2012年06月

2012年06月23日 21:52

ckbitalian 2012年2月29日発売、CRAZY KEN BANDの通算13作目のオリジナルアルバム。シングル「いっぱい いっぱい」「ワイルドで行こう!!!」「不良倶楽部」、そして“堺正章とクレイジーケンバンド”名義でのコラボシングル「そんなこと言わないで」を収録した全21曲。初回限定盤にはライブ映像とインタビュー等を収録したDVDが付属。ちなみにタイトルの「ITALIAN GARDEN」とは彼らの本拠地、横浜・本牧に存在したお店の名前だそうです。余談ですが今回のアルバムジャケットは見ての通り洗練されていて、CKBのジャケ写の中ではかなり異色だと思います(笑)。

 本格的なインストナンバー「マカロニ・イタリアン」で幕を開ける本作、2曲目以降は歌謡曲風だったり、AOR的だったり、ソウルナンバーだったり、軽快な大人のポップスだったりと、ワールドワイドでいつも通りのCKB、という感じ(笑)。これは悪い意味ではなく、キャリアのあるバンドで確固たる個性を築いた彼らの作風はそうそう変わるものではないし、ファンの期待を裏切らない、という意味では盤石の出来ではないでしょうか。曲と曲との間に配置された「eye catch」(インタールードのようなもの)も箸休め的で面白く、聴き手を飽きさせない工夫もさすが。
 歌詞の世界もご当地の名所が随所に散りばめられたり、歌詞に勝新太郎が出てきたりと、横山剣節が相変わらず炸裂しているわけですが、「SOULMATE」や「おにいちゃん」で描かれるようなテーマが筆者は好きですね。なお、シングル曲が4曲収録されていますが、「いっぱい いっぱい」と「そんなこと言わないで」の繋ぎには笑わせていただきました(笑)。

 かつての「タイガー&ドラゴン」のようなライトリスナーの心を掴むインパクトの強い曲、というのは残念ながら本作には見受けられないのですが、従来のCKBのファン層にとっては安心して聴くことのできる一枚。そういえば本作はオリジナルアルバムでは初めての真冬(2月)リリース。いつもは6〜8月あたりにオリジナルが出るので、「CKB=夏」のイメージが何となくあったのですが、冬に出してもCKBはCKBのままでイイネ!ということで。

2012年06月17日 18:48

tmsingles 2012年5月23日発売、またまた出ました(笑)TM NETWORKの新たなベストアルバム。今回はBlu-spec CD仕様の3枚組で、デビューからTMN「終了」までのEPIC/SONYでの10年間、そして再結成した1999年にTRUE KiSS DiSCからリリースされたシングル曲とカップリング曲を収録(一部除く)した、いわゆるソニー系列レコード会社在籍時代のコンピレーション。以前に本ブログで全ベストアルバムレビューを行った時に、「30周年の時にまたベストが出るかも…」といったようなことを書いたのですが、実際はそれより2年早い28周年でリリースされてしまいました^^;。…というわけでもう何作目になるベストを普通にレビューするのも何だかな、ということで、今回は「CD Review Extra」として、収録曲44曲の全曲レビューを行いたいと思います。といってもかなり膨大な量になりますので、収録ディスク毎に分けての更新予定です。まず今回はDISC1、1984年から1987年途中までの楽曲を時系列順に収めた全16曲のレビュー。「続きを読む」からご閲覧ください。続きを読む

2012年06月10日 13:29

guitarium 2012年3月14日発売、miwaのセカンドオリジナルアルバム。シングル曲「441」「FRiDAY-MA-MAGiC」「片想い」、タイアップの付いたカップリング曲「Chasing hearts」「クレアデルネ」他全14曲収録。初回限定盤にはライブ映像を収録したDVDとカラーブックが付属とのこと。

 前作「guitarissimo」では曲によっては鋭さというか、世間一般でいうところの「YUIっぽい」というイメージ戦略で売り出された感のある曲もチラホラ入っていたのですが、本作は全編を通じて普遍的なガールポップな作風でまとめられた作品に感じました。前作で見受けられた、曲調によっては意識して声色を変えていた(と思われる)アプローチも本作ではほとんど試みられず、「miwaの声」で一本筋を通したアルバムのような印象です。バラード曲を挟みながらも全体的に勢いのある曲が続く一方で、歌詞はちょっと大人になったかも。基本的にはポップなバンドサウンドを中心に固めてあり、各楽曲のアレンジはバラエティに富んでいます。

 総じてJ-POPの王道路線を貫いた聴きやすい作品。突出した「これは!」という曲がない代わりに外れ曲もないという、ハイアベレージなアルバムで、この手のガールポップ好きにはお薦めです。ただ、全14曲ということもあり、総演奏時間は70分近く。オリジナルアルバムでこの長さはちょっと長過ぎ…と感じてしまったことは難点ですかね。前回の真心のレビューと同じようなことを書いていますが…(苦笑)。全体の構成をもう少しコンパクトに練ってくれれば、とも思いました。

2012年06月02日 18:02

traveling 2012年4月25日発売、真心ブラザーズの通算13枚目となるオリジナルアルバム。配信限定シングル「朝が来た!」「サニー」を含む全19曲収録。初回限定盤はライブツアーのドキュメンタリーを収録したDVDが付属。

 過去のベストは何枚か持っているものの、筆者が真心のオリジナルアルバムを手に取るのは実は今回が初めて。きっかけは平日の朝と夜に2010年からEテレで放映されている5分間番組「0655」「2355」。この番組に彼らの「朝が来た!」そして「のりこえるの歌」が起用されていたのですが、なかなかCD化されずにヤキモキしていたところ(笑)この度ようやくこの2曲を収録したアルバムが発売されたということでこれは借りねば、ということでレンタルして来た次第です。
 …さて、本作は彼らにとっては実に3年5ヶ月ぶりのオリジナル作品で、ライブツアーで全国を回った際に披露した新曲数十曲の中から、厳選してスタジオレコーディングを行ったアルバムとのこと。一聴した感想は「かなり聴きやすいな…」でした。適度にフォークロック、適度にバンドサウンド、そして時にはラップなどを盛り込んでいる曲もあるわけですが、過剰に個性を主張している曲はほとんど無しでした。ベストアルバムでも何曲か真心の「パブリックイメージ」から逸脱しているように感じた曲が入っていたと思うのですが、本作はとにかく世間の印象に沿ったアルバム、といったところでしょうか。コアなファンとなるとまた別の感想になるとは思うのですが、筆者のように「朝が来た!」「のりこえるの歌」的な王道な真心を期待しているリスナーにはイメージそのままで良いね〜、という印象でした。

 全19曲はすべて歌入り、総演奏時間は約73分にも及ぶということで、正直オリジナルアルバムの構成としては長すぎるな、という気もするのですが(苦笑)、曲単体で聴いていくとユニークな曲もあり、特に「炎の後半戦」やtvk(神奈川ローカルテレビ局)の地元LOVEソングで「tvkが映るんだ〜♪」と歌う(笑)「カモン!カナガワン」はお薦め。フォーキーな「青木橋に陽は落ちて」「ぼくのギター」も良いです。前述の通り、ライト層にとって入りやすいオリジナルアルバムでした。

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