2015年08月

2015年08月29日 17:28

 DEENの全国(東名阪福)ツアー、LIVE JOY-Break19が昨日28日よりスタート。
 夏場のツアーは2000年のBreak5以来、実に15年ぶりとなります。
 Zepp Tokyoで開催された初日の模様を詳しくレポート。いつもの如く、ネタバレ全開恋心ですので、「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2015年08月23日 09:06

deenzenkai2 2015年7月29日発売、DEEN通算15枚目のオリジナルアルバム。シングル「君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている」「千回恋心!」のアルバムミックス(全開MIX)を含む全11曲。初回生産限定盤にはプラスチック製のスリーブケース+昨年末のカウントダウンライブを全曲収録した143分にも及ぶBlu-ray Discが同梱の2枚組。なお、彼らの映像作品がDVDではなくBlu-rayのみで発売されるのは今回が初めてとなります。

 約一年半ぶりのニューアルバムである本作のテーマは「全曲ラブソング」。といってもこのコンセプトは初めてではなく、2010年末にアルバム「LOVERS CONCERTO」でも取り組まれていたのですが、「LOVERS〜」がゲストアーティストとのコラボを打ち出し、比較的大人びた作風だったの対し、本作はDEEN+ツアーのバンドメンバーという固定ミュージシャンでほぼ作り上げられ、また真夏のリリースということもあってか、作風も40代半ばであるメンバーの実年齢から考えられないほど(笑)若い、「夏・海・恋」のイメージ…という好対照な作品になっています。
 この「若さ」、ボーカル池森秀一によるピュアな歌詞が一役も二役も買っているのではないかと思うのですが、本作には長年連れ添ったようなカップルは登場せず、「スマイリン」や「ジェットコースター」をはじめ、付き合い始めてそれほど経っていない雰囲気の二人が悩みを打ち明けたり、喧嘩したりしつつ君が好き…といった恋愛を生きる主人公達の物語が多く描かれており、既に30代も後半を迎えた筆者には「初々しいな〜」という感想です(笑)。もう少し大人な内容のラブソングも欲しかったかも。

 なお、構成のほうはここ数年のアルバムを踏襲してか、中盤に田川伸治、ラスト一個前に山根公路(=上海ロックスター・笑)のそれぞれのソロ作品を配置していますが、ソロではいつもはアグレッシブな曲が目立つ田川がリラクゼーションミュージックのような「Emerald Ocean」、飛び道具系の楽曲の多い上海ロックスターが王道ポップスの「Wild Road Dreamers」と、それぞれ定番崩し的な作品を揃って出してきたのは新鮮でした。この2曲と比較すると他の楽曲は斬新な試み、という感はありませんでしたが、全体的には先行シングル2曲+カップリングの「ありのまま抱きしめよう」の勢いでアルバムをリードする、夏向け全開アルバムという印象ですね。

 Blu-rayは2014年大晦日にZEPP TOKYOにて開催された「DEEN LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL 〜マニアックナイトW(`0`)W〜」。当日のライブの感想はこちら。定番曲は一切演奏せず、要所要所でフェイント演出を挟みながら楽曲発表前後にしか演奏されなかった曲、今まで一度も披露しなかった曲を十二分に演奏しながら進行していく、DEEN史上最もコアファン向けのライブで、当然ながら多くの曲は初ライブ映像化となります。ライブ当日に既にリリース予定と語られていましたが、もう二度と演奏されない曲もありそうですし、全曲収録の完全版で世に出してくれたことには感謝感激。またBlu-rayということもあってか、メニューやチャプター画面がしっかりと見栄え良く作られたところも嬉しいポイントです。
 さて、感想にも書きましたが、二階席の立ち見ゾーンまでもが完売するという盛況っぷりだったので、多くのファンは代表曲・定番曲の連発だけではなく、レア曲の演奏も求めている、ということをメンバーをはじめスタッフの方々に改めて認識してもらえたのではないでしょうか。まあ今回ほどマニアックなライブは当分ないとは思いますが(笑)、今月末から開始のZEPPツアー、そして10月の武道館公演ではそのバランスを考慮して楽しませてもらいたいな、と思っております。

2015年08月16日 11:24

beginmarucya 2015年6月24日発売、BEGINの企画アルバム。全23曲収録。CD+DVDの2枚組の通常仕様のみの発売で、DVDには新曲「バルーン」のMV(ライブ映像)、「マルシャ ショーラ」イベントのドキュメント映像が収録されています。

 前作オリジナルアルバム「トロピカルフーズ」ではハワイ音楽とのコラボを果たしたBEGINですが、今回はブラジル発祥の「マルシャ」に接近。これに「しようよ」の沖縄方言「ショーラ」を掛け合わせて生まれた造語が「マルシャ ショーラ」。「皆でマルシャしようよ!」というコンセプトのもと、昨年からライブのコーナーとして続けられていたそうですが、この度、一作まるまるそのコンセプトで作り上げた作品が本作。その作り方もユニークで、彼らの代表曲のみならず、日本、そしてブラジルの名曲を各1コーラス+サビのリフレイン程度のノンストップメドレーで約1時間繋いだ内容となっており、スタジオ録音のアルバムでありながら、ライブ的な雰囲気を感じさせる点も。

 構成はまずブラジルのマルシャの代表曲という「O Abre Alas」でスタート。続いて「島人ぬ宝」「三線の花」「オジー自慢のオリオンビール」等のBEGINの代表曲が前半に、中盤には沖縄民謡の「安里屋ゆんた」「十九の春」、日本のスタンダードナンバー「月がとっても青いから」「いつでも夢を」と続き、後半は「流星の12弦ギター」「バックミラーの潮騒」というBEGINのアルバムの名曲、そして「笑顔のまんま」「涙そうそう」を経て、今回唯一の新曲「バルーン」、ラストは再びマルシャの「Esta Chegando A Hora」で締め。
 これらの曲がすべて「マルシャ ショーラバージョン」としてリアレンジ。参加楽器は通常のバンドスタイルに加え、カバキーニョ、バンデイロ、アコーディオン、そして大所帯のブラスチームも参加して、パフォーマーはBEGINを含めて30人以上という豪勢さ。ある程度派手で華やかなフレーズはありつつも、基本的には歩く速さのテンポでせわしさを感じさせず、歌いたい人は歌って、踊りたい人は踊って、という受け手側の自由度を重視したかのような音楽はある意味彼ららしいと言えるかも。アレンジ的には「風よ」や「国道508号線」、「バックミラーの潮騒」などが原曲との差異が特に顕著だと思いました。また、マルシャのリズムで全編が統一されているので各楽曲のメロディーラインの良さが浮かび上がった、という感も。

 2013年春のシングル「春にゴンドラ」以来の新曲が収録されているとはいえ、久々のスタジオアルバムがリアレンジの企画アルバム…ということで、正直筆者も最初に曲目を見た時は「肩すかしだな〜」と思ってしまったのですが(苦笑)、BEGINのライブの楽しさを新たなテーマでCDにパッケージした、「マルシャ ショーラ」ライブが疑似体験できるという意味(一部の曲間に歓声なども入っていますし)ではなかなか面白いアルバムだと思います。とはいえ、やはりファンとして求めてしまうのは「新曲満載のオリジナルアルバム」。ここまで新曲を待たせるのは、いくらマイペースな活動を続ける彼らでも程があるので(笑…えない)次は「マルシャ ショーラのオリジナル作品」を期待したいところです。

2015年08月09日 14:35

tubest 2015年7月15日発売、デビュー30周年を記念してリリースされたTUBEのオールタイム・ベストアルバム。バンド名を構成するアルフェベット「T」「U」「B」「E」をそれぞれ頭文字にして楽曲をセレクトした、テーマ別のCD4枚組。初回生産限定盤はスペシャルパッケージ仕様に加え、活動初期のMV等を収録したDVDが同梱。また、初回・通常盤共通で、TUBEの新旧スタッフ36名が寄せた思い出コメントを綴ったブックレットが付属しています。

 Disc1は「Tropical」。出世作「シーズン・イン・ザ・サン」を筆頭に、「SUMMER DREAM」「夏だね」「夏を待ちきれなくて」「夏を抱きしめて」「ゆずれない夏」「Only You 君と夏の日を」、そして現時点での最新シングル「SUMMER TIME」等々、世間一般のイメージである彼らの「爽快な熱さ」を具現化したシングルで大半を構成。上記の曲目通り、タイトルにやたら「夏」が冠されている曲が多く、まとめて聴くとタイトルと曲がなかなか一致しなさそうな気もしますが(苦笑)、TUBEの魅力を上手く1枚にパッケージしたヒットシングル集という意味で、全4枚の中で最も取っつきやすい内容に。

 Disc2は「Unique」。メインとなるのは90年代前半〜中盤までの夏に発売されたいわゆる「盛夏シングル」。「あー夏休み」「さよならイエスタデイ」「ガラスのメモリーズ」「だって夏じゃない」「恋してムーチョ」などの、ラテン歌謡ナンバーを一挙に収録。シングルの含有率という点では4枚の中で「Tropical」に次ぐ多さですが、こちらは曲調も歌詞もアクが強い分、「弾けたTUBE」が楽しめる、といったところでしょうか。なお、「恋してムーチョ」(1994年)の次が「海の家」(2004年)と一気に時代が飛んで終了、というオールタイム・ベストにも関わらずの年代偏り感を最も強く感じるのがこのディスクです。

 Disc3は「Ballad」。その名の通りのバラードを集めた1枚。既に過去2作のバラードベストがリリースされているので、被る選曲も見受けられますが、80年代の名曲「Remember Me」、90年代後半のヒットシングル「きっと どこかで」、00年代の美メロバラード「プロポーズ」、そしてファン人気が高いという「十年先のラブストーリー」など、表にはあまり出てこないTUBEのバラードの魅力が堪能できます。「湘南My Love」は「Tropical」じゃなくてこっちに収録したほうが…とか、確実に入るであろうと思われた代表曲「虹になりたい」が未収録など、構成には若干の疑問点がありつつも、ストレートで衒いのない歌詞や熱唱には素直に心が打たれますね。

 Disc4は「Exciting」。シングル表題曲は「Miracle Game」1曲のみで、歴代のオリジナルアルバムの中からアップテンポの曲をセレクト。人生の応援ソング「Keeping The Face」「Smile」「終わらない夢に」、スポーツ系タイアップが付いていた「傷だらけのhero」「You'll be the champion」「涙を虹に」等がピックアップされており、自らを鼓舞したい時、モチベーションを高めたい時などに聴くのがお薦め。他の3枚は過去のベストとの被りが大小あるのですが、このディスクは全曲がベスト初収録なのでかなり新鮮な内容となっています。

 以上ディスク4枚全50曲収録なのですが、TUBE30年の歴史の中、本作で選ばれた作品は大半が90年代までにリリースされた楽曲で、00年代に入ってからの曲は12曲と、活動前期15年の曲で圧倒的に占められています。彼らの人気のピークが90年代中盤辺りだから、ということもあっての選曲なのかもしれませんが、ほぼ毎年コンスタントにシングルやオリジナルアルバムをリリースし続けてきた割には活動後期からの選曲があまりに少ないのはオールタイム・ベストの名を冠するにはちょっといびつな形になっているのではないかと感じてしまいました。
 ライトリスナーに近い筆者がこう思うぐらいですから、ずっと彼らを応援してきたコアなファンの方の胸中はもっと複雑なのではないかと思いますが、せっかくの30周年なのですから、本作とは別にファン向けのリクエストベスト辺りを企画したら面白いのではないでしょうか。本作自体に関しては、「30周年だし久々にTUBEの代表曲をまとめて聴きたいな」という層には、最新リマスター(特に80年代作品は効果絶大)もされていますし、うってつけの好作品です。

 初回生産限定盤付属のDVDは「30th Summer -Precious Video Collection-」。かつてVHSやLDで発売され、現在においては未DVD化になっている初期の映像作品のMVを約30分収録。87〜91年までの映像なので、当然ながらメンバーが若い!中でもやけにアイドルライクなイメージビデオのような雰囲気が漂う「SUMMER DREAM」や「Beach Time」、映像も歌詞同様開き直りの極致に近い「あー夏休み」のMVは、91年からTUBEを知る筆者にとっては結構衝撃的でした(笑)。こちらは貴重なお宝映像(?)として、昔の彼らの弾けっぷりを見たい人はどうぞ、ということで(笑)。

2015年08月01日 21:44

reflection 2015年6月4日発売、Mr.Childrenの通算18枚目となるスタジオアルバム。全23曲収録のUSBアルバム+写真集の「{Naked}」、「{Naked}」から14曲を抜粋し、一部曲順も変更したCDアルバム「{Drip}」という、大きく異なる二形態でのパッケージで発売。また、「{Naked}」ならびに「{Drip}」初回盤にはレコーディングドキュメンタリーを記録したDVDが付属。本エントリーのレビューは「{Drip}」となります。

 昨年の秋に、本作にも収録されたシングル「足音 〜Be Strong」にて、デビュー以来ずっと関わり続けていたプロデューサー・小林武史の手を離れ、初のセルフプロデュース作品をリリースしたことで話題になった彼ら。小林武史はミスチルを日本を代表するバンドに育てあげた功績がある一方、近年の活動ではバンドサウンド以上に主張の激しいピアノやストリングスを曲全体に過剰に取り入れ、Mr.Children=桜井和寿&小林武史+その他三人のメンバー、という図式を作り上げてしまった、というマイナスポイントもあり、筆者にとってはミスチルに関しては功罪併せ持つ人物、いう認識になってしまっているのですが(苦笑)、本作は従来のミスチルと小林の共同プロデュース曲としては、先行して出ていた配信シングル「REM」や、シングルc/wの「Melody」など、全14曲中5曲と大幅に減り、代わってミスチルのセルフプロデュースの曲が9曲。うち1曲は森俊之が単独アレンジと、プロデュース&アレンジ面において新たな試みが為されたアルバムとなっています。

 とはいえ、楽曲としては今まで通り、桜井和寿が全曲作詞作曲。相変わらずの良い意味での王道感に溢れたメロディーを聞かせてくれる、という面ではセルフプロデュースの曲を聴いても劇的に変化した!という印象は薄く(歌詞のほうは、もはや達観を経て悟りの境地みたいな歌詞が多くて共感はしにくかったですが・笑)、やはり「変わったな」と思えるのはアレンジ面。セルフプロデュース作でも「未完」「FIGHT CLUB」「Starting Over」などで見受けられる生弦、ピアノ、そしてプログラミングを含めてバンド以外のパーツが登場する作品はやはりあるものの、そのどれもが主役である曲とバンドサウンドを食うことなく、バンドを引き立てる名脇役的なポジションとして機能している辺り、2000年代過ぎぐらいから続いた「音の立ち位置」に対する見直し、再構築がうまく成されているな、と感じました。

 特に序盤の曲でのアコギのストロークのジャキジャキ感と、スネアの響く感じ。最近のミスチルの作品ではあまり目立たなかったこれらの箇所が耳を引き、久々に「ワクワク感」を彼らの作品の中で覚えたのは嬉しかったですね。また、ちょうど真ん中の8曲目に桜井のピアノ演奏による2分程度のタイトルを冠したインスト「Reflection」をアクセント的に配置し、約67分というオリジナルアルバムにしては長めの演奏時間ながら、最初から最後の曲まで一気に聴けてしまう効果を上げているのも好ポイント。「{Naked}」のみ収録の9曲のほうは一部の曲を除いて未聴なのですが、「{Drip}」に限って言えば、1枚のアルバムとしてしっかりと体をなしている作品、だと思います。

 20年近くも前のブレイク直後から、新譜が発売される度に聴き続けてきたMr.Children。今までの作品への思い入れもあり、筆者としては本作は「彼らの最高傑作、とまではいかないけれど、良作」。新旧のミスチルリスナーにお薦めですね。

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