2018年12月

2018年12月31日 12:08

 2018年も本ブログにご来訪いただきありがとうございました。

 今年は近所のTSUTAYAが相次いで閉店し、一番近いレンタルショップが電車で30分ぐらいのところ…という住居環境になってしまい、気軽に新譜を借りに行けず、その他諸般の事情もあり、この一年間じっくりと各アルバムを聴き込める時間が作れませんでした。
 更新に新譜のレビューが減り、旧譜のまとめレビュー的なものが増えたのもそれが理由です。
 ですので、ブログ開設以来、年末恒例行事としてその年のアルバム10傑を発表していましたが、今年はそういった発表は特にいたしません。
 おそらく、来年もその傾向のまま続くのではないかと思います。引き続き緩やかにお付き合いいただければ幸いです。

 大晦日は実家に帰省。カウントダウンなどの行事には参加せず、のんびりと新年を迎えたいと思います。
 それでは皆様、良いお年を。
 来年もよろしくお願いいたします。

 管理人 SASA 拝

2018年12月24日 14:50

tkattkak
 2018年6月27日発売、今年1月をもって自発的な音楽活動からの引退を表明した小室哲哉が、これまでに手がけてきた楽曲提供・プロデュース業に携わった楽曲の数々から100曲をセレクトし、「T盤」「K盤」のそれぞれ4枚組CDとして各50曲ずつ振り分けたコンピレーションアルバム。同時発売の「TETSUYA KOMURO ARCHIVES BOX」は、「T」「K」両盤に加え、これらに収めきれなかった楽曲14曲をボーナスディスクの「+盤」として同梱し、全曲解説ブックレットを封入した9枚組。今回は通常発売盤のレビューとなります。

 発売元は小室が現在所属のavexからですが、かつての所属のSONY系をはじめ、各レコード会社の協力を得て練り上げられた彼のプロデューサーとしてのオールタイムベスト、という趣。収録曲はディスク毎に時系列順に並べられており、てっきり「T」が活動前半、「K」が活動後半と分けられているのかと思いきや、上手い具合にシャッフルされており、時系列順で聴きたい場合は以下のような流れとなります。
 ・1980年〜1988年3月(「T盤」DISC 1)
 ・1988年7月〜1994年7月(「K盤」DISC 1)
 ・1995年2月〜1995年10月(「K盤」DISC 2)
 ・1995年10月〜1996年12月(「T盤」DISC 2)
 ・1997年1月〜2001年12月(「T盤」DISC 3)
 ・2001年12月〜2011年5月(「K盤」DISC 3)
 ・2011年5月〜2016年2月(「T盤」DISC 4)
 ・2016年3月〜2018年6月(「K盤」DISC 4)
 なぜこの分割にしたかの基準が若干謎なのですが(笑)、それぞれ独立してはいるものの、「T盤」「K盤」の2つを組み合わせ、順序立てて聴くのが理想の聴き方ではないでしょうか。

 さて、全100曲をレビュー…というわけにもいきませんので通史的にレビューを。今回収録された一番古い曲は1980年7月の「愛しのリナ」(Missオレンジ・ショック)。これが小室の初プロデュース作品だそうなのですが、当時の時代性があるとはいえこれは今聴くと相当お寒いトラック(苦笑)。続くTMの前身的なバンドで小室も一時参加していた「OH! ミステイク」(スピードウェイ)も、正直これじゃ売れないよな…というような手探り感が満載。転じて約6年後の出世作「My Revolution」(渡辺美里)以降は、徐々に小室メロディーが洗練されてきて、「Get Wild」(TM NETWORK)などのヒットシーンに爪跡を残した曲達が誕生。そしてTMを「終了」させ、プロデュース業に軸足を置き大成功を収めた時期の楽曲が次々と登場する中期のディスクでは、trf、篠原涼子、安室奈美恵、華原朋美、H Jungle with t、そしてglobeといったTKファミリーの面々が名を連ね豪華絢爛。特に「T盤」「K盤」共にDISC 2の充実ぶりには目を見張るものがあります。その後ピークが下火になりながらもある程度ヒットは出してはいましたが、やはりこの時期に勝るインパクトのある作品はないな、と思ってしまったのが正直なところ。

 そんな小室も21世紀に突入する頃には王道ヒット路線からマニア志向路線に傾倒したこともありヒット作が出せなくなり、やがて2008年には例の事件で逮捕に(2004〜2009年の作品が今回は一切含まれていないのがある意味すごい露骨^^;)。その後の復活作は最新ユニットのPANDORAも含めてCD約3枚分にわたって収録されているのですが、プロデュース全盛期の作品が選びきれないほどの充実さに比べると、こちらはちょっと選び過ぎ、という印象も。個人的には「22世紀への架け橋」(小室哲哉 VS ヒャダイン)が選ばれたのは嬉しいですが。まあ正直「小室哲哉って逮捕された後も活動してたんだ」みたいな認識のリスナーも存在すると思われるので、活動再開後も積極的にプロデュース業を行っていたという実績がここで示せた、というのは良かったかな、とも思います。

 プロデュース全盛期「だけ」を聴きたいリスナーには2000年のコンピ、もう少し踏み込んだ形で聴きたいリスナーには2006年のコンピ二部作(S盤a盤)があり、本作はそのボリュームも含めてライト層向けではない、小室の実績を深く知りたい人向け。100曲もあるとさすがに時間も体力も使いますので聴き時は計画的に(笑)。なおここで締めるのも何なので、最後に今回収録されなかった小室関連の楽曲の中から、管理人が選んだ10選を「続きを読む」にて書き記しておきます。ご興味のある方はどうぞ。続きを読む

2018年12月16日 11:52

fukumimi20th 2018年8月22日発売、オフィスオーガスタ所属のアーティストによるユニット・福耳の結成20周年を記念してのベストアルバム。全12曲収録。同日には初のオリジナルアルバム、上記二作品に豪華特典をセットした「福耳宝箱」も同時発売。

 元々は杏子・山崎まさよし・スガシカオの三人編成から始まった福耳。基本的に2〜4年程度の周期でシングルリリースが行われ、元ちとせやスキマスイッチ、秦基博、さかいゆうなどの所属後輩ミュージシャンも徐々に加入していったり、近年では事務所を退所したスガを除いたメンバーでも活動を継続していたりと、もはや総勢何名いるかさえ把握しづらいのが特徴でしょうか(苦笑)。不定期活動ユニット故にアルバムリリースもある程度シングルが溜まった2006年にシングル+コラボ集で初のアルバム、その後も2010年に企画アコースティックアルバムをリリースしていますが、どちらも既発曲のセッション的要素が強く、あまり手に取りやすい作品ではなかったと思うのですが、本作は福耳名義でのこの時点のオリジナル全12曲を完全収録。まさに決定盤ベストとなっています。

 収録曲順はリリース通り。1999年の1stシングル「星のかけらを探しに行こう Again」から始まり、今年リリースの最新配信楽曲「イッツ・オールライト・ママ」までの11曲に加えて新曲「八月の夢」をラストに配置。こうして順番に聴いていくと、初期作品はメインボーカルは杏子で、サイドで山崎・スガがちょっと目立つ程度のコーラス扱いという、杏子のサブワーク的な様相だったのですが、プロデュースを後輩ミュージシャン(追加メンバー)のスキマスイッチに委ねた2006年の「惑星タイマー」あたりから他のメンバーの出番も格段に増え、2008年に両A面シングルとしてリリースされた「DANCE BABY DANCE」(杏子・山崎・スガがメイン)、「夏はこれからだ!」(スキマ大橋、秦、元がメイン)では初期メンバー/追加メンバーがそれぞれリードを分担するという経緯を経て、以降の楽曲は基本的には所属シンガー達の歌いまわしで構成されるなど、スペシャルユニット感が出てきて現在に至る、という変遷がよく分かります。
 近年の作品ではボーカルのみならず演奏陣もオーガスタ所属者がほぼ固める徹底ぶりを見せており、ファミリーっぽさがより前面に。こういう楽器演奏陣まで含めたオールスターメンバーで断続的に20年続く、というのはなかなかないと思うので、今後も加入や脱退などでメンバーの変動はあるかもしれませんが、長続きしてほしいユニットではあります。

 新曲の「八月の夢」は、てっきりウキウキ感のある曲かと思っていたのですが、楽曲自体は暖かなミディアムナンバーなのですが妙に寂寥感が漂う(まさに夏の終わり、的な?)ナンバー。歌詞に引っ張られて切ない気分になってしまいそうですが、これもある種の大団円ソングで、20周年記念の活動を締めくくるには相応しい楽曲でした。
 結成20年目にして登場した、ようやくライト層にも気軽に手に取れそうなベスト盤ということで、福耳に少しでも興味のある方は是非どうぞ。

2018年12月08日 17:59

tagawa 2018年3月10日の日本武道館公演をもってギタリストとして24年間在籍したDEENを脱退し、ソロアーティストとして独立した田川伸治。今月19日には独立後初のソロアルバムもリリースされます。今回の「Artist Archive」は、田川がDEEN在籍時にリリースしたソロアルバム(THE SONIC TRICK含む)全3枚を1枚ずつレビュー。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2018年12月02日 11:23

KARA 1983年にヤマハのポプコンでグランプリを獲得、その後、永井真理子への楽曲提供やキングレコードのアニメ関連の挿入歌を手掛けた前史を経て、1989年に公式デビューを果たした辛島美登里。活動前期はファンハウス、中期は東芝EMI、後期はソニー、テイチク、ユニバーサルを渡り歩くなど、所属レコード会社の移籍遍歴が多く、過去所属していたこれらのレコード会社からベストアルバムが数多くリリースされています。年の瀬も押し迫り、ヒット曲「サイレント・イヴ」の季節が到来間近ということもあり、今回の「CD Review Extra」では、そんな彼女の公式デビュー以降の楽曲を扱った全ベストアルバムをレビュー。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

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