2015年06月

2015年06月28日 20:59

DEEN1000 2015年6月24日発売、DEENの43枚目のニューシングル。初回限定盤にはタイトル曲のMV+メイキングを収録したDVDが付属。また、ボーナストラックとして初回限定盤、通常盤それぞれに異なるライブ音源が2曲ずつ(後述)収録。さらにタイトルに因んで1,000枚限定で、ボーナストラックを省いた内容のアナログ盤も同時発売。なお、本エントリーで扱うのは通常版となります。

 「千回恋心!」はギターの田川伸治作・編曲。前作に引き続いてメンバーの実年齢からは想像もつかない(?)ティーンエイジャー的な初々しい恋心を描いた王道にして甘酸っぱい(笑)ロックナンバー。ジャケットといいMVといい、レトロ風の演出が試みられているようですが、いったいどの世代へ狙ったアプローチなのか?という疑問はあるものの、夏に向けて爽やかなバンドサウンドを作り上げたという点では成功していると思います。夏といえば前作も「海」に出かける曲でしたが、この2曲に何か関連はあるのでしょうか(笑)。
 カップリング曲は「ぶらり途中下車の旅」のエンディングテーマとしてオンエアされている、キーボード山根公路作・編曲の「Crossroad」。こちらは人生の岐路に立つ主人公達の決意を描いた歌詞で、今の季節よりも卒業シーズンに似合いそうな旅立ちソング。こちらも表題曲同様のバンドナンバーですが、アコギのフィンガリングを活かしたアレンジが光っている佳曲。なお、来月発売予定のニューアルバム「全開恋心!! 〜Missing You〜」には未収録とのことです。

 ボーナストラックは昨年の12月31日にZepp Tokyoにて開催されたカウントダウンライブ「DEEN LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL〜マニアックナイトW(`0`)W〜」から、「go with you」と「Guilty 〜消えることのない罪〜」の2曲のライブ音源を収録(初回盤には「call your name」「夏の雨」を収録)。選ばれたのはリクエスト方式だったライブでの上位4曲とのことですが、「go with you」はリクエスト1位だったそうです。
 通常盤に収録されたこの2曲、ライブで披露されるのは恐らく初、ということで、15年以上前の楽曲なのですが、キーは下げているもののアレンジ的には原曲とはそう変わらない安定した生演奏での披露。ただ池森秀一のボーカルの低音部分がかなり辛そうなのが気になりました。

 なお、上記のカウントダウンライブ、先述のニューアルバムの初回限定盤(CD+Blu-ray)に映像が全編収録されるそうなので、今回の全4曲の音源はアルバムからの先行公開といった意味合いでしょうか。個人的にこのライブの商品化を熱望していましたので、ライブ音源数曲だけで終わらずにホッとしています(笑)。

2015年06月20日 22:32

eltcheer 2015年1月14日発売、CD帯に「すべての人達に贈るELT応援ソングベスト」と表記されたEvery Little Thingのコンセプト・ベストアルバム。昨年9月に配信リリースされていた2014年ホノルルマラソンの公式テーマソング「RUN FOR」の初CD音源化を含む全14曲収録。

 既にシングルベスト、バラードベスト、アコースティックベストなど、定番の形でのベスト盤は数々リリースしているELT。今回はタイトル通り「応援ソング」を1枚にコンパイルする今までになかった試みのベストとなりました。ずらっと並んだ曲の中でも「jump」「START」「ON AND ON」「DREAM GOES ON」などはタイトルからしてズバリ応援歌!という感じですが、楽曲の内容は新生活への応援歌、恋愛の応援歌、挑戦する人達へ捧ぐ応援歌などと多種多様。シングルタイトル曲中心でありながら、ベスト常連のヒット曲だらけということにはなっておらず、また、楽曲制作を一手に担っていた五十嵐充が在籍していた時代(1996〜2000年)の曲は3曲と少な目の割合であり、必然的に持田香織が作詞を手掛けた作品が多く収録されているのですが、選ばれた作品は自分を鼓舞するもの、特定の相手を励ますもの、不特定の人々に語りかけるもの等々、幅広く書き分けられており、なかなかの手腕を見せてくれています。

 収録曲順は時系列ではなく、最新曲の「RUN FOR」で幕を開けた次の曲が2ndシングル「Future World」と最初期まで一気に遡ったり、その後も年代を行ったり来たりと完全にランダム仕様。長い活動を続けてきた彼らなので、持田のボーカルも溌剌とした時期、張り上げ時期、舌足らずな歌唱っぽい時期、やや力を抜いて歌う時期などがあり、サウンドもそれに合わせてか初期のavexサウンド期、ロックを意識した時期、アコースティック期、外部から五十嵐がプロデュースした時期など、発表年代によってマチマチなのですが、このバラバラ感が本作に関しては曲順的にバリエーションを持たせて効果的。また、コンセプト故なのかバラード曲はなしで、アップテンポ〜ミディアムナンバーが並んでおり、本作を聴き始めると14曲という曲数も気にならずに一気に聴けてしまい、ラストの「あたらしい日々」で爽やかに駆け抜けて終了、という聴き心地も上々でした。

 公式作品にも関わらず、ジャケットや歌詞ブックレットは白黒で歌詞とクレジットしか載っていない、リマスター表記もなく、誰が選曲したかも不明…という、極めて非公認ベストに近いイメージの(苦笑)本作。近々、本作収録曲をほぼ収録したデビュー20周年作品もリリースされるということで、何とも微妙な立場のベスト盤なのですが、そういった難点に目をつぶれば(?)非常に風通しの良いアルバムだと思います。どちらかと言えばライトリスナー向けですかね。

2015年06月14日 11:39

fukuyamareq 2015年4月8日発売、福山雅治のアコースティックギター弾き語りによるカバーアルバム。全13曲収録。初回限定盤には収録曲のMV+ドキュメンタリー映像入りのDVDの他に対談を掲載した特典ブックレット付き。また同年6月24日には完全受注生産でアナログ盤が発売される予定とのこと。なお、初回盤・通常盤共通で、歌詞ブックレットにはコード譜が付記された仕様となっています。

 2002年発売の「The Golden Oldies」以来の発売となるカバーアルバムである本作は、福山が2000年から2015年3月までの15年間にわたってDJを務めた「福山雅治のオールナイトニッポン サタデースペシャル“魂のラジオ”」の中の1コーナー、リスナーから募ったカバー曲を披露する「魂のリクエスト」を、番組終了にあたってCD盤面化した、というコンセプトのようです。

 13の楽曲は日本の音楽シーンを彩った60〜90年代のフォーク、ロック、ポップスの名曲からという、かなりの年代の幅をとって選曲。「コーヒールンバ」のみは海外の曲ですが、オリジナルのモチーフとしては日本語カバー版がルーツとなっているようです。選曲されたアーティストとしてはSIONの「12月」や浜田省吾の「Midnight Blue Train」あたりは福山自身の原点を顧みるにやはり、と納得なのですが、アルバム全体では竹内まりや中島みゆき、Coccoなどの女性シンガー、スピッツやチューリップなどの原曲がバンドの曲だったりと、特に枷を設けることなく自由に選曲されている印象です。いきなり1曲目に収録の「銭形平次」はまさにその極みと言ったところ。

 …そんな往年の名曲達を相手にボーカルとアコギだけというシンプルなスタイルで文字通り「弾き語」っているわけですが、どの曲も原曲のカラーを尊重しつつ、1曲ごとに丁寧に構成された演奏でリスナーを作品世界に導いていくあたりは熟練の妙技。何度か書いていますが筆者は斎藤誠のファンで、彼が福山を楽曲プロデュースしていた時期もあり、福山雅治といえばその頃(代表曲では「MELODY」「IT'S ONLY LOVE」「Message」ぐらいまで)のポップなイメージを未だに引きずっていたわけですが、それから20年近く経ち、アコギ一本を頼りに包容力と色気(?)を増したボーカルを聴かせてくれる本作の彼も、当時と違った魅力に溢れていることを再確認できた1枚でした。

 原曲は各アーティストのそれぞれの代表曲と言っても良く、一般的にもポピュラーな曲が多く収録されているので、福山ファンのみならずとも楽しめる、良い意味で敷居の低い作品。ミディアム〜バラードを中心に構成されているということもあり、肩肘張らずに聴ける好カバー集だと思います。

2015年06月06日 18:31

JOJO1JOJO2JOJO3
 集英社刊「週刊少年ジャンプ」に連載され、2012年から第1部〜第3部までをテレビアニメとして展開中の「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ。この度、各部の主題歌を歌ったシンガーを迎えての公式アンソロジーイメージソングCDをシンガー毎に3枚連続発売。「1」(2015年4月22日発売)は富永TOMMY弘明、「2」(2015年5月13日発売)はCoda、そして「3」(2015年5月27日発売)は橋本仁をフィーチャーした作品となっています。

 3作共に全体の構成は同一。1曲目に各部のオープニングテーマの別アレンジバージョン、続く2〜4曲目には新曲として登場キャラクターをモチーフに描いたイメージソングを、5〜8曲目は1〜4曲目のオリジナルカラオケを収録の全8曲収録。CD盤面やブックレットのデザインも「連作」を意識した共通のレイアウトで統一されています。ただし、CD3枚で発売されていますが、キャラクターソングについては現在放映中の「第3部」に登場するキャラの曲が収録されており、第1・2部関連の楽曲は主人公以外はゼロ、なので、ジャケットイラストで引っかからないように(笑)ご注意ください。

 さて本ブログにおいて特筆すべき点は、何といっても楽曲・編曲提供陣。田中公平、大森俊之というアニメ方面の大御所の他、織田哲郎、林田健司、本間昭光、MITO、鈴木Daichi秀行など、日本のポップス界で名を馳せた錚々たる顔ぶれが並んでいるのは正直ビックリ。もっとも、あくまでキャラクターソングという前提での製作だったのか、キメで狙ったかのようなオーケストラヒットが鳴りまくる曲や、故意犯的に敢えて若干ダサ目に聴こえる(笑)アレンジの曲もあったり、最新のポップミュージックを…というより、作品世界やキャラに合わせた形跡も感じられましたが、「ジョジョ」をお題目にダンスビートから打ち込みロック、EDM、果ては熱いバラードまで、各自それぞれの持ち味で参加しているという意味ではCDタイトルの「anthology」(競作)に相応しい作品だと思います。

 多種多様の豪華楽曲提供陣に対して、作詞はほぼ全曲くまのきよみ(アニメ関連のキャラクターソングを多く手掛ける他、ボーカリストとしても活動しているそうです)が担当。こちらもかなりの実績を残している作家のようで、本作でも各キャラクターの特徴・性格・行動・発言等を上手くメロディーに乗せて作り上げている手腕はかなりのもの。真面目な曲以外でもダジャレや小ネタ(?)をしれっと曲中に盛り込むあたりは感服いたしました(笑)。

 個人的には「1」は「Fire of Soul」、「2」は「Crazy my Beat」、「3」は「NAKED SILVER」が一押し。各2,000円+税×3枚という値段は少々高めで、キャラソンも第3部に特化した内容になっているのでCD1枚の作品にしても良かったんじゃないか、とも思いつつ、ミニアルバム的な内容にも関わらず、3枚共発売と同時にレンタルが開始されたのでプラマイゼロ(?)。その第3部の放映もいよいよ佳境になってきましたが、いつの日か第4部以降もアニメ化されることを祈っております。

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