2017年12月20日発売、大黒摩季のオリジナル曲をセルフカバーしたdisc 1、洋楽曲のカバーを収録したdisc 2によるCD2枚組の企画アルバム。仕様はジュエルケースの通常盤、A4サイズの初回限定BIG盤の2種類存在しますが、収録楽曲は同一の全21曲。本作は元々2009年に初のセルフカバーアルバムとしてリリースされた同名タイトルの初回限定盤(以下、「元盤」)に今回リマスタリングを施し、更にdisc 1に1曲、disc 2に3曲新録を加えたパワーアップ盤。2016年にビーイングに復帰し、オールタイムベストに続きシングルも発売されている中の変則リリースという形ですが、この度ビーイングが元盤の発売元であったCAMエンタテイメントから版権を取得して再リリースした、といった経緯でしょうか。なお、今回ビーイングでの再発に際し、元盤での例のクレジットは消え、disc 1の表記に「All Words & Music by Maki Ohguro」と表記されているのはやはり、といったところ(苦笑)。
内容を見ていくと、disc 1は元盤発売当時のファン投票で選ばれたという10曲のセルフカバー+今回代表曲たる「ら・ら・ら -Christmas ver.-」を新録。原曲はデジタル寄りの攻めたロックアレンジが多かったのですが、本作は生音での演奏が中心。途中から拍子が変わる「Harlem Night」、オリジナルとは別の盛り上がりを見せる「あなただけ見つめてる」、本人の跳ねたリズムでのピアノ演奏による「STOP MOTION」などのアナザーアレンジが聴きどころ。先述の「ら・ら・ら」はラストに収録。ゆったりとした曲調の中、最後にチャイルドコーラスが登場したりと、ピースフルなバージョンに仕上がっています。
disc 2は元盤の初回限定盤では7曲だった洋楽カバー曲に「I CAN’T MAKE YOU LOVE ME」「YOU'VE GOT A FRIEND」「THE ROSE」の3曲を追加新録。こちらはバラード曲はストリングスが派手に盛り上げ、ミディアムは落ち着いた雰囲気で…という王道仕様でアレンジ的に特筆するところはあまり無し。強いて挙げればほぼ半数の曲に中西圭三、Skoop On SomebodyのTAKE、光永泰一朗・亮太の兄弟といった男性ボーカリストがフィーチャリングされ、大黒摩季とほぼ半分ずつパートを分けたコラボレーションが特徴でしょうか。
タイトル通りの深夜に向かう時間帯にお酒でも呑みながら…という雰囲気で、彼女の現在のファンのメイン層にマッチした(と思われる)2枚組でした。
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