2011年12月

2011年12月31日 17:10

 さて、そんなこんなで2011年もあと数時間を残すのみとなりました。
 本年一年、お付き合いいただいた皆様、どうもありがとうございました。

 「一進一退days」は、本日でちょうど開設4年目の最後の日です。
 2011年は世間的には激動の年でありましたが、本ブログは今年も基本的に週一での「CD Review」をメインに、「今週の1枚」や「ライブレポート」を織り交ぜた、去年と変わらないペースで更新を続けることができました。
 また、年末には2008年以来久々に「対談」という形でレビューをすることができました。こういった外方向への絡みも今後続けていこうと思っております。

 あと、お陰様で開設以来のユニークアクセスが20,000人を突破しそうな目処が出てきました。こういった地味な音楽ブログにここまで来訪していただき、大変恐縮であり、光栄でもあります。
 来年も今年のペースを基本に、更新を続けていきたいと思います。皆様のご来訪をお待ちしております。

 2011年、お付き合いいただきありがとうございました。
 皆様、良いお年を。
 来る2012年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 管理人 SASA 拝

2011年12月30日 12:33

 年の瀬も押し迫りまして、年末恒例企画の更新の時期です。
 本ブログにて「CD Review」としてご紹介してきました、2011年に発売されましたアルバムの年間私的10傑を発表いたします。

 1位:musium/スキマスイッチ
 2位:ONLY YU/さかいゆう
 3位:SMAP AID/SMAP
 4位:Graduation/DEEN
 5位:Dear Grand Piano/末光篤
 6位:“Your Songs” with strings at Yokohama Arena/レミオロメン
 7位:まとめII/aiko
 8位:稲川くん/GOING UNDER GROUND
 9位:THE BADDEST -Hit Parade-/久保田利伸
 10位:2 -NI-/ゆず


 以上、10傑の発表でした。
 1位のスキマスイッチはレビューにも書きましたが聴き込んでいくうちにどんどん好きになっていった傑作アルバム。今年はこの作品が2位以下を大きく引き離しての1位でした。
 2位のさかいゆうは全楽器を一人で担当するという試みがなされたアルバム。ポップさとマニアックさが絶妙のバランスで成り立った良作。結果的にオフィスオーガスタがワン・ツーフィニッシュを収めました。

 3位のSMAPはファン投票によるベストアルバム。テーマを持った選曲が投票にきっちりと反映されていたのと、改めて聴いて良い曲を世に送り出していたんだな、という感想でこの順位。
 ベストアルバムは他に7位と9位。久保田利伸はもちろん、もうaikoもベテランの域だと思いますが、二組とも長らく待たされてようやくリリースされたベストアルバム。キャリアの長さもあり、さすがの選曲でした。

 4位のDEENは今月に入って評価が急上昇。先日発売された武道館DVDの影響もあるのですが、ライブDVDを観た後で楽曲の評価が高まりました。ライブで化ける曲が多いアルバムだと思います。
 一方、6位のレミオロメンはライブ公演そのものをパッケージしたアルバムですが、こちらは想像以上のクオリティ。ライブ盤が年間TOP10に入ることは稀なのですが、本作はかなり評価が高いです。

 …今年は前述の通り、スキマスイッチがぶっちぎりの1位で、他は僅差という結果になりました。
 ただ、DEENの例もあり、この順位がまた数日で変動する可能性もあるのですが、とりあえず、12月30日時点での10傑は以上の通り。
 去年に引き続き、良質の音楽に出会えた事を嬉しく思った2011年でした。

2011年12月28日 21:15

deenbodohkan2011 2011年12月21日発売。今年の5月に開催された、DEEN4回目の日本武道館公演を全曲収録したライブDVD。発売形態は2枚組DVD+今年の夏のサマーリゾートライブの模様を収録したCD+写真集が付属の初回限定生産盤と、Blu-ray Disc(DVDと映像内容は同じ)の通常盤の2形態でのリリース。筆者はDVDのほうを購入。

 震災後の不安定な状況下の中で開催された本公演。本来予定されていた曲目プランを一度白紙に戻し、「歌詞」に重きを置いたセットリストに変更してのステージだったそうで(この辺りは特典映像で詳しく触れられています)、当日観に行ったライブレポートでも書いているのですが、筆者が「通常のLIVE JOYの延長という感じでスペシャル感が薄い」という感想を抱いたのはDEENのメンバーの発言からすると今思うと納得の内容。例年登場したダンサーやホーン隊、特殊効果、花道などのステージ的な演出はほぼなく、あくまでもバンド演奏、中でも「歌」を聴かせることにポイントを絞っていた公演だったんだ、ということを鑑賞しながら思いました。
 今回のテーマに合わせて定番のヒット曲もかなり減らされ、代わりにライブでフル演奏されるのはご無沙汰なマイナー曲が比較的多いので、ステージプランも含めて全体的に地味目な公演である点は否めないのですが、初披露の新曲ながらライブ映えのする「'need love」「NEXT STAGE」といったニューアルバムの曲での盛り上がりは楽しいですし、今日の世界情勢に対してのメッセージを歌に込めたかのような名バラード「Tears on Earth」は鳥肌モノ。「LIVE JOY SPECIAL」と銘打っていますが、お祭り的な意味ではない「SPECIAL」を味わえる映像作品になっています。

 一方、サマーリゾートライブCDのほうは、今年の9月に開催された神戸、軽井沢でのライブから抜粋して収録。夏がテーマということで「Ballads in Blue」シリーズを意識したセットリストになっているのか、「瞳そらさないで」「日曜日」「いつか僕の腕の中で」「永遠の明日」などは「Ballads〜」収録バージョンで演奏されたり、「I could change」「雨上がりの空、この道を行こう」等のAOR期のレア曲が披露されたりと、なかなか新鮮。アンプラグドライブですが参加楽器は多く、アレンジのバリエーションも豊かで飽きさせません。DEENのライブCDは特典を含めて何度か発売されていますが、本作は今までの中で一番好きなライブ盤かも。

 映像特典のインタビューも含めて、ファン必見&必聴の作品です。これでもうちょっと値段が安ければなぁ…(定価8,400円)^^;。

2011年12月25日 16:05

yuzu2 2011年2月16日発売。ゆずの通算10枚目のオリジナルアルバム。シングル「桜会」「マイライフ」「慈愛への旅路」「from」「Hey和」、後にThe feversとしてシングルカットされた「第9のベンさん」を含む全15曲を収録。初回盤には本作のアルバム製作ドキュメンタリー&PVを収めたDVDが付属。余談ですが、タイトルからして最初は「1〜ONE〜」(6枚目のアルバムタイトル)の続編か?と思いましたが、そういった意味は特にないようです(笑)。

 本作でついにメジャーデビュー前からタッグを組んでいた寺岡呼人の名前が消え、前々作「WONDERFUL WORLD」から参加していた蔦谷好位置がアルバム1枚を通じてアレンジ、そしてプロデュース(ゆずと共同名義ですが)に深く関わっている様子。蔦谷氏は色々なゆずの可能性を前作「FURUSATO」で引き出した印象があったのですが、今作はその中の選択肢のひとつ、バンドサウンドの中にストリングスを大々的に前面に出したアレンジを施した曲が多い…というか、アルバムのテーマに合わせてメンバー(特に北川悠仁)が壮大な歌詞の曲を書いてくるのに沿ってのアレンジの路線になったのかもしれません。

 シングル曲「Hey和」、さらにアルバムの核となる「HAMO」などで、かなり悟っている…というか、世界平和な方向に北川作品が向かっているのに対し、岩沢厚治作品は割といつも通りの曲を書いてきて、「1と8」のような彼独特の毒っ気のある曲が出てきた時はなんだかちょっと安心してしまいました(笑)。TRICERATOPSと組んだThe feversの「第9のベンさん」はかなり飛び道具的なポジションの曲だと思うのですが、こういう遊び心は好きですね。全体的には壮大路線の中に従来路線と遊びが挟まっている感じのアルバムになっています。曲数は一見多く見えますが、30秒〜1分程度のインスト、SE、寸劇(笑)で3曲分取っているので、実質12曲で、1枚通して聴いてみてもそれほど長さは感じません。

 それにしても、もともと路上から始まった彼らの活動がここまでスケール大きくなるとは…。デビュー当時から断続的に聴いている身としては「えらく変わったな…」という感想で、コアなファンからは賛否両論ありそうな作品だとは思いますが、個人的には段階を踏んで少しずつ大きくなっていくゆずは、これはこれでアリかと思います。ただ、次作もこの壮大路線を同じように続けるとなると、ちょっと困惑してしまうかも。アルバム中盤にアクセント的に収められた「代官山リフレイン」が一番今の「30代を過ぎた等身大ゆず」という感じがするので、こっちの路線のゆずにも期待したいところです。

2011年12月24日 16:14

418LN4umxeL__SL500_AA300_ 本ブログに相互リンクさせていただいている、MOMAさんの音楽サイト「Beautiful Dreamer」の1コーナー「過去曲回顧」におきまして、私SASAとMOMAさんによる、実に3年半ぶりの対談レビューを行わせていただきました。

 今回のレビューの対象作品は、2011年11月23日発売の広瀬香美の「SINGLE COLLECTION」。本作に収録された全29曲+αについて、1曲ずつ発売当時の時代背景、音楽シーンなどの話を交えながら、熱く(?)語っております。

対談レビュー第15弾 Beautiful Dreamer×一進一退days 広瀬香美『SINGLE COLLECTION』全曲レビューX(クロス)

 実はこの対談が終わったのが今週の水曜日。あっという間に編集作業をして、昨日(23日)アップしてくださったMOMAさんの手際の良さには驚きました。
 広瀬香美の「Dear...again」という曲のサビに「♪クリスマスまでには間に合うように〜」という一節があるのですが、まさにクリスマスに間に合いました(笑)。対談&編集お疲れ様でした!!

 ご興味のある方は是非ご覧ください。
 「SINGLE COLLECTION」をBGMに流しながら読むと、より一層楽しめるかもしれません(?)。
 それでは皆様、良いクリスマスを。

2011年12月18日 18:15

baddest 2011年11月23日発売。デビュー25周年記念としてリリースされた久保田利伸のベストアルバム。2枚組34曲収録。初回限定盤はDVD付きの3枚組。

 過去に「the BADDEST」(1988年)、「the BADDEST II」(1993年)、「the BADDEST III」(2002年)と、活動時期を区切ってのベスト盤は3作出してきた久保田利伸。ソニー系列のアーティストにしては、ベスト盤濫発ブームの波に乗ることもなく、マイペースに活動を重ねてきた感のある彼が(コンセプトベストを除き)、ベストアルバムとしては9年ぶりにリリースした本作は、初のオールタイム・ベストになっています。
 曲目にはアルバムの流れを考慮したのか、若干の前後はあるものの、基本的には時系列順。DISC1が「the BADDEST」「同II」まで、DISC2が「同III」からの選りすぐり楽曲+2003年以降にリリースされたシングルからのピックアップといった感じで、過去3作の「BADDEST」シリーズとはかなりの楽曲が重複しているものの、収録バージョンなどが細かい部分で異なっています。また、各ディスクの序盤と中盤には「TAWAWAヒットパレード」をインタールード風に新録で配置したり、最新シングル「声にできない」を未発表の別バージョンで収録したりと、コアなファンにも配慮した内容だと思います。そして何より2011年最新のマスタリングにより、80年代の曲が現在の技術によるキレのある音圧で聴けるのが嬉しいところ。

 25年間の活動を2年間に凝縮したということもあり、どの時期に彼の音楽に興味を持った、ということで世代ごとにお気に入りの年代は異なるのではないかと思います。個人的には「流星のサドル」や「Missing」などはリアルタイムではなく、「雨音」「夢 with You」「夜に抱かれて〜A Night in Afro Blue〜」あたりでグッときちゃう90年代J-POPファンなので(笑)やはりDISC1の後半から、最大ヒット曲の「LA.LA.LA.LOVE SONG」や名バラード「Cymbals」が配置されたDISC2の序盤あたりまでが最も思い入れの深いブロックですね。音的に時代を感じさせる80年代のファンクナンバーや、2000年以降のグッと洗練されたR&B寄りのナンバーもほぼオリジナル音源での収録ということで、最新リマスターで久保田利伸の25年の歴史の美味しいところを網羅できる、良い構成のベストアルバムだと思います。ひとつ不満を言うなら、「ふたりのオルケスタ」も収録してほしかったことぐらいでしょうかね(笑)。

 さて、そんな久保田利伸ですが、本作を通して聴いて感じたのは、ファンクやR&Bへのこだわりと深い愛情でしょうか。激動の音楽シーンの中で活動を続けていくにあたり、時流に乗って安易に作風を露骨に変えるということはせず、常にソウルミュージックを突き詰めようという職人的姿勢を2枚のディスクから聴き取れたような気がします。もうすっかりベテランの域に達したゆえの安定感というのもあると思うのですが、理想的な活動を続けているな、と思います。今後もその姿勢を貫いてくれることでしょう。

 ちなみに初回盤のDVDは、本作収録の12曲のPVを25分ほどのメドレーにした「Hit Parede Non Stop Remix」。こちらは時系列はほぼランダムなので、いきなり歌っている彼が15年前の姿になったりします(笑)。メドレーなのでPV集とは思わないほうがいいかも^^;。そして「声にできない」のフルPVも収録。今年で49歳とは思えない若さをお楽しみください(?)。

2011年12月05日 20:58

musium 2011年10月5日発売。スキマスイッチ通算5枚目のフルアルバム。シングル「アイスクリーム シンドローム」「さいごのひ」「晴ときどき曇」他、全11曲収録。初回盤は高音質Blu-spec CD仕様+前記3曲のPVとインタビューを収録したDVDが付属。

 2007年にベスト盤を出してから各自のソロ活動を経た後、活動再開をして以降のスキマスイッチはゆったりとしたリリースペースで活動している印象なのですが(今回のアルバムも2年ぶり。この5年間でオリジナルアルバムは2枚だけ)、時間をかけて作ったと思わせる「丁寧さ」は今作も健在。もともとデビュー当時から「ポップスを極める職人」というイメージを個人的に彼らに対して抱いていたのですが、近年の制作活動に関してはその傾向が一段と強まったような。ファンを含めリスナーに対しての「スキマスイッチらしさ」を大事にした作品づくりが今作にも反映されている気がします。

 …もっとも、このアルバムを発売直後に聴いた時は上記のような感想ではなかったことをここに告白しておきます(笑)。むしろ「シングルもガツーンとした曲を最近出さなくなったし、初期の『優しさの中に隠された狂気』が感じられるような曲をもっと作って欲しいなぁ」と思っていたのですが、何度か聴き返すうちに印象がだいぶ変わりました。一聴すると突出した「看板的な楽曲」がなく、シングル曲、アルバム曲共に地味な印象は否めないのですが、情景がぶわっと広がる「石コロDays」、ほのぼのとしながらも切ない郷愁を漂わせる配信限定シングル「センチメンタル ホームタウン」、彼ら流のファンクといった趣の「スモーキンレイニーブルー」、アコギがメインという珍しい「またね。」など、「スキマスイッチらしさ」の中で高みを目指している曲が粒揃い。
 喩えるならばこのアルバムはスルメ的な、噛めば噛むほど(聴けば聴くほど)味わいが広がっていく感じ。野球で言うならばホームランはないけどハイアベレージをキープし続けるバッター的な風格を漂わせる楽曲が詰まった1枚です。一歩間違えればマンネリになってしまいそうなところでそう感じさせないのは彼らのプロデュースワークの賜物かも。

 じっくり聴けば聴くほど魅力的な輝きを放つ今作、今までの彼らのアルバムの中で一番好きかもしれません。是非ご一聴のほどを。

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