tmvideos 2019年5月22日、TM NETWORK活動35周年を記念して、1984年のデビューから1994年の「終了」までの10年間にリリースされたライブビデオ作品をBlu-ray化、加えて2枚の初商品化ライブディスクを含めて全10枚、定価30,000円+税というメモリアルボックスがリリース。本ブログを閲覧されている方はご存知だと思いますが(笑)熱心なTMファンである筆者も当然購入を決め、先日無事に商品が届きました。大型ボックスなのでどうやってレビューしようかと思いましたが、「Blu-ray Review Extra」として数回に分けて変則的にレビュー。第1回の今回は【開封編】です。「続きを読む」からどうぞ。
TM NETWORK THE VIDEOS 1984-1994【開封編】

 EPIC/SONY在籍時の各ビデオ・LD作品は、DVD市場拡大期の2000年に数点、デビュー20周年の頃(2004〜2005年)にMV集等も含めまとめてDVD化されていますが、Blu-ray化されたのは昨年の「FANKS CRY-MAX」の2018年版リマスターが初めて。今回はそれを除いた過去の8作のライブ作品+1988年にNHK総合でオンエアされた東京ドームライブ「T-MUE-NEEDS STARCAMP TOKYO」の初商品化、1985年に開催されたライブ「DRAGON THE FESTIVAL TOUR」フルライブの初公開商品化をひと箱に収めた仕様になっています。

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開封したところ

 なかなか大きそうに見えますが、コンパクトなBlu-ray用のケース×10枚分のスペースなのでそれほど置き場に困らない印象。
 なお、一番手前の「TM NETWORK THE VIDEOS〜」と書いてある黒いパーツはてっきりブックレットか何か…と思いきや、厚紙のスペーサー。取り出して裏返すと以下のような表記が。

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右上部分にご注目

 昨年リリースの「FANKS CRY-MAX」のBlu-rayを収納できるスペースを空けておいたとのことです。これは商売上手いなぁSONY、持ってない人も「〜CRY-MAX」を欲しくなっちゃいますよね(笑)。でも「〜CRY-MAX」のリマスターDVD版を買っちゃった人はどうすればいいんだろう(←筆者)


【装丁など外観的なデザイン】
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 過去の作品は基本的にはDVD化された際のパッケージデザインをインナーも含めて踏襲。ボックスセットによくある「デザインの統一」はなしで、このままバラ売りもできそうな感じ。ボーナスディスク2枚については当然ながらデザインも新規(上の写真参照)。こちらは結構比較的シンプルなデザインに落ち着いています。


【既発作品との違い】
 今回は発売に際して販売公式ページで「最新技術によりレストア・リマスタリング」を謳っていることもあり、ボーナスディスクのケースの中に封入された両面印刷のペラ紙の中に、各ディスクのリマスターエンジニアの名前などが詳細にクレジットされています。
 Blu-ray化にあたって変更点が見られたのは(他にもあるかもしれませんが筆者が確認する限りでは)以下のディスク4枚。

「KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX」
 ※ラストに「CAMP FANKS!! '89」の予告があったのがカット
「CAMP FANKS!! '89」
 ※サブタイトルに「at YOKOHAMA ARENA 2014 EDITION」の表記がある通り、1989年にリリースされた同名作品ではなく、2014年にリリースされた「CAROL DELUXE EDITION」DVDに収録の公演映像を収録。よってパッケージデザインは既発作品(「FANKS the LIVE 3」)を基調にしたものだが中身は完全に別物
「TMN final live LAST GROOVE 5.18」「同 5.19」
 ※事前のアナウンス通り、5/18の「RAINBOW RAINBOW」再編集、5/19の「GET WILD '89」を追加収録、「YOU CAN DANCE」再編集


【誤表記・気になった点など】
 ネットニュースなどの事前情報では「10枚のディスクに総再生時間1088分収録」と書いていましたが、発売直後に販売公式ページに「DISC 6「TMN EXPO ARENA FINAL」<115分>)の収録時間を間違えて2回カウントして総再生時間を記載してしまった」という旨のお詫び文章が掲載(現在は消滅)。ということで実際の総再生時間は973分ということに。
 さらに、ボーナスディスクのチャプター付与にミスがあったとか。これについては無償交換してもらえるようです。
 あと細かいところなんですが、「CAMP FANKS!! '89」のパッケージ裏の作詞クレジットがちょいちょい間違ったりしている(一例:「KISS YOU」「Be Together」の作詞が小室哲哉と表記※正しくは小室みつ子)のを発見したのですが、これは修正アナウンスとかはナシなんでしょうか…。


 ということで色々書いてしまいましたが(苦笑)、以上【開封編】でした。
 数作ずつまとめての映像レビューは後日の続編で。