2016年02月

2016年02月27日 19:00

zard25th ZARDのデビュー25周年記念オールタイムベスト「ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜」の全曲レビューもいよいよ最後の1枚。disc-4 -秋冬-の全13曲に加え、本ベストの仕様や初回特典もレビューする完結編エントリーとなります。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2016年02月21日 19:38

saitoput 2015年1月21日発売、斎藤誠の初となるセルフカバーアルバム。全14曲収録。洋楽カバーアルバム「幸せを呼ぶカバー集」と同時発売。また上記2枚にMV3曲を収録したDVDを同梱したボックスセット「Put Your Hands Together! DELUXE BOX」も同日にリリースされています。

 2013年に斎藤誠がDJを務めるラジオ番組「THE SESSION」(2015年9月に番組終了)の企画として、オリジナル曲と洋楽カバー曲をアコースティックアレンジで配信する企画「MAKOTONE SONGS」が本作でCD化。既配信の6曲に加え、ファンからのリクエストも参考にして構成された楽曲群は、ラストに収められた「別に奇跡なんかじゃないから」(2008年)以外は、1985年のデビューから1990年までに発表された作品からのセレクト。「この時代の歌を多くの皆さんに聴いてもらいたかった」という斎藤本人の意向があるようで、選曲的には初期の斎藤誠作品のベストセレクション的な役割を果たす1枚になっています。

 各楽曲を見てみると、デビューアルバム「LA-LA-LU」から7thアルバム「笑顔にご注意。」までの各アルバムから1〜3曲程度をセレクトし、成田昭彦、片山敦夫、河村智康などの共に活動を続けてきたベテランの音楽仲間達と共に新たにアコースティックアレンジでお色直し。アコアレンジと言っても全体的にシンプルな…というわけではなく、プログラミング的な演奏を極力使用しないアンプラグド風バンドアレンジといったほうが意味が近いでしょうか。

 アレンジ構成面では基本的には原曲に忠実で、極端なリアレンジは加えていない曲がほとんど。オリジナル音源はほぼ80年代にリリースされたということもあり、サウンドの面で当時お洒落と認識されて使用され、現代においては「時代を感じる音」と言い表せてしまう音色が本作では完全に払拭され、いつの時代でも普遍的なアレンジとして聴けるスタンダードなサウンドとして新たに甦ったのが大きな特徴。特にリズム隊のグルーブ感の増した「Call Me Daddy」や、ほぼオリジナルアレンジの再演奏に近い「SOMEDAY SOMEWHERE」での音の太さには感動を覚えるほど。一方で斎藤自身が年を重ねたからこそ出せる渋みの「或るグレイな恋の場合」や、テンポを若干落とした肩の抜き加減が絶妙な「音楽友達」などは原曲にはなかったアプローチで、原曲も好きだったけどこういうバージョンも良いな、と感じられました。

 本作収録範囲の彼のアルバムは2004年の「BALLAD'S BEST」(オリジナル音源で5曲重複)以外は全て廃盤、2005年に「ゴールデン☆ベスト」でコロムビア時代(1983〜1985年)の曲はリマスターされ纏められているものの、やはり時代性を感じる音が…ということで、現在の斎藤誠とはサウンド的に乖離する部分が多く、強くお薦めできなかったのですが、本作をもって90年代のアルバム「Dinner」や、かつて本ブログの「今週の1枚」でもご紹介した「Number.9」に直結する作品がようやく登場した!という感慨深い(?)気分。「プロデューサーやプレイヤーとしての斎藤誠は知っているけど、ソロではどんな音楽やってるの?」と興味を持っている方への入門編にも最適な1枚です。

2016年02月13日 18:26

zard25th 今週水曜日、ZARDの25年目のデビュー日にリリースされた「ZARD Forever Best 〜25th Anniversary〜」。本ベストの全曲レビューも折り返しを迎えて後半戦。第3回目の今回は、disc-3 -盛夏-の全13曲。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2016年02月06日 22:03

reevergreen 2015年11月25日発売、前作から6年ぶりとなるMy Little Loverの通算9枚目のオリジナルアルバムは、デビューアルバム「evergreen」をリプロデュースした「evergreen+」と、全曲新曲のニューアルバム「re:evergreen」の2枚をパッケージ。どちらも元メンバー・プロデューサーである小林武史が全面的にプロデュースした、「20th anniversary album」。

 「evergreen」は本ブログでも「今週の1枚」で紹介しているマイラバ屈指の名盤。それをこの度、小林武史自身が「現代の解釈でリプロデュース」ということで、まずはDisc.2の「evergreen+」から聴いてみることに。収録曲は全10曲で曲順もまったく同じ、akkoのボーカルの歌い直しや大胆なアレンジ変更などは一切なく、音のバランスの調整、曲によっては原曲の打ち込みを生楽器に差し替え、プログラミングの追加など、あくまでオリジナル盤をミックスし直した、といった趣で、オリジナルを知っているリスナーにとっては「あ、この部分が元とちょっと違うぞ」というのを楽しみ、知らないリスナーには実験的要素の少ない純ポップスアルバムを楽しめる、という内容。近年においてはストリングスやピアノの音を過剰なほど潤沢に入れまくる…というイメージの強い小林武史が、20年前の自ら指揮を執ったアルバムに一体どんな解釈を加えるのか…と期待と不安が半分ずつ(苦笑)の思いだったのですが、結果は杞憂に終わってひと安心(?)。

 そして対になるDisc.1の「re:evergreen」は配信シングルとして先行リリースされていた「ターミナル」を含む全10曲収録。作詞・作曲・編曲・プロデュースすべてが小林武史の手によるマイラバのアルバム、というのは小林離脱前の「FANTASY」(2004年)以来となります。本作のコンセプト上、「evergreen」を意識したポップな音作りにDisc.2との共通項が見受けられるのですが、「evergreen」の模倣をもう一度、という印象は受けず、親しみやすいメロディー、生演奏を重ねた各楽器のアンサンブルのバランスの良さなど、「究極のポップスアルバムを作りたかった」という、小林武史のトータルプロデュースワークが光る逸品に仕上がっています。なお、歌詞は…元妻のakkoに「バランス」みたいなテーマの曲を歌わせるあたりはオイオイ…と思ったりもするのですが(苦笑)、複数の様々な女性主人公が登場する短編作品集といったところでしょうか。

 akkoのソロプロジェクトに移行してからのマイラバは、「初期路線」を現代の感覚で再現、というテーマが根底にあったように思えるのですが、今回この「re:evergreen」を聴いて、その路線を完全に再現できるのはやはり小林武史しかいない!と痛感してしまうアルバムでもあり、何やら複雑な思いを抱いてしまったのですが、「evergreen」ありきの「re:evergreen」ではなく、単品でも上質のポップミュージックを詰め込んだ良作だと感じました。

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