2018年3月7日発売、スリーピースピアノトリオ・H ZETTRIOの通算4作目のオリジナルアルバム。前作同様「DYNAMIC FLIGHT盤」「EXCITING FLIGHT盤」の二種形態で発売され、配信シングル「NEWS」「Fiesta」「Zディスカバリー」「SEVEN」「MESHI KUTTE YEAH!」「DERBY 〜栄光の道しるべ〜」「What's Next」を含む全12曲の本編は共通、13曲目にボーナストラックとしてそれぞれ別の音源が収録。本エントリーは「DYNAMIC FLIGHT盤」のレビューとなります。
コンセプトアルバムとして昨年末にリリースしたクリスマススタンダード曲のカバーアルバムとは対照的に、本作は既存の配信シングル7曲+新曲5曲(+α)を1枚のアルバムに構成した、といった趣。インタビューでも、特にアルバムコンセプトはなく、シングル曲も出来上がった曲から積極的に配信している、ということをメンバーが発言しており、総じての印象はこの1年間の活動記録集といったところ。
表題曲「Mysterious Superheros」のような勢い重視のテクニカルな曲が中心で、ピアノトリオの枠に何かを追加してバリエーションを増やすことに腐心しているような曲はほとんどなく、そういった意味では前作よりも音楽性の幅は狭めかも。ただ、このトリオはピアノが突出して主役というわけではなく、ベース、ドラムスにも長いソロパートが用意され、時には三人で同時ソロ(のようなもの)を奏でるような瞬間もあるのが「音の対話、対決」という感じで聴いていて面白かったです。
「DYNAMIC FLIGHT盤」のボーナストラックは、本編収録曲「What's Next」の昨年末の北海道でのライブ音源。ホールの残響、曲中でのオーディエンスの手拍子、次第にヒートアップしていく演奏者のプレイボルテージなど、スタジオ録音とは異なった生ならではの雰囲気が楽しめるテイク。ライブアルバムも特殊な形態ではありますがリリースされているようで、そちらの方にも興味が出てくる内容でした。
コンセプトアルバムとして昨年末にリリースしたクリスマススタンダード曲のカバーアルバムとは対照的に、本作は既存の配信シングル7曲+新曲5曲(+α)を1枚のアルバムに構成した、といった趣。インタビューでも、特にアルバムコンセプトはなく、シングル曲も出来上がった曲から積極的に配信している、ということをメンバーが発言しており、総じての印象はこの1年間の活動記録集といったところ。
表題曲「Mysterious Superheros」のような勢い重視のテクニカルな曲が中心で、ピアノトリオの枠に何かを追加してバリエーションを増やすことに腐心しているような曲はほとんどなく、そういった意味では前作よりも音楽性の幅は狭めかも。ただ、このトリオはピアノが突出して主役というわけではなく、ベース、ドラムスにも長いソロパートが用意され、時には三人で同時ソロ(のようなもの)を奏でるような瞬間もあるのが「音の対話、対決」という感じで聴いていて面白かったです。
「DYNAMIC FLIGHT盤」のボーナストラックは、本編収録曲「What's Next」の昨年末の北海道でのライブ音源。ホールの残響、曲中でのオーディエンスの手拍子、次第にヒートアップしていく演奏者のプレイボルテージなど、スタジオ録音とは異なった生ならではの雰囲気が楽しめるテイク。ライブアルバムも特殊な形態ではありますがリリースされているようで、そちらの方にも興味が出てくる内容でした。
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