2018年10月

2018年10月27日 21:24

SUKIMASHINKU 2018年3月14日発売、スキマスイッチ通算7枚目のオリジナルアルバム。シングル「LINE」「ミスターカイト」(以上shinku-kan mix)「リチェルカ」を含む全10曲収録。CDのみの通常盤、シングル曲のMVやインタビューを収録したDVD付初回限定盤、豪華ボックス仕様にライブ映像を収録したDVD付のファンクラブ盤の3種形態での発売。さらに同年11月3日には収録曲「未来花」の配信限定バンドバージョンを追加収録したアナログレコード盤でもリリース。本エントリーでは通常盤のレビューとなります。

 カップリングベストリプロデュースアルバムを挟み、セルフタイトルを冠した前作から早くも3年3ヶ月が経過。発売時のインタビューでは今回は原点回帰を目指した、と語っており、常田のピアノと大橋のボーカルのみでレコーディングされた「未来花」を中盤に据え、ポップで明るい「パーリー!パーリー!」、ミディアムながらアンニュイな空気漂う「ミスランドリー」、詞曲共に切なさ満載の「Revival」など、これまでの彼らの持ち球を改めて繰り出してきたような、良く言えば盤石、悪く言ってしまえば尖った面がほとんどない割と保守的な内容。昨年のリプロデュースアルバムで外部アーティストに自分達の曲を全面的に「スキマ色」を払拭した楽曲に仕上げてもらった反動なのか、本作ではいつもながらの緻密なサウンドメイクで、「安定のスキマブランド」をいま一度作り上げている印象を受けました。

 そういった点では、近作のオリジナルアルバムと比べるとちょっと大人しいかな?とも思うのですが、デビュー時から続く「耐久性の高いポップミュージック」は健在。特にラストに配置された長尺バラードナンバー「リアライズ」を何度か聴いた後に漂ってくるジワジワ感(?)は彼らならでは。前掲のインタビューの発言を読むと、またしばらく当分はオリジナルアルバムはとても出そうにない(苦笑)のですが、一過性の流行に流されず芯を通した活動を続けている彼らのこと、今後ともマイペースに進んでいってほしいものです。

2018年10月20日 20:55

kickupep 2018年5月23日発売、四人組バンドShiggy Jr.の通算2枚目のEP(ミニアルバム)盤。全5曲収録。初回限定盤にはリード曲「お手上げサイキクス」のMVに加え、タイアップ先のアニメ「斉木楠雄のΨ難」第2期の後半オープニングアニメのノンテロップバージョンを収録したDVDが同梱。本エントリーは通常盤でのレビューとなります(曲目は同じ)。

 2012年末より活動を開始し、メンバーの変遷を経て2015年にユニバーサルよりメジャーデビュー、現在はビクターにレーベルを移し、当初の事務所からも移籍しているなど、略歴だけでもこの短い間に色々と動きのあるShiggy Jr.。筆者はこれまで名前は知っていたものの、楽曲は聴いたことがなかったのですが、視聴していた前述のアニメ「斉木楠雄のΨ難」のオープニングで初めて彼らの曲に興味を持ち、この曲がリードの本作を手に取ってみました。

 さて聴いてみた感想なのですが、リード曲(にして筆者目当ての)「お手上げサイキクス」のようなハイテンションなバンドナンバーが目白押し、と思いきや、この路線は本作ではこの曲だけ、というのにまず驚き(笑)。全5曲中、冒頭の「お手上げ〜」と、ライブでの盛り上げナンバー的なラストの「Beat goes on」に挟まれた3曲に関してはミディアム寄りのファンク(エレピの音などは70年代的フュージョンっぽさも)ナンバーで、かなり耳当たりの良い楽曲だったのには意表を突かれました。何だかネットの記事を巡回していると当初は「シティポップ」というカテゴリに括られてそれは本意ではない云々…というインタビューも出てきて筆者は混乱気味なのですが(苦笑)、要はジャンルやカテゴリーに捉われず、自由に音楽を制作しているバンドなのかな、という印象を本作発売時のインタビューを読んで抱いた次第。

 リード曲以上に強烈なインパクトを放つ曲はありませんでしたが、収録曲はどれも個性を感じることのできる楽曲ばかり。ジャンルレスな彼らの音楽を適度な収録時間(20分超)で手軽に楽しめる1枚でした。

2018年10月13日 13:50

「Yahoo!ジオシティーズ」サービス終了のお知らせ

 ついにこの時が来たか…という感想です。

 本ブログの開設のきっかけについては、数年前に語った通りなのですが、それ以前に非音楽系のホームページを運営していた時期がありまして、その時に使っていたサービスがこの「Yahoo!ジオシティーズ」でした。区分で番地などがあって好きな場所を選べるというのが特徴でしたね。

 開設したのは2001年。まだネットの常時接続が一般的ではなかった時代。午後11時からのテレホーダイタイムに回線が混んで重くなる…という思いを何度も味わいながらも(苦笑)、「無料で自分の趣味をネット上で公開できる」ことを楽しみながら、数年間運営を続けていました。
 今振り返ると、「ホームページクリエイター」(〜ビルダーではなくNEC製PCにデフォルトで入っていたソフト)という、かなり制限された機能の中、創意工夫して「どのような表現をすれば伝わるか」ということを含めた「見せ方」は、以後の本ブログでも役に立っているのではないか、と思っております。

 なお、そのホームページの閉鎖理由は、PCが突如クラッシュし、転送ソフトを含めたデータ一切を失ってしまった、という強制的なものでした(苦笑)。
 今でも実はデータとしてはネット上に残っているのですが、もう検索しても引っ掛からない模様。転送サービスを使用するつもりもないので、来年の3月末まで放置して、このまま人知れず消滅するのを待とうかな、とひっそりと思っております。

2018年10月08日 15:04

fankscrymax 2018年10月3日発売、1987年6月24日に開催されたTM NETWORK初の日本武道館公演「FANKS CRY-MAX」の模様を既発売の映像作品(後述)からリマスター、追加楽曲を収録してDVD/Blu-rayで同時発売。本エントリーはDVD版のレビューとなります。

 1989年夏から秋にかけてリリースされた「FANKS the LIVE」全3作のうちの第1作でもある本公演。当時はVHS/LDで発売され、DVD化されたのはTMデビュー20周年時の2004年。この時は映像フォーマットが変更になっただけで内容は全く同一のものでした。そして今回のリニューアル版ですが、ジャケットは一部を加工したのみでオリジナル版とほぼ同じ。対して内容は映像・音声をリマスター、さらに「Dragon the Festival」「Nervous」を新たに追加して全9曲収録に。インナーは厚紙一枚のみの封入ですが、リニューアルに際してのスタッフクレジットも結構細かく記載されています。

 この時期のTMは冒頭の「Get Wild」がヒットを飛ばし、まさにブレイク真っ只中での初武道館。抜粋収録された収録曲は当時の最新4thアルバムからの曲が中心ですが、デビュー期の「Ipanema'87」や、追加収録された盛り上げナンバー「Nervous」など、ライブ映えのする過去楽曲のチョイスも嬉しいところ。「Get〜」以外でのこの時点の代表曲は「Self Control」ぐらいしか収録されていないのですが、開催から30年以上経った今観返してもこのTM二大看板曲はやはりライブでも「華」があるな、という印象。
 バンド編成にも触れておきますと、TMメンバー三人+松本孝弘(EG)、日詰昭一郎(Ba)、山田亘(Dr)いうオーソドックスなバンド編成。TMのライブでは翌年夏ぐらいから生ベースが抜けて打ち込みになってしまい、若干バンド感が後退するのですが、この時期は日詰昭一郎がかなり存在感のあるベースを弾いており、「TMのロックバンド感」という意味ではこの辺り(か、翌年春のアリーナツアー)が絶頂のような気がしました。

 リマスターに関しては現在のスタンダードであるレターボックスサイズに画面比も変わるのだろうか、と思いましたが、4:3のままで特に映像引き延ばしなどはなし。さすがにフィルムに焼き付いた文字は消せなかったようで、初っ端で旧版の「FANKS the LIVE 1」のテロップが出てしまうところはアチャーと思いましたが(苦笑)、映像はそれなりに、音声はかなり迫力を増して良くなっています。どうせなら完全版でリリースして欲しかったのが正直な気持ちですが、特設サイトの記述を信じるならば、それはもう叶わぬ夢のよう。これで数年後に「奇跡的に発掘!」みたいな後出し商法をやられたらさすがにキレますが(ありそうなんだよな・笑)、これからこのライブの映像作品を購入するなら2004年版よりもこちらが遥かにお薦めです。

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