2017年01月

2017年01月29日 16:12

chageanother 2016年8月10日発売、Chageの2ndミニアルバム(オリジナルアルバムの通算では5枚目)。配信限定シングル「もうひとつのLOVE SONG」「NとLの野球帽(2016)」を含む全6曲収録。初回限定盤には「もうひとつのLOVE SONG」のMVやライブ映像を収録したDVDが付属の2枚組。

 ソロでは初のセルフプロデュース作品となった本作。インタビューによると、約一年前にリリースされた前作ミニアルバム「hurray!」をLP盤A面、そして本作をB面というイメージで制作されたとのこと。確かにジャケットを含めてカラフルな一面を出した前作に比べると、本作はタイトル曲こそ前作のイメージを保持しているものの、ズバリシャッフル調の「迷い猫のシャッフル」、穏やかな休日を描いた「空飛ぶ電車とPancake」といったオリジナルの新曲はミディアムで落ち着いたカラーに纏められていて、沸き上がる決意表明や付いてきてくれるファンへの感謝の気持ちが前面に出ていた前作とはまさに「対」をなす作品に仕上がっています。

 「対」といえば、チャゲアス名義のセルフカバー曲も前作同様2曲が収められているという点も好対照。今回は「夏の終わり(2016)」「NとLの野球帽(2016)」がピックアップされましたが、前者は浮遊感のあるシンセポップ風にアレンジ、後者は演奏時間が9分近いという長大作ですが、直球ロックアレンジのオリジナルから少し距離を置いて楽曲展開にメリハリを加えたインパクトのあるアレンジに。さらに本作はそれらに加えてボブ・ディランの「Make You Feel My Love」を松井五郎の手による日本語詞でのカバーにも挑戦。オリジナル、セルフカバー、和訳カバーを取り揃えた、ちょっとしたワンステージライブ、という印象も受けるアルバムとなりました。

 アルバム全体のメッセージ性という面では前作のほうに分があり、比較すると本作はちょっと地味目。まあこれも上述の通りのLP盤を意識した構成、ということならば納得です。チャゲアスのセルフカバーがあるとはいえChageのソロ入門としてはやや敷居が高めなので、まずは前作に手に取ってもらってもっと聴きたければ本作、という流れをお薦めします。

2017年01月22日 16:00

khlive2016 2016年12月7日より全国のTSUTAYAにてレンタル限定アルバムとして取り扱い開始された、平井堅の2枚組ライブCD。全20曲収録。

 デビュー20周年を締めくくるアニバーサリーライブツアーとして、2016年の3月から5月にかけて開催された全国アリーナツアーの最終日、5月8日の国立代々木競技場第一体育館の公演で演奏された全曲をノーカットで収録。以前にも2015年時のデビュー20周年幕開けとなるスペシャルライブのCDがTSUTAYA限定でレンタル化されており、ほぼ同様の仕様で兄弟盤的な趣になっています。

 前作と本作ではバンドメンバーの顔ぶれはほぼ同一(パーカッションが変更&コーラスとダンサーが追加)。セットリストの曲順や、完全アカペラで披露された「キミはともだち」など、一部の曲のアレンジは異なるものの、全20曲中12曲が重複ということもあり、前作ほどの「平井堅の代表曲が生音のフルバンドで聴ける!」という新鮮味は薄目ではありましたが、前作未演奏だったシングル「ソレデモシタイ」「Plus One」「魔法って言っていいかな?」や、アルバムの佳曲「世界で一番君が好き?」が聴けたりとトピックはあり。相変わらず平井堅の歌唱は安定しているし、曲の途中でのMCは面白いし(笑)、演奏陣も盤石でライブの雰囲気が伝わってくるのが好ポイント。ただ、筆者としてはリクエストコーナーの1曲として演奏された「Missin' you〜It will break my heart〜」がワンコーラス+ラストサビのショートバージョンだったのが残念。ここはフルで聴きたかったものです…(苦笑)。

 なお、本公演をMCを含めた完全版で収録した映像作品が、本作より一週間遅れての2016年12月14日、最新アルバム「THE STILL LIFE」の限定盤に同梱されているそうですので、動く&喋る平井堅を鑑賞したい方はそちらのほうを。

2017年01月14日 20:26

pjcinema 2016年8月3日発売、→Pia-no-jaC←初の試みとなる、映画音楽カバーアルバム。公式サイトでは通算14枚目のアルバムとしてカウントされ、全6曲を収録。制作にまつわるエピソードを語ったインタビューはこちら。

 基本的にオリジナルアルバム→クラシックのカバーアルバム「EAT A CLASSIC」シリーズを交互にリリースしてきた彼らですが、今回は前作のオリジナルの次に本作を発表するという変則的な流れ。筆者もてっきり次は「EAT A〜」シリーズが来ると思っていたのですが、既にライブで披露している曲も含めて、メンバー二人が選んだ著名映画作品からのサントラ、あるいは主題歌をチョイスして、彼ら流に料理する…という意味では「EAT A〜」シリーズの番外編といったスタンス、と呼ぶべき作品だと思います。

 選ばれた6曲は、ハリー・ポッターやミッション・インポッシブルなどの人気シリーズをはじめ、いわゆるブロックバスター映画からのチョイスということで、映画自体を鑑賞していなくてもどこかで聴き覚えのある曲ばかり。そんな中、原曲を→Pia-no-jaC←ならではの解釈で破壊&再構築する「EAT A〜」シリーズと比べると、彼ら自身がインタビューでも語っていましたが、基本的にはオリジナルのメロディー、リフといった根幹の部分を最大限尊重している演奏スタイル。その点では過去の「Disney Rocks!!!!」に通じる部分もあるかも。
 とはいえ、普遍的なカバーに終わらず、アルマゲドン主題歌の「I DON’T WANT TO MISS A THING」は原曲の重厚さとは異なるポップなアレンジにしたり、「GHOST BUSTERS」では原曲の時代性を感じさせるサウンドから一転、攻撃的なアコースティック調に味付けしつつ、あの有名な雄叫びをしっかりと再現してみたり(笑)と、ピアノとカホン(+叫び)の組み合わせで出来うる最大限の「らしさ」はしっかりと各曲アピールされていると感じました。

 原曲のメロディーの良さも相俟って、お馴染みのサントラナンバーを新たな形で体験できるという意味ではとても楽しいアルバム。トータル25分弱なので、もうちょっと聴いていたい…というところで終わるのが何だか惜しい演奏時間でもあります(笑)。この「Cinema Popcorn」も彼らのレギュラーワークとして定期的に続けて欲しいなぁ、と思える好作品でした。

2017年01月09日 16:07

smap25 2016年12月21日発売、同年末に28年に及ぶ活動に終止符を打ち解散となったSMAPの3枚組ベストアルバム。全50曲収録。初回限定盤はデジパック仕様+歴代のアーティスト写真(森且行在籍時のショットも満載)やディスコグラフィー、ライブデータなどが両面に掲載された大判のポスター大の紙が封入。

 彼らのCDデビュー25周年を記念し、2016年秋にビクター公式サイトの特設ページからネット投票を募集。その結果の上位50曲を収録したリクエストベスト。ファン投票の結果はこちら。収録順は投票ランク順ではなく、全50曲中、Disc-1は1991〜2000年、Disc-2は2000〜2006年、Disc-3は2006〜2015年にリリースされた楽曲といった時系列順に構成。アルバム初収録のシングル表題曲・カップリング曲が9曲(オリジナルバージョンがアルバム未収録だった「BEST FRIEND」含む)、ツアーの幕間に使用されたという「チョモランマの唄」は初のCD化。

 昨年の8月中旬に年内での解散を発表、それを受けてと思われる今回のリクエストベストということで、投票数第1位となった「STAY」を筆頭に、恋人・友人・家族など、「誰か」との繋がりを歌った曲が多く選出された印象。もちろんデビューシングル「Can't Stop!! -LOVING-」、出世曲「$10」、六人時代の代表曲「がんばりましょう」、ミリオンセラー「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」など、SMAPの歴史を語る上で欠かせない曲も選ばれてはいますが、投票ではなくセールス面で客観的に選べば収録されたであろう90年代中盤のヒットシングルがごっそりと抜けていたり、活動後期に関してはシングル曲と同じぐらいの割合で一般知名度の低いアルバム曲が選ばれるなど、投票当時の状況を顧みるに投票が偏った結果、「SMAPの25年間の音楽活動の集大成ベスト」とはならなかった感があります。

 とは言うものの、さすが約400曲ほどの中から選ばれた50曲なだけはあり、収録曲は良曲・佳曲が潤沢。筆者は以前にも書いた通りDisc-1の時期に思い入れがあるわけですが、Disc-2、3で初めて耳にして気に入った「SUMMER GATE」「Dawn」「gift」、久し振りに聴いた「世界に〜」のカップリング「僕は君を連れてゆく」はやっぱり良い曲だなぁ、と再確認できたり、「BANG! BANG! バカンス!」は歌詞はアレだけど(笑)トラック自体はカッコ良いよな…とか、国民的路線から脱却して新しい試みへの挑戦がうかがえた「Joy!!」「シャレオツ」「華麗なる逆襲」などの不惑(?)アイドル路線も、解散がなければもっと続いていたのかな…と色々と思いながら聴くことができました。

 SMAPが「アイドルが歌うポップミュージック」に変革をもたらした要因のひとつでもある豪華外国人ミュージシャンによる演奏期(Smappies)のナンバーが1曲も収録されず、アルバム未収録のままのシングル曲もまだまだある、という点で本作はコンプリートベストとは言い難くはありますが、逆に言えばSMAPの楽曲の魅力はこの3枚50曲だけでは収まり切れないよ、という結果であるような気も。生演奏主体の「COOL」「WOOL」、2000年までの全シングル収録の「Smap Vest」と、まだ存在意義を失っていない各ベスト群への扉として、熱心なファン以外にも、特にSMAP未経験者のリスナーが手に取りやすいベストを最後に作ってくれたのはありがたい作品だな、と思います。

2017年01月01日 20:29

 2017年、新年明けましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 2016-2017年の年末年始は、三年連続でマニアックナイトを開催したDEENのカウントダウンライブに参加してきました。
 新年のご挨拶代わりと言っては何ですが(笑)、本公演のレポートをご覧下さいませ。続きを読む

記事検索
Recent Comments
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Archives
Profile

SASA

  • ライブドアブログ