2011年01月

2011年01月29日 22:43

beyondthelight 新旧の年代を問わずに各アーティストのお勧めアルバムを紹介する「今週の1枚」。サイト開設4周年を迎えてようやく1年=52週の回数を突破いたしました(汗)。これからはできれば月イチぐらいで更新していけたらいいな、と思っております。そんな言い訳をしつつご紹介する、今回登場のアーティストはTo Be Continued。彼らのオリジナルアルバム「BEYOND THE LIGHT...」をピックアップいたします。

 To Be Continuedは1991年にデビューの三人組ユニット。現在はミュージカルやドラマで俳優として活動している岡田浩暉がヴォーカルを務めていました。2000年に活動休止を宣言するまでに7枚のオリジナルアルバムをリリース。今回ご紹介する作品は1994年10月1日に発売された4作目となります。筆者はデビュー当時から熱心に彼らの音楽を聴いていた…わけではなく、「If you wish...」あたりで彼らを知ったのですが、その翌年に岡田浩暉が出演したドラマの挿入歌に「君だけを見ていた」が起用され大ヒット、続く「逃げたりしない」「うまく言えないけど」といったシングルもスマッシュヒットを飛ばし、満を持して上記3枚のシングルを収録した本作が発売され、友人からアルバムを借りてハマった、という記憶があります。

 さて、彼らの音楽性を一言で説明すると…ズバリ「シンセポップ」という言葉がピッタリではないでしょうか。ユニットの中に二人キーボーディストがいて、彼らが作曲・編曲・サウンドプロデュースを行っている形態なのでまあ当然といえば当然なのですが、基本的にはリズム隊は打ち込みで、上モノをかなり重ねて音に厚みを出しているというこのシンセサウンド、今聴いてみて感じたのは、当時流行していたビーイング系やTKサウンドのような「ヒット性」というものからはやや乖離しているかな、と。メロディーラインは確かに王道をなぞったナンバーが多いのですが、そこまでサウンドに「コテコテの売れ線」のような感覚はなく、かと言って、当時ビーイング系とは対極にあった渋谷系のようなコアな音楽ファンに支持されるようなサウンドでもない…どちらかというと、大衆受けとマニア受けの中間的なポジションに立って、楽曲を世の中に送り出していたような気がします。

 歌詞の面では、本作はラブソングが大半なのですが、自身の心境を街の風景などに重ね合わせてライトな恋愛感情を綴る「明日へのAccent」や、別れの情景を淡々と歌った「Love is just a...」、君への想いを語りながらも、どこかクールな「moon」など、恋愛模様をベースにしながらも、あまりベタベタしない平熱的な歌詞の世界が多いような気がします。リスナーの心にバシバシ突き刺さるヴォーカルではなく、熱くなりすぎず、どこか感情の抑制の取れた声で歌い上げる岡田浩暉の歌声も上記のような「何気ない」印象をより濃くしているのかもしれません。それが結構聴き心地が良いんですね。「涙 やめなよ」なんて下手すると説教っぽい歌なのですが(苦笑)、彼のヴォーカルで歌われるとサラリと聴けてしまうから不思議です。合コン(?)で出会った彼女を落としたい!という「Funny!?Serious?!」は例外的にコミカルに振り切っていますが、アルバムの中での良いアクセントになっているかな、と。
 このように、サウンドもヴォーカルも歌詞も、狙いすぎずマニアックになりすぎず、抑制が取れているという点でどこか優等生的ではあるのですが、突出したアクがない代わりに、平均点の高い作品が多く、当たり外れが少ない堅実性を持っている、というのが彼らの最大の個性だったのかもしれません。

 このアルバムがセールス的には彼らの中で最も成功した作品。その後、90年代後半になると個性の強いアーティスト達が次々と台頭し、世間的には彼らの優等生的なシンセポップは「90年代中盤の音」という印象のまま存在感が霞んでしまった、という感は否めないのですが、2000年代に入り音楽ジャンルが多様化し尽くした今、改めてTo Be Continuedのサウンドを聴いてみると、地味ながら良質なポップス作品を作り続けたアーティストだったんだな、と再認識した次第です。
 ブックオフなどで250円コーナーなどに並んでいる^^;本作ではありますが、筆者にとっては今でも思い入れのある1枚です。

2011年01月23日 12:32

deennakano 2010年→2011年のカウントダウンライブに続いて、東京・中野サンプラザで行われたDEENのライブツアーのセミファイナルに行ってきました。

 久し振りの中野サンプラザ…に行く前に、その隣の「中野ブロードウェイ」の中古CDショップで買い物。なんとレミオロメンのライブDVD「3月9日武道館ライブ」が300円で買えました(驚)…って、DEENと関連のない話ですね(苦笑)。

 今日、1月23日がファイナル。ファイナル公演までにまだ少し時間がありますので、ネタバレOKの方のみ「続きを読む」でご閲覧ください。続きを読む

2011年01月15日 22:44

REQUEST 2010年9月29日発売。JUJUのカヴァーアルバム。先行リリースの「Hello,Again〜昔からある場所〜」を含む全12曲収録。

 1990年代中盤から2000年代前半あたりまでの日本の女性ヴォーカルによるナンバーをカヴァーしている本作。管理人は彼女の音楽を手に取って聴く、という機会は今まで持っていませんでしたが、今回のカヴァー選曲は個人的に一番音楽を聴きまくっていた時期の作品で、そのほとんどのオリジナル作品を知っているということもあり、レンタルして聴いてみました。

 上記のように、原曲を知っている、という前提で聴いてみたのですが、亀田誠治や松浦晃久、武部聡志などのJ-POP界を代表する大御所達のアレンジに関しては、総じてオリジナルを尊重したトラックが多く(「LOVER SOUL」はちょっと変化球気味ですが)、となると、原曲の女性ヴォーカルとJUJUとのヴォーカルの比較に耳が向くわけですが、柔らかい声質に安定した表現力を持った彼女の歌唱力の高さもあり、終始心地よく聴こえました。ファン層に90年代の名曲達をJUJUを通じて知ってもらう、という企画意図だとしたらこれは成功だと思います。

 ですが、私見として例えば「Hello,Again」はakkoの崩れそうに危ういヴォーカルが曲の良さを最大限に引き出しているように感じたり、「ギプス」は、あの狂気スレスレ(?)の椎名林檎のヴォーカルだからこそあの歌詞が映えるんだな、という印象をこれらの曲のカヴァーを聴いて思ってしまった次第でもありまして。
 歌唱力が高ければ高いほど楽曲の個性が最大限に引き出せるというわけではなく、声と曲(+アレンジ)の相性は大事なんでしょうね。しかもオリジナルのアーティスト用に作られた曲を新たにカヴァーするわけですから、カヴァーするほうも自分の色に染め直さなければならない。その大変さを痛感したアルバムでもありました。
 タイトル通りリクエストを募った結果の選曲で、本人の要望によるカヴァーではないということも、より一層それを難しくしているというのもあるのかも。

 ところでこのアルバム、帯に「1st Cover Album」と記載されていたのですが、となると次回作もいずれは企画されるんでしょうか。その時はJUJU自身がカヴァーしたい曲を選んだアルバムを作ったほうが、彼女の個性というものが強く出て面白い作品集になるんじゃないかと思っています。

2011年01月09日 13:36

loadingmyself 2010年12月1日発売。通算第12作目となる東野純直のニューアルバム。シングル「731の朝」を含む全11曲収録。

 ベストアルバムを挟んで実に約5年振りとなるオリジナルアルバム。東野氏にアルバム出す出すと言われ続けて、ああもうそんなに経ったのかということで、ファンとしては「やっと出たか〜」という言葉しかないのですが(苦笑)、今作も彼の従来の作品同様、ピアノを主軸に置いたポップロックアルバム、というスタンスは変わっておらず、待たされたファンも安心して聴ける内容になっています。

 ただ、詞の面では「泣いてる君と情けない僕の歌」のような、近年ではあまり見かけなかったストレートなラブソングが久々に出てきたり、メロディーもデビュー当時のポップさ(というかピュア路線?)を感じる曲があったりと、詞曲ともにやや内省的であった2000年代以降の作品の中では一番聴きやすいかも。その名もズバリ「Pop style」という曲もありますし、ラストにかつての代表曲「君だから.」をセルフカヴァーで収録しているあたり、久々のポップスへの回帰を図ったかのような印象。昔の焼き直し的な作品ではなく、今の感性で紡いだ楽曲の数々は聴きごたえがあります。

 先行シングルの他に、ライブ会場限定で販売された曲が6曲、セルフカヴァーが1曲ということで、純粋な新曲は4曲、というところには若干物足りなさは感じてしまいますが、東野節の健在を実感させてもらったアルバムでした。

2011年01月01日 21:21

deenzepp1 皆様、2011年、明けましておめでとうございます。
 今年も「一進一退days」ならびに管理人SASAをどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、2010年大晦日から2011年の元旦にかけて行われた、DEENのカウントダウンライブに参戦してきました。
 いわゆるライブ納めとライブ始めです(笑)。
 新春一発目の更新は、記憶が薄れないうちにライブレポートとしてこのライブの模様を書き連ねていきたいと思います。
 内容上、ネタバレ全開でお送りしますので、セットリスト等ネタバレOKな方は「続きを読む」からご覧ください。続きを読む

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