2013年05月

2013年05月25日 17:02

kinesolo 2012年9月26日発売、TM NETWORKの木根尚登のソロデビュー20周年を記念して企画された、4枚のコンセプト別のベストアルバムの最終作。全12曲収録。

 TMバラードを集めてリメイクした「キネバラ」、2001年以降のソロ作品のベスト「キネベス」、提供楽曲のセルフカヴァー集「キネメロ」と来て、本作はソロデビューを果たした1992年から2000年までにEPICソニーからリリースされた楽曲を対象に、投票によって選ばれた上位12曲を再録音してランキング順に並べた「リメイクソロベスト」。なお、この時代のソロ楽曲のオリジナル音源のベストとしては、木根自身が選曲した「THE BEST OF NAOTO KINE 15 GOODIES」というアルバムが2000年にリリースされているのですが、本作との楽曲の被りは15曲中5曲と、比較的少なめ。デビュー曲「泣かないで」や、昼ドラの主題歌にもなった「もう戻らない」など、自薦ベストではなぜ選曲されなかったのかと不思議だった(笑)シングルも本作で晴れて(リメイクされていますが)収録されています。

 さてこの作品、エレキギターとエレクトリックピアノ、そしてパーカッションを軸に据えた編成でのリメイクが多いのが特徴です。木根尚登というとアコギ弾き語りのイメージがあるので、あまりアコギが活躍しないこのスリーピースは意外でした。オリジナル音源では生バンドでレコーディングされていた彼の代表曲「ホントの君 ウソの君」や「思い出はクレセント」などもかなりシンプルにアレンジされていて、一聴するとやはり地味なのですが、その歌声と共に、素朴で決して派手さはないものの、手堅いメロディーを紡ぐ彼のメロディーメイカーぶりがむしろ浮き彫りにされて、中には原曲よりも良いんじゃないかな?と思う曲もあり、TM時代から木根バラードを愛好する筆者としては楽しめる1枚でした。ただ、TMファン、特に小室サウンドのファンの方がメンバーのソロ作品を聴いてみたい、ということで木根作品に手を出す場合は、いきなりこの作品ではなく、先述の自薦ベストを聴いてみることをお薦めします。

 先日のニュースで2013年いっぱいでソロ活動を「充電」することを発表した彼。どうやら来年はTM30周年に専念する、ということのようです。TMメンバーの小室哲哉も宇都宮隆も療養が必要な病気の治療中、という心配なニュースも聞こえてきている昨今ですが、2014年には3人揃って、元気な姿でメディアに顔を出してもらいたいと願っております。

(2013/5/28 一部修正)

2013年05月18日 12:39

verybestofp2 2013年3月27日発売、1996年解散から16年を経た2012年に一年限定の再結成を果たしたPRINCESS PRINCESSが、11月23日に行った日本武道館でのライブ(4daysの3日目)で演奏された全25曲の中から13曲を選曲したライブアルバム。同日に全曲を収録したBlu-ray、DVD盤も同時発売されています。

 本作に収録された楽曲は、全曲2012年6月発売の最新ベスト「THE REBIRTH BEST〜再会〜」に収録。「Diamonds」「世界でいちばん熱い夏」 「M」といった代表曲はもちろん、「STAY THERE」「パパ」「HIGHWAY STAR」のようなアルバムの人気ナンバーも収録と、さすがの良曲揃い。演奏もオリジナル音源そのままでの披露となっており、往年の名曲達が2013年に5人のオリジナルメンバー、アレンジで奏でられた、ということには当時のプリプリ人気を体感した身としては感慨もひとしおです。

 さて、音を合わせるのも相当久し振りという「バンド」としてのプリプリですが、去年3月の幕張メッセの復活ライブ「All That Love〜give&give〜」の時はさすがにブランクを感じさせるのは仕方がないかな…と失礼ながら思わせるアンサンブルだったわけですが、今回の音源を聴く限りでは完全にとは言いませんが、現役当時にだいぶ演奏技術が戻ってきた感があり、復活〜復活後の絶え間ない努力の成果が音に良く顕れていると思いました。岸谷香のヴォーカルはさすがにハイキーを連発する「SEVEN YEARS AFTER」のサビはかなりキツそうなのですが、それでも原キーで歌い切るあたり、プロ根性(?)を感じるステージング。
 録音に関しては楽器の音は良く録れている反面、歓声がやけに遠く、あまり「ライブ会場感」というものがないかな、と。また、抜粋なので曲と曲の間の繋ぎがフェードアウト、フェードインで途切れる場面もあり、ここは上手く編集して欲しかった、とも思いました。

 全13曲で約一時間のライブアルバム。個人的にはライブアルバムは出来るだけ曲を多く聴きたいので、もう少し曲を増やしてくれても良かったかな?とも思いましたが、「VERY BEST OF〜」とタイトルに冠されている通り、選び抜かれた楽曲で構成した、ということでしょう。それにコアなファンは全曲収録の映像作品のほうを購入しているでしょうから、「復活したプリプリのライブがどんな感じなのか聴きたい」というリスナーにはこの1枚で十分かも。
 改めて、彼女達が駆け抜けた2012年の活動、お疲れ様と言いたいです。

2013年05月11日 18:46

BZ25 2013年はB'zにとってデビュー25周年を迎える年。来月6月12日にはデビューシングルから最新シングルまでのA面曲をコンプリートしたベストアルバム2作品「B'z The Best XXV 1988-1998」「B'z The Best XXV 1999-2012」を同時リリースします。今回の「CD Review Extra」ではそれに先駆けまして、今までB'zがリリースしてきたベストアルバム(非公認、マストアルバム含む)全8枚を1枚ずつレビューしていきたいと思います。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2013年05月05日 21:38

EATACLASSIC4 2012年12月5日発売、ピアノ&カホンで構成されるインストゥルメンタル・ユニット、→Pia-no-jaC←のクラシック・カヴァーアルバム。全6曲収録。初回限定盤には収録曲「ジムノペディ 第1番」と「エリーゼのために」のPVを収録したDVDが同梱。

 タイトルの数字の通り、クラシックの名曲を→Pia-no-jaC←流のアレンジでカヴァーする「EAT A CLASSIC」シリーズの第4弾(公式アルバムとしては10枚目にカウント)。選曲はファンからのリクエストによるものだそうです。収録曲は毎回、基本的にポピュラーなクラシック楽曲から採用されており、クラシックに詳しくないリスナーでも、聴いていてどこかしらで耳にしたフレーズの断片が必ず登場するのではないかと思います。

 さて、聴き覚えのあるクラシックを料理した彼らのアレンジはと言いますと…とにかく思うがままの我流。最初にカヴァー、と書きましたが、実際にはどの曲も原曲を徹底的に破壊してその上で再構築している、という意味ではカヴァーというよりもリメイク、と表現したほうが正しいかも。オリジナル曲で見せる彼らのテクニックや熱量を持った音楽アプローチをクラシック曲に注ぎ込んだ結果、疾走感やエネルギーに満ち満ちた→Pia-no-jaC←流クラシックの出来上がり、といった感じで、中には原曲を無視したコード進行や、アドリブ的なアプローチも多く見受けられるため、クラシックファンの視点からすると拒絶反応を起こす方もいるかもしれません^^;。原曲のメロディーラインを尊重したアレンジにはなっていると思いますので、原曲との比較(あまりにかけ離れていますが・笑)をしてみるのも楽しいかも。ちなみに管理人お薦めはブラームスの「ハンガリー舞曲 第5番」。

 ところで、クラシック楽曲のリメイクシリーズを続けてきた→Pia-no-jaC←ですが、7月には遂に自らのオリジナル曲のレパートリーのニューアレンジを試みる「EAT A →Pia-no-jaC←」なるEPをヴィレッジ・ヴァンガード限定で販売するということ。果たしてオリジナル曲をどう「料理」してしまうのか、非常に楽しみです。

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