2018年09月

2018年09月30日 17:48

smiling1 1990年にデビューし、今年で活動28年目を迎えた現在も日本のミュージックシーンに確固たる地位を築いている槇原敬之。定期的にレーベル移籍を繰り返していることもあり、移籍後に非公認とは言わないまでも、レコード会社主導のベストアルバムがかなりの数リリースされている、というのは実績あるベテランとしてはかなり異色だと思うのですが、今回の「CD Review Extra」では、彼がデビューから1996年末まで所属したワーナーミュージックからソニーに移籍した後、ワーナーからリリースされた全ベストアルバムをレビュー。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2018年09月24日 13:00

CAGREATEST ブログ開設当時からのコンテンツとして、開始当時は週一で、二年目以降は緩やかに(笑)エントリーを続けてきた「今週の1枚」。今回はチャゲアスことCHAGE & ASKA(当時表記)が90年代後半に活動休止していた際に日本国外でリリースされたベストアルバムにスポットを当てるという、本ブログでは異色のレビューを行いたいと思います。正式タイトルは「CHAGE & ASKA "GREATEST HITS"」。なお、ジャケットや歌詞カードには加えて「ASIAN SPECIAL VERSION」と表記。その名の通り、香港、台湾、シンガポール、マレーシアといったアジア地域限定で発売された公認のベストアルバムとのことです。

 発売は1998年1月13日。前年からチャゲアスとしての活動を休止し、それぞれソロ活動の真っ只中でのリリース。日本国外向けのベストアルバムとしては過去にもアジア向け、ヨーロッパ向けに編まれたベストが発売されていますが、アルバム曲やASKAソロなども交えていた過去作とは異なり、本作は全曲シングル曲、具体的には「SAY YES」以降、当時の最新シングル「river」まで、1991年から1996年までの日本語詞シングルタイトル曲(全英語詞の「Something There」は未収録)を収録した、徹底的なシングルコレクション。「On Your Mark」「You are free」のバラード連発で始まり「なぜに君は帰らない」で終わったり、「YAH YAH YAH」「HEART」の同系統の曲が連続して収録されていたりと、若干意図の読めない(?)曲順ではあるものの、日本国内で発売された「SUPER BEST」シリーズの流れを汲む内容となっております。

 まさにチャゲアスのセールス全盛期のシングル曲を網羅した、という意味でコストパフォーマンスの高い1枚に加え、筆者的に貴重だな、と思ったのは「Sons and Daughters 〜それより僕が伝えたいのは」シングルバージョンが収録されている、という点。14 Karat Soulをコーラスに招いた「Red Hill」収録のバージョンが以降のベストアルバムにも収録され、この曲の完成形はアルバムバージョン、ということなのかもしれませんが、シングル発売当時に聴いたオリジナルバージョンが馴染みのある身としては、アルバムの形で聴けるのは嬉しいポイント。また、本作発売時点では「SAY YES」「YAH YAH YAH」のシングルバージョンもアルバム未収録だったので、PCでシングル盤をCD-Rに焼くことが一般的ではなかったこの時代、コレクターズアイテムとしてもマニア垂涎(?)な一品だったのかもしれません。

 さて、この国内販売対象外のアイテムをなぜ筆者が持っているかというと、このアルバムの存在は知っていましたが、現物を少し前に某中古販売チェーンで投げ売りされているのを偶然発見して購入した次第。日本語歌詞カードも付いており、作詞作曲編曲クレジットも正しく記載されているなど、活動休止前までの総括として、これを何で日本で発売しなかったのかなぁ…?と思うぐらいのしっかりとした内容に驚きました。現在のところ可能性は薄いと言わざるをえませんが、チャゲアスがもし復活した暁には、「スーパーベスト」(第1作)と一緒にリマスター再発をしてもらいたいと願ってしまいます(活動再開が叶ったとしてもこっちの方は望み薄か?!苦笑)。

2018年09月15日 21:12

cune2 小林亮三(Vo&G)、生熊耕治(G)、中村泰造(Ba)、大北公登(Dr)の4人で1999年に結成されたロックバンド・CUNE。2001年にインディーズよりデビュー、翌年にメジャーデビューを果たし、2003年には正式名称を小文字(cune)に改称。一定の活動を行うものの、2006年秋に活動停止。2011年に活動を再開するも翌年ボーカルの小林が脱退を表明して現在は3人組。そんな彼らがこれまでにリリースしてきた全アルバムを、今回の「Artist Archive」では一気にご紹介。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2018年09月08日 20:58

bzdinosaur 2017年11月29日発売、B'zの通算20作目となるオリジナルアルバム。シングル「声明」「Still Alive」を含む全13曲収録。初回限定盤には同年夏に出演した「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」のライブを収めた映像媒体(DVD/Blu-rayの二種)が同梱の2枚組。本エントリーは通常盤のレビューとなります。

 オープニングにしてタイトルチューンの「Dinosaur」の冒頭の1分に及ぶ長尺エレキソロで、本作は今までと何かが違う?と思わせる幕開けの本作。バンドが入ればいつものB'zサウンドが展開されるのですが、続く「CHAMP」といい、ここまでストレートでハードなサウンドを聴かせるB'zは何だか久し振りの気が。クレジットを確認すると、ここ数作で彼らの作品にアレンジで深く携わっていた寺地秀行はシングル1曲のみの参加、他の曲はYUKIHIDE "YT" TAKIYAMAというビーイング外のアレンジャーを招いており、寺地が得意としていたロックサウンドにデジタルな音色を重ねる(唯一参加の「Still Alive」が顕著)曲が激減し、前半は特にエレキ色の濃い各楽曲の作風が「久し振り感」を思わせるのですが、これは新規参入の彼の手腕によるものでしょうか。

 アルバムの構成としてはスピード感溢れる序盤、バラードの「それでもやっぱり」を挟み、既出の「声明」を過ぎる中盤以降はラテン風の「Queen Of The Night」、ファンクっぽいアプローチの「弱い男」を経て、ドラマチックなロッカバラード「Purple Pink Orange」で締めと、ロックを下地にしながらある程度緩急をつけた内容。本作は印象に残る曲が前半に集中しており、後半ブロックは曲の多さに対してあまり強烈なインパクトを残すナンバーがない、という点で若干の冗長さを感じてしまったのは否めず、1〜2曲ぐらい削ったほうがまとまりが良くなったかも。既に詞・曲・アレンジに様式美のような安定感があるので、求められるニーズには十分応えている内容だと思いますが…。

 今月21日にデビュー満30周年を迎えるB'z。てっきり今年に合わせて新作オリジナルを出してくるのかと思いきや、その前年に本作をリリースしてきたのは意外でした。今年に入ってからは30周年記念の様々なイベント、ライブツアーを開催している彼らですが、音源リリースの報は未だに聞こえず。恒例の周年ベストではなく、新たなアプローチでの作品発表を期待したいところです。

2018年09月02日 12:40

azashita 2018年8月22日発売、東野純直の通算19枚目となるニューシングル。全3曲収録。

 先日のエントリーでも書きましたが、筆者も参加したデビュー25周年記念ライブの直前に発売された本作。メジャー(1993〜2000年)では15枚のシングルをリリースし、インディーに移ってからはリミックスシングルや会場販売限定シングル、ワンショットでの企画シングルへの参加などがあり正式なカウントはもはや不明なのですが、ここでは公式のカウントに倣って19枚目と表記。2010年のアルバム以来となる久々の音源リリース(CD帯に記載の「8年ぶり」というのは2009年の前作シングルのことではなく、このアルバムのことでしょう)で、インディー以降は決まったレーベルからの発売ではなく色々な発売元を転々としていた感がありましたが、本作は東野がラジオ番組を持つコミュニティ・八王子FMが立ち上げた「スターレディオレコーズ」というキングレコードに販売を委託する新レーベルからのリリースとなりました。

 タイトル曲「明日のシルシ」は地に足を着けたメッセージが綴られたアップテンポでキャッチーなナンバー。楽曲的には王道ポップス路線ですが、意外と彼のシングルタイトル曲ではこういった曲がなかったので結構新鮮。ただし録音は生バンドではなく、ギターのみが生というクレジットがあるプログラミング主体の疑似バンドなので、ライブで披露されていたような音圧を期待して聴いてしまうともう少し迫力が欲しかったところ。
 2曲目の「Master plan」は、CD帯では「キャッチーなメロディーに〜」とありますが、アレンジ的にはどこか「Human Noise」(2000年)の頃を彷彿とさせる尖ったテイスト。歌詞は自らの決意表明のような印象。
 3曲目の「エメラルド」はピアノがアコースティック編成のバンドを引っ張るラブバラード。旧くからのファンにとっては一番耳馴染みのあるサウンドではないでしょうか。間奏のアコギソロが良い味を出しています。

 歌詞ブックレット裏の東野の手書きメッセージもファンにとっては嬉しいポイント。今世紀に入ってからは活動に長期のブランクがあったり、どうにも燻っている感のあった彼がまた本格的に再始動するきっかけになるシングルであれば、と心から思います。

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