10月からの消費税増税前に、かねてから気になっていたBluetoothイヤホンを購入。
 二週間ほど使用してみました。その感想です。
 外出の際に必ずといっていいほど持っていくウォークマン。
 ウォークマン本体から有線式のイヤホンで耳に…という生活をこれまでずっと続けていましたが、ここ数年ワイヤレスにも興味を持ち始め、何かのきっかけで一度使ってみたいと思っていたところの消費税増税(苦笑)。
 ということで、駆け込み需要で試しに購入してみたのが以下のモデルです。

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アンカー・ジャパン製/第2世代 Soundcore Liberty Neo ※2019年8月発売

 ワイヤレスイヤホンの相場を調べると、価格はピンキリでびっくりするほど高いものも安いものもあり(笑)、どれにするか迷ったのですが、5,000円程度のこちらを。「第2世代」とあるように、第1世代は昨年発売されたものの改良版のようです。
 アンカーはモバイルバッテリーで有名なメーカーらしいですね。筆者もモバイルバッテリーはアンカー製品を使っており、バッテリー持ちが大変が良くのは実感済み。発売直後のレビューでも音質が…というレビューは見当たらなかったので、こちらを購入してみました。

 商品内容は写真の充電ボックス(中にイヤホン収納)、イヤーピース、イヤーウイング、充電用のUSBケーブル+説明書と大変シンプル。
 説明書は13ヵ国語対応でした。

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 こういう形のイヤホンが入っているわけです

【使用方法】
 1.イヤホンを入れた充電ボックスをUSBケーブルに繋いで充電。フル充電は2〜3時間ぐらい。
 2.イヤホンをケースから出し、ウォークマン本体(SONY NW-S786)の「Bluetooth設定」でペアリング。一回登録しておけばOK。

 以上。思ったより簡単でした(笑)。

【装着感】
 最初は若干の違和感がありましたが、カナル式のイヤホンに元々慣れているのでそれほど抵抗はなし。イヤーピースは四種類あり、耳の穴の大きさに合わせて付け替え可能。このイヤーピースの装着部分は汎用のようで、他のメーカーのイヤーピースも付けられそうです(ただし他メーカーのイヤーピース装着状態では充電ケースにジャストで入らなくなる可能性も)。

【音質】
 フラットの状態だと高音・低音があまり強調されない中音域メインの聴こえ心地に。これでも悪くはないのですが、ウォークマンの「Bluetooth設定」の「サウンドエフェクト」をオンにすると、立体的に聴こえるようになりました。街なかで聴く分には十分な音質。

【接続】
 自宅で聴く分には音飛び等は全くなし。街で聴く場合は、車がひしめく環状通りや多くの人が集まる駅のホーム(特急や急行が止まる大きな駅は特に)での移動の際はブツブツと切れることもしばしば。
 電車に乗っている間はそれほど音飛びはせず。先日、渋谷から横浜までを結構なスピードで飛ばす電車に乗りましたが、特に音飛びはしませんでしたので、移動速度の速さで音飛び、ということはなさそうです。

【イヤホンの操作性】
 イヤホンから可能な操作はイヤホン電源オンオフ、再生オンオフ、次の曲へ飛ばし/戻し機能。充電ボックスからイヤホンを出すと自動的に電源が入り、ボックスに戻すと自動的に電源がオフになります。
 ボリュームを変更する機能はないので、これは本体から操作が必要。イヤホンにもボリュームの上げ下げが可能なモデルも他メーカーから出ているのですが、筆者の場合はウォークマンをストラップで首から下げて使っているので、特に問題はありませんでした。本体をカバンに入れて使いたい人にとってはネックかも。

【スマホとのペアリング】
 現時点ではあまり使う予定はありませんがiphone6Sともペアリング。こちらも特に問題なし。将来的にイヤホンジャックがない近作のiphoneに買い換えてからは使うようになりそう。

【二週間使っての雑感】
 有線ケーブルゆえの煩わしさが無くなるのは便利。その一方でBluetoothは本体の再生持続時間が有線接続時の半分になる(NW-S786の場合)のが欠点といえば欠点。なんと、イヤホンのバッテリー(ケース併用最大20時間)よりも早くウォークマンの電池が尽きました。イヤホンも小さいので慎重に扱わないとコロっと転がして紛失、という可能性もあるので気を付けないと。
 音質としては前述通りで個人的にはベターかと。元々ワイヤレス=音質はある程度大目に見てね的な先入観があるので、有線並みの高音質で聴きたい場合はそれ相応の予算を使ったほうがいい、ということですね。
 二週間使用時点ではなかなかのコストパフォーマンスではあるかな、と思いました。