2017年04月

2017年04月30日 13:13

chage2016tour 2016年12月14日発売、Chageとしては初のリリースとなるライブアルバム。同年の8〜9月にかけて開催された同名ライブツアーの最終日・9月16日豊洲PITでの公演をアンコールの最後の曲以外(その曲が近日発売されるニューシングルだそうです)をCD2枚組で収録した全17曲。

 6名のバンドメンバーを引き連れてChageが臨んだ本ツアーは、最新アルバム「Another Love Song」から6曲中5曲を演奏。また一年前のアルバム「hurray!」も含めそれ以前のソロ作品、さらにチャゲアスやMULTI MAXの楽曲のセルフカバー、石川優子とチャゲ名義の「ふたりの愛ランド」などを約2時間にわたって惜しみなく繰り出す「ベスト・オブ・Chage」的な内容。MCもある程度は収録されており、彼の軽妙なトークに導かれて大体のライブの流れが掴めると思います。バンドの演奏もさすがに安定。特に曲によってはChageとツインボーカル状態になるコーラス・石橋優子の存在感が大きく、「SOME DAY」など、その歌声で楽曲の色合いを広げていたのは好印象でした。

 また、2015年のライブツアーの時はチャゲアス楽曲をかなり多めに披露していたそうなのですが、今回はスタジオ盤でのセルフカバーが既出の「夏の終わり」「ロマンシング ヤード」「NとLの野球帽」の3曲、ファン人気の高い「Reason」に加え、何とアンコールでは「YAH YAH YAH」を演奏。Chageパートのハモリ部分を自身が歌い、会場に集まった大勢の観客にメイン部分(つまりASKAパート)に歌ってもらうというサプライズが。ASKAとは既に同じ事務所所属ではなく、近年の騒動もありましたが、歌詞ブックレットには「作詞・作曲:飛鳥涼」とクレジットされたこの曲が無事にこのライブアルバムに収録されたのは嬉しい限りです。

 ソロ作品を中心に、チャゲアスやMULTI MAXも含めてこれまでのChageのキャリアを総括したかのようなセットリスト。DISCも1枚各約1時間弱と聴きやすくなっており、ライト層にもお薦めのライブアルバムです。

2017年04月22日 22:14

yuzuextra 北川悠仁、岩沢厚治によるフォークデュオ・ゆず。1997年のインディーズデビューから今年で活動20周年を迎え、来たる4月26日には数々のヒット曲を収録した3枚組オールタイム・ベストアルバム「ゆずイロハ 1997-2017」の発売も迫ってきました。今回の「CD Review Extra」では、これまでに彼らがリリースしてきたベストアルバム4作品を1作ずつレビュー。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2017年04月15日 19:03

hatamovie 2016年11月8日より各種配信サイトにて配信開始された、秦基博の配信限定ミニアルバム。全6曲収録。配信限定なので厳密には「CD Review」とは異なりますが、その辺りのカテゴリー分類に関してはご容赦を。

 秦基博のメジャーデビュー満10周年を迎えた当日にリリースの本作は、彼の楽曲が主題歌として起用された過去10年間の作品を6曲収録。先行して発売されたシングル「70億のピース」の両A面曲「終わりのない空」、そして2013年にシングルのカップリングとしてリリースされた大江千里のカバー「Rain」がミニアルバムという形では初収録…という配信開始当時のトピックがあったのですが、その後のプレスリリースで今年の6月に全シングル曲+α収録のオールタイム・ベストアルバムの発売が告知され、「終わりのない空」は通常盤のほうに、「Rain」は楽曲を絞った「初回限定はじめまして盤」のほうにボーナストラックとして収録される、という発表があり、本作が一気に微妙な立場になってしまった感もあります(苦笑)。

 とはいえ、選ばれた6曲は今や頭ひとつ抜けた代表曲となった「ひまわりの約束」、ロック調の「Q&A」、ストリングスバラードの「水彩の月」、ミディアムの「虹が消えた日」と、様々な曲調のナンバー。映画主題歌を集めてみました、ということなので結果的にではありますが、全6曲ながら秦基博の楽曲スタイルをバランス良く手軽に聴けるのは魅力的。また、ベストアルバム「のようなもの」はいくつか過去に出してきた彼ですが、どれもライト層には敷居が高い点が否めなかったのに比べると、本作は「ちょっと秦基博を聴いてみようかな」というリスナー向けの手引きにはなるんじゃないかな、とは思います。

 なお、本作配信後に映画「しゃぼん玉」の主題歌として「アイ」の弾き語りバージョンが、そしてドキュメンタリー映画「FOR REAL -ベイスターズ、クライマックスへの真実。-」の主題歌として「青」がそれぞれ起用されました。もう少し配信の時期をずらせばこれらの曲も収録された8曲入りになったのでしょうかね。であれば、タイミング的にちょっと惜しかったかなぁ、と(笑)。

2017年04月09日 18:25

KANRINA 2017年3月15日発売、KANのキャリア初となるセルフカバー・アルバム。全11曲収録。

 KANのデビューは1987年4月。一般的には30周年として今月からアニバーサリーイヤーが始まりそうなものですが、素数を愛するKANは昨年4月からを「芸能生活29周年記念 特別感謝活動年」と名付けて(笑)バンドライブ、弾き語りライブ、同ライブアルバムのリリースなどを精力的に一年間こなしてきました。そんな29周年を(多分)締めくくる最後の作品は、KAN自身の編曲により、ストリングスカルテットを招き、四重奏+ピアノ+ボーカルによる室内楽的なセルフカバー・アルバム。冒頭にインスト「Menuett fur Frau Triendl」(CD帯にある「書き下ろし新曲」とはこの曲)、中盤にビートルズのカバー「Here,There and Everywhere」を配置し、「愛は勝つ」「まゆみ」の二大ヒット曲に加え新旧シングル曲、アルバム曲を9曲選曲という構成になっています。

 アレンジの方向性は、元々原曲の時点でストリングスの主張の強い「世界でいちばん好きな人」「CLOSE TO ME」「いつもまじめに君のこと」「まゆみ」などはそのフレーズをさらに追加・拡大したイメージ、もうひとつは「月海」「愛は勝つ」「星屑の帰り道」など、原曲にないストリングスフレーズを新たに練ったり、他の楽器が担当していた部分を四重奏で演奏したり、と大きく分けて2つ。近年(といっても10年ぐらい前ですが…)の作品では「キリギリス」「彼女はきっとまた」というまさか今回選ばれるとは…と驚かされた(笑)曲もピックアップされているのですが、ダジャレや物まねが飛び出すこれらの曲も上品にリアレンジされていてひと安心(?)。

 かつてのインタビュー記事で、ある自作曲用にブラスとストリングスの譜面を書いた時に「これだけメロディーにカウンターフレーズをぶつけられるのは作曲者しかいない」という主旨の褒め言葉をアレンジャーにもらった、ということをKAN本人が話していましたが、本作もまさにそれ。歌メロにつかず離れずのストリングスフレーズが絶妙なのは今も昔も変わらないな、と、彼のアレンジ能力の高さを改めて実感した作品になりました。また、KANの詞世界はあくまで一対一のミニマルな状況が基本(「愛は勝つ」は例外中の例外)なので、ストリングスオーケストラを大々的に従えて歌うより、中編成カルテットぐらいの規模で歌ったほうが楽曲にも説得力が増すと思うので、この編成はなかなか良いですね。欲を言えば「東京ライフ」や「Songwriter」など、彼の人生を歌った曲のカルテット版も聴きたかったところ。

 ある程度シングル曲が収録されているとはいえ、選曲が若干マニアックなのでライト層に向けられてはいませんが、コアなファンの筆者としては概ね満足の内容でした。あとはできれば歌入りの新曲を…というのは彼の制作ペースを考えれば高望み…でしょうかね(苦笑)。

2017年04月01日 17:38

getwildanalog 1987年4月8日、TM NETWORKのブレイク作にして代表曲「Get Wild」がEP盤レコードとして世に放たれてから今年でちょうど30周年。それを記念してかつて所属のSONYからは12インチアナログレコード盤、現在所属のavexからは「GET WILD SONG MAFIA」なるコンピレーションアルバムが今月それぞれ発売されるなど、思わぬ形で(笑)Get Wild界隈が賑わっている模様です。
 その流れに便乗して、今回の「CD Review Extra」では、TM NETWORK名義でスタジオ録音されて世に出た、様々なアレンジの「Get Wild」全9バージョン+αをリリース順に解説いたします。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

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