踊り出す」の歌詞の通りライティングは緑が多め。今回は曲の展開に合わせて(たぶん)遠隔操作で複数の色を出したり、ステージ、客席をグルグル回転して照らす小さいライトが沢山あって、他の曲でも賑やかな光の演出が多かったです。

3.Brand New Wing(2011年シングル)
 2015年武道館以来のフルサイズでの演奏。DEEN史上で1、2位を争う振付難度の高い曲で、振付はやらないで観ている派(?)の筆者としては傍観してしまうのですが、楽曲的には好きな曲なのでフルで聴けて良かったです。一方、今回は池森氏はユラユラ揺れているだけで本格的には踊らず、サビでも振付は最後のフレーズだけ(「Brand New Wing〜♪」で人差し指を突き出すところから)という意表を突いた展開に!

4.Memories(キセキversion)(2005年セルフカバーアルバム「DEEN The Best キセキ」)
 この辺でそろそろ恒例の「このまま〜」タイムかと思いきや、アップテンポ曲を続投。今回はバンドメンバーにサックスのヒロムーチョ氏がいるからか、珍しくキセキversion。キーもキセキ版。

5.君さえいれば(1998年シングル)
6.ひとりじゃない(1996年シングル)
 いつもは中盤過ぎに出てくる起爆剤的な代表曲を連打。この時はこんなに早くやっちゃうの?コロナで公演時間が短めらしいから曲数減らして巻きの進行か?と結構不安になりました(苦笑)。
 「君さえいれば」は2018年の武道館以降、ここ数年でフルでの演奏が増えましたね。

7.このまま君だけを奪い去りたい(1993年シングル)
 ここで「僕達DEENと皆さんを繋いでくれた大事な曲」と紹介しての超定番曲。オリジナルアレンジの原キー披露(今回は1番の「信じていたいよ〜♪」の「て〜♪」が裏声)にも慣れてきて、違うバージョンもたまにはやればいいのに…とか思ったりもしますが、原曲そのものが聴きたいお客さんもいるだろうし、これで良いのかも。

8.夢であるように(1997年シングル)
9.永遠の明日(2008年シングル)
 テイルズシリーズ関連曲を続けて2曲。「永遠の明日」も結構演奏頻度がありますが、テイルズ曲では冷遇気味の「ミライからの光」もたまには演奏して欲しいと思うのですが…。

10.OCEAN(2004年7thアルバム「ROAD CRUISIN'」)
 この曲が始まる前に会場のお客さんが一斉に座ったので、「ここでバラード曲だな」とは思いましたが、発売直後の野外ライブとレコ発ツアー(Break9)以降全く演奏されなかった超レア曲がここで登場!!
 …冒頭の「遅れてチケットを購入した理由」はまさにこれ。ライブ告知された当初は平日開催だし行くかどうか迷っていたのですが、ツアー開始直後にネットでエゴサーチした時に「OCEANを演奏した」という情報を目にしてそれなら行かねば!と思い立ち購入に踏み切ったという経緯があったのでした。
 あのピアノのイントロが奏でられた途端「おお〜ついに来た!」と鳥肌。本ツアーのコンセプト(ダンスとか振付とか)からは外れる純バラードだと思うのですが、レア曲ポジションとしての久々の抜擢でしょうか。この曲の肝であるギターソロですが、原曲を侑音氏が完璧にコピー。この曲ばかりは膝に手を置いて心して聴きました(笑)。

11.Power of Love(2000年シングル)
 この曲もフルサイズは久々(2004年の野外以来?)ましてや原キーでフル披露となると2000年のBreak5まで遡りますか。会場に吊り下げられているミラーボールも回り出してファンキーな雰囲気に。なお間奏のキーボードソロは何故かありませんでした(笑。ギターかサックスのソロだったような)。

12.瞳そらさないで(1994年シングル)
 超定番曲。各サビの一部とラストサビの一番最後の部分が裏声でした。今回はアップテンポかつキーの高い曲が多くて、池森氏が曲によっては決死な感じでした(ちゃんと歌えてはいました)。

13.mirror ball(2022年配信シングル)
 リズム隊(ドラムス北村氏、ベース石田氏)を中心としたジャズっぽい生演奏のインターリュードを挟んで、配信開始直後の新曲。この曲から山根氏はショルダーキーボード、池森氏も衣装チェンジ+サングラス装着(サングラスはこの曲のみ)。ステージ映えする曲です。

14.Dance with my Music(2009年9thアルバム「DEEN NEXT STAGE」)
15.リトル・ヒーロー(2009年9thアルバム「DEEN NEXT STAGE」)
16.Good Good Time!!(2004年7thアルバム「ROAD CRUISIN'」)
17.君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている(2014年シングル)
18.千回恋心!(2015年シングル)
 通称「ロックメドレー」(だったはず)。各曲1コーラス+間奏+ラストサビが基本の短縮バージョン。全曲に共通するのが、歴代のLIVE JOYで終盤の盛り上げゾーンのクライマックスを担っていた振付やタオル回し有りの楽曲。これが一堂に会するとさすがに圧巻。なお「千回恋心!」は池森氏いわく「自分でも踊り切れない!皆さんのほうが振付憶えてますね!」とのこと(笑)。

19.心から君が好き 〜マリアージュ〜(2012年シングル)
 「皆さん座ってください」という池森氏のMC有。最後の曲、という振りをして曲紹介をしてからの演奏。「Ballads in Love」バージョンのストリングスイントロから始まり、原曲のギター、「Ballads〜」のストリングス(のオケ)に、エレピ、ベース、ドラム、サックスが加わるバンドでの進化バージョンでかなり感動的。今回のライブで一番良かった曲はこの曲かも。


 本編終了で20時ちょうど。この後若干の間を空けてすぐにアンコールがスタート。
 久々に上海ロックスターの影ナレが始まるという何だか懐かしい導入(笑)。ちなみにシャン様は今年で78歳だそうです。この日一番の衝撃でした(笑)。 

20.LOVERS CONCERTO 〜上海ロックスター Episode2〜(2011年12thアルバム「Graduation」)
 「今回のテーマはディスコということでこの曲行くぜ〜!」みたいなシャン様の煽りで始まったので、「DANCE FEVER」か?と思ったのですがロック色の強いこの曲。選曲理由はあの妙な振付が決め手だったのでしょうか(笑)。かつてのようなカラオケではなく生演奏でした。

21.TO THE TOP/OZZ
 ここで「池森からのお願い!」ということで、池森プロデュースで6月1日にデビューする男性二人組・OZZのお披露目。ボーカル、ボーカル兼ピアノという編成に、DEENバンドがサポート。「眠ったままの情熱」っぽい前向きなアップテンポナンバーでした。

 ここでアンコールの定番・ライブグッズ紹介コーナー。
 …と言っても、エプロンとツアーパンフ以外は売り切れというさすがツアー終盤ならではの展開に。あとここで今回のスポンサー・東名古屋画像診断クリニックの紹介もしていました(ライブ前に会場でリーフレットも配布)。メンバー二人とも人間ドッグを検診して、特に異常はなかったとのことでした。

22.coconuts feat.butterfly(2016年16thアルバム「バタフライ」)
 「トロピカルな曲で〜」というMCからのスタートでしたので予想通りのこの曲。ですが、シングルのfeat.kokomoではなく、「バタフライ」収録のスカアレンジ・feat.butterflyでの披露。各サビも「バタフライで行こう〜♪」と歌っていました。

23.Smile Blue(2007年クラシックスシングル)
 アンコールラスト。ですが恒例の「最後の曲です」が無しでイントロが始まったので、この後でもう1曲あるかな?という感覚のままエンディングになだれ込み。この辺はちょっと消化不良でした。


 各サポートメンバーの紹介、ラストの挨拶、客席を背にしての写真撮影を終えて、終演時間は20時40分過ぎぐらい。さすがにコロナ前のBreak22(約2時間半)よりは短かったですが、体感的には本編のMCを最低限にとどめ、曲が次から次へとガンガン演奏されていったこともあり、結構満足、あと1〜2曲ぐらいはフルで聴きたかった、というのはあり腹七分目ぐらいまではいったかな?という感じでした(笑)。.


全体の感想
 総括すると、前半は従来では終盤の盛り上げゾーンに持っていくような代表曲を連打、後半は歴代振付曲の総集編、アンコールは久々来日のシャン様や池森プロデュースお披露目コーナーなどの番外編という三部構成といったところ。
 従来のLIVE JOYではオーディエンスの歓声も演出の一部になっていたわけですが、近年のコロナ禍によって声を出すことが禁じられた(あと写メコーナーも廃止)のを逆手にとって、では振付で盛り上がろう!というコンセプトは結構会心の案だったのではないかと。筆者は先述の通り振付はやらないで観ている派ですが、振付のある曲=盛り上がり曲ということで自然に身体は動くし、歴代のLIVE JOYを彩ってきた振付ソングの連発は「あ〜懐かしいなこの曲」と思わせてくれるに十分でしたし、ステージ側から見ても振付で客席が一体になっていたのを感じられたのではないでしょうか。
 あとは…何といっても「OCEAN」の18年ぶりの披露ですね。マニアックナイトでも演奏されず、何で今まで頑なに封印してたの?というぐらい冷遇されていた曲だったのですが、今回は純バラードが圧倒的に少ない中、アルバムリード曲らしい存在感を見せつけてくれました。この曲以外には一度生で演奏してほしかった!みたいな超レア曲は今回は特に披露されなかった(あとは「Brand New Wing」が久々にフルで聴けて良かったぐらい)ので、満足度的にはBreak22には負ける(というかあのツアーのセットリストが凄すぎた)のですが、トータル的には楽しい時間を過ごさせてもらいました。そして、改めてやはりライブは現場で観るのが一番だなと。

 MCで「明日は撮影」とか「DVD用に」とかの匂わせ発言が連発されていたので(笑)恐らく翌日のファイナルが撮影され、そのうちに映像商品化されることでしょう。Break23はあまりの収録時間の短さに唖然としたのですが、今回はグッズ紹介のMC等を削ってもフル収録で1時間半は超えると思いますので、発売アナウンスを楽しみに待ちたいと思います。

 今後のDEENですが、7月から10月まで47都道府県ツアー、その直前の6月29日には久々のフィジカルシングルがリリースとのこと。そして、デビュー30周年を迎える来年2023年には「おそらく武道館でお祝いすることになる」(MCより)そうなので、個人的な目標としては、今度は行くことができるように…スケジュール調整を頑張ります(笑)。なるべく早めに日程を発表して欲しい…。


【おまけ】
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 会場入りの際に貰ったチラシより、蕎麦森池森氏の新刊近日発売のお知らせ。
 出版先の小学館から花輪が届いていました。