
1997年の「夢であるように」、2008年の「永遠の明日」、2013年の「Future」、そして2019年の「ミライからの光」と、テイルズシリーズ関連のタイアップソングに起用されてきたDEENのテイルズ関連作第5弾楽曲。本楽曲はスマホゲームの「アナザーエデン」とのコラボレーションコンテンツのテーマソングとのことで、初のタイアップ付き配信シングルということに。
作詞は池森秀一、作曲は山根公路、編曲はライブでのギターサポートも務める侑音が担当という、DEEN二人体制以降の定型パターンでの制作。冒頭の歌詞で「夢か現実なのか 光る猫が現れ」といきなり耳を惹くファンタジックなフレーズが飛び込んできたり、「空が割れる」「時空を超えてエデンの園に飛び立とう」等々、タイアップ先を強く意識したと思われる歌詞が何とも壮大。「Future」も「ミライからの光」も地球守護系(?)のスケール大きめの歌詞でしたが、本作は字面を追っても他の意味を見出せない
加えてドラマチックなメロディー、オケも詞曲に引っ張られるかのように、バンドサウンドに派手なストリングスが彩りを添え、ギターソロも展開されるなど終始ダイナミックに展開。総じてクライアントのニーズに全力で応えたような楽曲で、まあ通常のDEENの曲とは世界観がちょっと違うけどこれはこれで、という感想ですが、これが後にオリジナルアルバムに収録されたら多分浮くだろうなぁ…とは思います(苦笑)。
DEENは来たる1月20日にカバーアルバムをリリース、直後から全国ツアー・LIVE-JOY Break23がスタートし、ツアー期間中には東京ドームでバンダイナムコのフェス(テイルズの縁でしょう)にも出演する予定だったのですが、どちらも1月初頭の緊急事態宣言発令に伴い延期が決定。中止ではなく延期なのが救いですが、無事に開催日が決まり催行されることを願ってやみません。
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