2013年12月

2013年12月31日 15:52

 早いもので2013年最後の日になりました。
 私は昨年同様、昨日の夜から埼玉県の実家に帰省し、今日の夜は紅白でも観ながらのんびりと年越しをする予定です。

 「一進一退days〜J-POP Archives〜」は今日で満6年目を終了、新年からは開設7年目に突入します。
 今年はスキマスイッチが10周年、DEENが20周年、B'zが25周年と、応援するアーティストが節目を迎えたこともきっかけとなって、ベストアルバム全曲レビューなどの「CD Review Extra」の更新を重点的に行った一年でもありました。DEENに関しては久々に「対談」という形でリンク先の管理人の方々と熱く語れたのも楽しかったです。
 反面、「今週の1枚」の更新や新規開拓が去年と比べて減ってしまったかな?とも思います。その辺は来年への課題として持ち越しにさせていただきたいと思います(笑)。

 お陰様でご来場者もユニークアクセスで49,000人を突破し、来年の早い時期に50,000hitsを達成できそうな勢いです。相変わらずのマイペースな週一更新が2014年も続くと思いますが、引き続きどうぞよろしくお付き合いください。

 それでは一年間、ご閲覧いただきありがとうございました。
 良いお年を。

 管理人:SASA 拝

2013年12月30日 14:51

 年の瀬ということで、年末恒例の企画です。
 「CD Review」でご紹介してきました、2013年に出会ったアルバムの年間私的ランキングTOP10を発表。
 例年通り、基準は「2012年末〜2013年に聴いたアルバム」が対象ですので、去年発売の作品も含まれています。また、今年は少し趣向を変えて、カウントダウン形式で簡単なコメントと共に発表いたします。
 「続きを読む」からご閲覧ください。 続きを読む

2013年12月28日 14:00

DEENCIRCLE 2013年12月18日発売、DEENの通算14枚目となるオリジナルアルバム。シングル「二十歳」「雨の六本木」「もう泣かないで」を含む全11曲収録。初回生産限定盤には、今年の夏に行われたビルボードライブ「DEEN AOR NIGHT CRUISIN'〜2nd GROOVE〜」7月21日の東京公演の模様を映像化したDVDが付属の2枚組。また、特に明言はされていませんが、アリオラジャパンから同じSONY系列のエピックレコーズに移籍後の初のアルバムでもあります。

 「20周年記念アルバム」ということで製作された本作は、完全にメンバー三人の手によってレコーディングされた前作「マリアージュ」とは対照的に、この20年間に関わった人達とのコラボレーションを全面的に展開。川島だりあや池田大介、DIMENTION、古井弘人といったビーイング関係者、大平勉、paris matchや樹林伸という近年の繋がりの面々、そして今年初めてDEEN作品に参加した湯川れい子などが一堂に集結しています。これに加えて田川伸治のソロや上海ロックスターも加わり、さながら「DEENデビュー20周年祭り」のような(笑)様相を呈した賑やかなアルバムだな、と感じました。
 楽曲はダンス、ロック、ファンク、バラード、AORなど、彼らが20年間通ってきた様々な音楽性が詰まっているのですが、パーティーチューンが多めの印象。「今夜はParty Night!」や「DANCE FEVER」といったタイトルにも表れていますが、ライブでの披露やコールアンドレスポンスを前提に作られたと思われる曲が結構見受けられるあたりはライブを意識したというアルバム「Graduation」に通じるものがあるかも。ただ、「DEEN=バンド」という概念で作られていなさそうな打ち込み主体の曲もチラホラあり、前作のようなアルバム全体を統一する空気のようなものは薄いかな、とも思います。

 DVDに収録のビルボードライブは去年に続き二度目の公演なのですが、今年はアルバムにも参加しているDIMENTIONの三人を招き、ベースはBEING LEGENDでバックを務めた川崎哲平、ドラムはDIMENTIONと親交のある大御所・石川雅春を起用という、DEENメンバー以外は昨年とは全く違うバンド編成。当日演奏された10曲中、版権問題のない8曲を収録しているのですが、「レールのない空へ」「Someday」「I could change」など、通常のLIVE JOYではなかなか演奏されないDEEN's AOR期の楽曲が、時を経て豪華メンバーによって再現される様子はこの時期に特に熱心に聴いていた筆者には感涙モノです(笑)。実際のライブタイトルでは「feat.DIMENTION」というサブタイが付いていたこともあり、DEEN×DIMENTIONのコラボ色が強いですが、中でもサックスの勝田一樹に見せ場が多いですかね。この方、昔のLIVE JOYでゲストで出てきた時に拝見したことがあるのですが、その時はクールな印象があったのですが、今回「雨の六本木」でノリノリでサビのフリをやっている姿を見て一気に親しみが沸きました(笑)。それはさておき、DEEN's AORファン必見の映像作品ですね。

 2013年、デビュー20周年を締めくくるアルバムということで、アルバムのラストナンバー「CIRCLE〜あなたがいたからこそ〜」では、DEENから聴き手への20年間の感謝への気持ちがダイレクトに綴られています。筆者もDEENと共に20年を歩いてきたわけですが、これから先もこの曲の最後のフレーズの通り、「歌い続けて」いって欲しいものです。

2013年12月21日 16:11

tmdress 2013年11月27日発売、1989年5月発売のTM NETWORKのリプロダクション・アルバムに、ボーナストラック2曲が追加され、Blu-spec CD2規格で再リリース。というわけで本作は新作CDとしてレビューいたします(笑)。全13曲収録。

 TMの歴史的には「Gift for Fanks」(1987年)に続く、ベストアルバム第2弾的な立ち位置になっている本作ですが、オリジナル音源で構成された「Gift〜」とは異なり、今作は過去の楽曲を海外で当時実績を残していたプロデューサーの面々に預け、ヴォーカルトラック以外をすべて作り直して欲しい、とのオファーをTM(小室哲哉)側から出したとのこと。この作業は現代ではリミックスと呼ばれますが、80年代末においてのリミックスの定義といえばミックスを調整したり、音の配置を変える程度がほとんどだったので、旧作のアレンジをほぼ全面作り直し(通称リプロダクション)でアルバム1枚を製作、というのは、当時の日本の音楽シーンとしては異例のコンセプトだったようです。

 そんな「リプロダクション・アルバム」の収録曲ですが、既に先行シングルとして3枚同時に発売されていたシングルの1枚「GET WILD'89」に代表されるように、期待通り(?)に大幅にアレンジ変更が成された曲が多数。例えば「COME ON EVERYBODY(with NILE RODGERS)」はユーロビートからハウスへ、「BE TOGETHER」は16ビートから8ビートへ、ロックアレンジだった「RESISTANCE」は重厚なバラードへと、原曲からの変貌ぶりが凄まじいの一言。比較的オリジナルを尊重しつつ新たな解釈を加えた「SPANISH BLUE」や「MARIA CLUB」などもありますが、全体的にオリジナルとはほとんど違ったアレンジ展開、雰囲気、音楽性を楽しめる内容になっています。また、選曲の傾向もあるのか1枚を通してダンス寄りに強化された曲が多く、この「踊れる部分」が数ヶ月後のユーロビートの新曲「DIVE INTO YOUR BODY」に結実されていったような気もします。

 本作のBlu-spec CD2での「完全版」の発売にあたって追加収録されたボーナストラックは、先行シングルとして発売された3枚のシングルのカップリング曲のうち、アルバム未収録だった「TIME(PASSES SO SLOWLY)」「FOOL ON THE PLANET(WHERE ARE YOU NOW)」の2曲。とはいえ、これらは2004年のファン投票ベストや2009年のシングルベストのボーナスディスクとして既にアルバムに収録されているので、特段超レア音源というわけではありません(苦笑)。ですが、同じ時期に同じコンセプトで製作されたこの2曲が長年の時を経てようやく一緒のCD盤面に収められる、というのは昔からのファンとしては感慨深いものがありますし、木根尚登の手によるバラード(いわゆるキネバラ)の中でも一、二を争う名曲だと思う「FOOL ON THE PLANET」で1枚のCDが終わる、という構成になったのもいいんじゃないかな、と思います。

 さて、今作のBlu-spec CD2化で、80年代の彼らのアルバムは全作何らかの形でリマスター盤が一般流通で手に入るようになりました。となると、以前にも書きましたが(笑)残るは90年代、TMNにリニューアルしてからのオリジナルアルバム「RHYTHM RED」「EXPO」の2作のリマスター発売も期待したいところです。来年はTMデビュー30周年ですが、周年記念ベスト盤よりもそちらのほうを強く熱望。そりゃあもう何年も待ち続けてきましたので…(苦笑)。

2013年12月14日 14:43

CKBMM2 2013年8月21日発売、様々な音楽ジャンルの中から、ミドルテンポでメロウな楽曲のチョイスをキーワードにした企画盤をリリースしている、「middle & mellow」シリーズの新作としてリリースされたCRAZY KEN BANDのコンピレーション・アルバム。全14曲+ボーナスとして15トラック目に2008年のライブツアー「ZERO TOUR 2K8」(パシフィコ横浜国立大ホール)で披露された未発表メドレー(約13分)を収録。選曲・監修は「BARFOUT!」編集長の山崎二郎。

 タイトルでも示す通り、本作は2008年にリリースされた「middle & mellow of Crazy Ken Band」の第2弾。今回は2001年から、今年リリースされたばかりのアルバム「FLYING SAUCER」の楽曲まで収録されている一方、第1弾で多かった2005〜2007年リリースの作品は未収録。また、第1弾ではアレンジ違い、歌詞違いなどの未発表のバージョンがチラホラあったのですが、本作での未発表音源は「レコード」のリミックス(後述)と、ボーナスのライブメドレーのみのようです。なお、歌詞ブックレット冒頭には山崎一郎と横山剣による10,000字にも及ぶミドル&メロウ対談が掲載。ちょっとコアな話題すぎて個人的にはついていけない部分が多かったのですが^^;彼らと同じ世代、あるいはこのジャンルに詳しい方なら興味深い内容なのだと思われます。

 さて、本作の構成ですが、前半から中盤にかけてはボサノヴァ楽曲が大半を占めています。CKBってこんなにボサノヴァあったのか!と思うぐらいなのですが、お洒落なサウンドに乗せてワインでも傾けながら…という雰囲気にはならないのは、おそらく歌詞のせい(笑)。「せぷてんばぁ」や「お引っ越し」のようなやるせなさに浸れる曲ももちろんありますが、世の不条理を嘆くかのような「まっぴらロック」、何とも下世話な(苦笑)「実演!夜のヴィブラート」など、インパクトの強い歌詞に耳が行ってしまうのは狙い通りなのでしょうか。また、曲の大半を女性のスキャットで占める「夜のエアポケット」など個性的な曲、ラップが登場する曲などもあり、一概にボサノヴァといってもテンポも含めて幅の広さが楽しめます。

 後半にかけては、CKBメンバー横山剣と菅原愛子によるデュエットナンバーを連続して収録。個性的な剣さんの声と清涼感漂う菅原愛子嬢の声の駆け引きが何とも心地よいソウルナンバーが網羅されています。「Hideaway」をはじめとして男と女の心理の違いがヴォーカルによって浮き彫りになるところが面白いポイント。実質ラストの「レコード」は冨田ラボの初公開リミックスバージョン。第1弾でもラストに収録されていた曲ですが、原曲のアレンジを尊重しつつ、洒落たコードや楽器をプラスしている「原曲+α」なリミックスに仕上がっています。ボーナストラックのライブ音源はコアなファンへのサービスという一面もあるのでしょうか。こちらもコンセプトとしては本編とマッチしていました。

 普段のシングルなどではあまりミドル&メロウな面を押し出してこないということもあり、CKBのパブリックイメージとは異なる曲が多いので、ベスト盤とは異なりライトリスナーへの入り口としてはオリジナルアルバムよりも間口が狭い1枚。むしろCKBは普段聴かないけどミドル&メロウが好き、というようなリスナーに聴いてもらいたいかも。私にとっては無意識のうちにCKBの作風の中で本作に収録されているようなミドル&メロウな面が実は一番好きだったのか…ということを確認させられた意味で、かなり意義のある(?)コンピ盤でした。欲を言えば「ガールフレンド」(シングル・2009年)を入れてくれればもっと良かったかな、と(笑)。

2013年12月07日 11:17

fumido5 2013年11月10日発売、メジャー通算5作目の風味堂オリジナルアルバム。配信限定シングルとして先行リリースされた「夢を抱きし者たちへ」「足跡の彼方へ」を含む全10曲収録。初回限定盤には今年の9月に行われたライブツアー「風味堂 unplugged live」の初日、福岡カフェガレリア公演の模様に加え、「足跡の彼方へ」のPVを収録したDVD付属の2枚組。

 ベスト盤「エレベスト」から約2年、前回のオリジナル「風味堂4」からは実に4年半ぶりという、待ちに待たされた本作のテーマは「夢」。とはいっても前向きに夢を信じて行こうぜ!というノリではなく、一度は諦めかけた夢へ再び挑むことを誓う歌、遠回りしたけどようやくたどり着けた愛の歌、傷つきながらも目指した明日へ向かうことを再確認するような歌など、様々な「夢」の形を収めたアルバムになっています。なので毎回恒例のエロソング(笑)などは今回はナシで、聴き手の背中をそっと押すようなメッセージ性の強い曲が多め。
 バンド演奏のほうは前回のシングル「宝物」で見せたピアノ+ベース+ドラムスのスリーピースの原点回帰色が強く、曲によってはトランペットや珍しくアコギの入っている曲もありますがそれらは味付け程度で、あくまでメンバーの音が主役。この辺りはメジャーデビュー前のインディーズ盤の雰囲気に近いかも。装飾音が減ったこともあってか、ピアノが唸りをあげて鳴りまくる間奏が増え、シンプルなスリーピース編成ながら地味な感じは受けません。パッと聴きは強烈な印象こそ残さないものの、聴き込むと詞のメッセージや伸びやかなメロディーと共に、曲の魅力が増してくるように思えるスルメ系の作品だと思います。

 DVDのライブ撮影会場は、フロアにステージ空間を設けて楽器をセッティングしたかのようなこじんまりとした小さめのカフェ。アップライトピアノが壁に向かって置いてあるのですが、普段はこういった「バンド」のライブはしない場所なのかも。今回はアンプラグドということで、アコピ、アコベース、ドラムもスネアとカホンとウィンドチャイムぐらいのかなりシンプルな編成。セットリストは「楽園をめざして」「エクスタシー」「ナキムシのうた」といった代表曲に加え、配信シングルも2曲とも披露しての全11曲。アンプラグドだから…という特別なアレンジはなく、通常の演奏をアンプラグド用に置き換えたような感じでしたが、各楽器の鳴りが良く分かるライブで、この形態でのライブ映像が市販されるのは初めてだと思うので、なかなかに新鮮でした。惜しむらくは初日ということで若干演奏が…という部分もなきにしもあらずだった(苦笑)点と、会場のせいか音声があまり良好ではなく、音がこもって聞こえる点ですかね。

 風味堂としてのライブ活動は断続的に行われていますが、メンバーそれぞれ別バンドのサポートなどで忙しいのか、「エレベスト」以降なかなか音源が発売されずファンとしてはヤキモキしていたのですが(笑)満足な内容のアルバムでした。ちょっと前に斎藤誠のレビューでも同じようなことを書きましたが、これからも末永く活動を続けてもらいたいバンドです。

2013年12月01日 14:08

ikimonoi 2013年7月24日発売、いきものがかり通算6枚目のオリジナルアルバム。シングル「ハルウタ」「風が吹いている」「1 2 3 〜恋がはじまる〜」「笑顔」を含む全14曲収録。初回生産限定盤は三方背BOXの中にアルバム解説映像が収録されたDVD等が同梱されている仕様だそうです。

 本作も水野良樹、山下穂尊の半々のバランスの楽曲クレジットに吉岡聖恵が1曲作詞作曲というバランス、亀田誠治や本間昭光などの複数の著名アレンジャーの手によって彩り豊かなアレンジといった、従来通りの「いきものがかり印」感が満載。極端な実験には走らず、恒例の振り切り曲(?)「ぱぱぱ〜や」「MONSTAR」や、歌謡曲風の「恋愛小説」などの少々の変化球程度を織り交ぜながら作品を構成していくのも相変わらずで、まあ新鮮味には欠けますが、良くも悪くもポップスの王道をひた走る彼らのポリシーが貫かれた1枚になっています。

 …と書いて、ではこのアルバムについて否定的な感想を抱いているのかというとそうではなく、実際は結構楽しんで聴けました。というのは、今回収録された楽曲はシングル曲をはじめ、軽快なアップテンポ〜ミディアムの曲が多く、バラードらしいバラードは昨年末の「バラー丼」に続いて収録された「風が吹いている」ぐらいなので、アルバム1枚の風通しが非常に良く、いわゆる中弛みの部分をほとんど感じさせず聴き終えることができました。また、近年の音楽界の流行りでもあるストリングスはほとんどの曲で導入されていますが、どの曲も全体のバンド演奏を覆うことなく、メロディーに寄り添って軽く鳴っている程度で、過剰なところはほとんどなしという点も好印象。

 さすがに収録時間が70分超というのはオリジナルアルバムにしては満腹すぎる、とは思いますが(苦笑)、ここ数作のいきものがかりのオリジナルアルバムの中では一番好きかも、と思える作品でした。彼らのファンはもとより、ポップス好きの方にもお薦めです。

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