2019年1月23日発売、インストユニット・→Pia-no-jaC←7枚目のオリジナルアルバム(公式サイトの通算アルバムカウントとしては17枚目)。全7曲入りの通常盤、2枚のライブDVDを加えた初回限定盤の二形態に加え、発売一週間前の1月16日にはヴィレッジヴァンガード盤としてCD+MV、メイキングDVDが付属の限定盤も先行発売。本エントリーでは通常盤のレビューとなります。企画盤やクラシックカバーといった定例ワークを挟んで、前作オリジナルから約3年ぶりというのは過去最長。リリース自体も昨年4月のCDデビュー10周年記念ベスト以来と、結構インターバルを空けての新譜リリースとなった本作でまず目を引くのは、タイトルの「JAPANESQUE」を体現しているかのような和風イラストのCDジャケット。発売時のインタビューによると、ピアノとカホンのみで世界中を回ってきたPJの二人が、「和」(=日本風、ということ?)を意識して制作したとのこと。楽曲タイトルも彼らのオリジナル曲は英語タイトルが基本的には多いのですが、今回は前述のコンセプトを反映してか、「忍」「追憶」「ふるさと」など、珍しく日本語タイトルが全体の約半分を占めています。
さて、「和」のテイストなのですが、冒頭の「MA・TSU・RI」が最も象徴的。いわゆる日本的なメロディーを繰り広げる両者の演奏に加え、恒例(?)の掛け声も、タイトルに因んでか某東北地方の祭りのお囃子を一大フィーチャーしているなど、まさにジャパネスク!というリード曲。この曲のインパクトがあまりに強く、ここまで露骨に日本を意識した楽曲は本作には登場しないので、リード曲独り勝ちという感じ(笑)。後半になるとメインテーマからやや離れたような「Primitive」、インタビューでも語られているように前作オリジナルの続編的な「追憶」など、割りといつものPJになっていく…という感じで、コンセプト完全徹底というわけではないので、全編ガチガチの和風サウンド、というのを期待して聴くと最後のほうは「結構いつも通りだな」という感想でした(笑)。
これまでと変わった点としては、今回の収録曲は1曲の中に起承転結がきっちりしている曲が多く、各曲の演奏時間も比較的長い(全7曲でトータル40分超え)ので、形態としてはミニアルバムですが、組曲的な構成の曲もあり、体感的にはオリジナルアルバム的な満腹感がありました。
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