2013年09月

2013年09月28日 12:02

yamazakistandard 2013年6月26日発売、山崎まさよしのライブ定番曲を集めた企画ベストアルバム。全10曲収録。アコースティックギターをメインに据えたアレンジの楽曲中心の「The Road to YAMAZAKI 〜the BEST for beginners〜 [SOLO ACOUSTIC]」と同時発売。

 今回の企画ベスト、コンセプトは「10〜20代リスナーへ門戸を開く」ということだそうで、今回ご紹介する「STANDARDS」盤は「One more time,One more chance」「セロリ」「僕はここにいる」という三大代表曲やブレイク期のシングル「振り向かない」、CMソングとしても起用された「お家に帰ろう」、そして初期のアルバム曲をセレクトしています。
 前半はヒット曲、中盤はメロウなバラード、後半はノリの良い曲、そして最後は大団円という構成で、曲調も適度に幅があり、山崎まさよし入門には適した1枚。一番新しい曲は2003年の「全部、君だった。」で、他は1996〜1998年からの選曲と、年代にかなり偏りがあるのですが、本作のコンセプトに従って、近年のアーティスティックな楽曲は収録せずに、初期のとっつきやすい楽曲を選んだということなのかもしれません。

 キャリアの長さの割にベストアルバムのリリースはデビュー10周年の際の「BLUE PREIOD」(時系列順シングル集)と「OUT OF THE BLUE」(カップリング集)の2作のみで、アルバム曲を含めたベスト盤は今回が初。価格が2,000円とリーズナブルな反面、曲数が少ないのは若干物足りない気もしますが、「入門ガイド」ということで曲数を絞って山崎まさよし初心者への分かりやすい選曲にした、という点では大いに役割を果たせそうな作品です。
 同発の「SOLO ACOUSTIC」盤は若干コアなファン向け、という気もしますが、この2枚を聴いて彼に興味を持った方は、いきなり最新作ではなく、本作に収録された曲が入っている初期のアルバムから順番に聴いていただき、「山崎道」(笑)へ足を進めてもらいたいですね。

2013年09月21日 12:31

AMAUTA 2013年8月28日発売、今月末に最終回を迎えるNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の劇中歌を収録したコンピレーションアルバム。オリジナルカラオケ5曲を含む、全15曲収録。初回生産分には着せかえジャケットとステッカーが同封。

 文字通りのヴォーカルアルバムということで、劇中で重要な位置を与えられ、既に同年7月末にシングルリリースされた80年代アイドル歌謡風「潮騒のメモリー」(天野春子)や、同じく6月よりDL配信されていた00年代末のアイドルポップス「暦の上ではディセンバー」(アメ横女学園芸能コース)に加え、「地元に帰ろう」(GMT)、「潮騒のメモリー(お座敷列車バージョン)」(潮騒のメモリーズ)など、ドラマ視聴者には馴染みの曲が序盤〜前半にかけて収録されています。個人的には実際の岩手の高校の潜水土木科で歌われているという唱歌「南部ダイバー」が2バージョン収録されたのが嬉しいサービス(笑)。

 …とはいえ、ちゃんとした歌モノは上記の実質4曲+劇中で使用された「いつでも夢を」(橋幸夫&吉永小百合)以外は、元々商品化する予定はなかったんじゃないか?と思わせる曲が目白押し。「潮騒のメモリー」と「地元に帰ろう」の「太巻デモバージョン」(古田新太が朴訥な声で歌っています・笑)はサビの直前で強制終了の簡易なものだったり、CMソングということで30秒にも満たない「いらないバイク買い取るぞう!」など、マニア垂涎の音源であることは間違いないのですが(苦笑)これらを収録してフルアルバムに仕立てる必要はあったのかなぁ…などと思ってしまうことしばし。かと思えばラストの「潮騒のメモリー」のカラオケは原曲のオケではなく、わざわざカラオケ仕様のプログラミングで収録され、劇中のカラオケシーンで使われた「スナック梨明日カラオケ」バージョンという、妙なところで凝っているのが不思議です^^;。

 既発売の「オリジナル・サウンドトラック」は劇伴集ということでかなり聴きどころのある1枚だったのですが、本作はちょっとコアなファン向けという感じで、フルアルバム並みの値段の割に内容は…という感は否めないのが正直なところ。あとは本作発売直後の展開だったので、主人公・天野アキ(能年玲奈)が歌う最新リアレンジ版の「潮騒のメモリー」が収録されなかったのが残念。結構良いリアレンジだったと思うので、このバージョンも何らかの形で公開してもらえることを願っています。

2013年09月14日 22:32

sukimaworld 先々週の前編に引き続き、今週の「CD Review Extra」は10周年記念のオールタイム・ベストをリリースした、スキマスイッチの「POPMAN'S WORLD〜All Time Best 2003-2013〜」の全曲レビューを敢行いたします。今回は2009年から2013年までの活動の軌跡を収めたDISC2の収録曲をご紹介。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2013年09月07日 14:51

EATAPJ-jak-300 2013年7月3日発売、雑貨店舗ヴィレッジ・ヴァンガード限定販売(店頭/オンライン)となる、インストユニット・→Pia-no-jaC←の新作。公式にはアルバムともシングルとも表記されていませんが、筆者の印象では「極めてシングルに近いミニアルバム」といったところ。全3曲収録。

 タイトルから見て分かる通り、彼らがほぼ年に一回のペースでリリースしている、著名なクラシック楽曲を独創的なリアレンジで収録する「EAT A CLASSIC」シリーズ(現在「4」までリリース)の変化型といった趣の本作は、代表曲的なオリジナル楽曲2曲と、「EAT A CLASSIC」第2弾で取り上げたヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」の再アレンジで構成。

 まず「台風」をリメイクした「台風 Sandy in NY」は、原曲のまさに台風真っ只中!という激しいサウンドから一転、こちらに向かってゆっくりとした進度でじわじわと接近してくるかのような緊張感を強調したアレンジ。続く「組曲『 』」のリメイク「組曲『 』Extra session」は、アップありスローありという、その名の通りひとつの「組曲」のような編成だった原曲の、「一番激しい部分」を抽出し、再構築したエネルギー溢れる内容。曲自体のテンポもアップして、掛け声も含めて(笑)かなりアグレッシブさを増しています。ラストの「美しき青きドナウ Caribbean Blue」は前二曲に比べるとパッと聴きは極端にリアレンジされた感はありませんが、ピアノのプレイにより精度と陽気さ(?)がプラスされたかのような印象を抱きました。

 「EAT A〜」シリーズ同様、原曲(オリジナル曲)を知っていれば比較するという意味でもっと楽しめる、という点では過去のシリーズを踏襲していると思います。最初にも書きましたが、本作は雑貨店舗限定販売でレンタルにも流通しない、ということで、限られた層にしか届かない販売方法にしたのは「オリジナルを含めた全曲リアレンジという、シリーズの傍流」ということを意識したのかも。まぁ、個人的には本作も他の彼らの作品同様、幅広く聴いてもらいたいという気持ちもありました(笑)。

記事検索
Recent Comments
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Archives
Profile

SASA

  • ライブドアブログ