2010年09月

2010年09月27日 21:11

legends 2010年3月24日発売。T-BOLANの歴史を総括したCD2枚+DVDの3枚組ベストアルバム。

 1999年末に解散した後にいわゆる「ビースタ」等のレコード会社主導のベストアルバムがリリースされたT-BOLANですが、今回はヴォーカル・森友嵐士の活動再開シングル(レコード会社は別)との同時発売、さらに連動特典もありと、久々のオフィシャルな匂いのするリリース作品にして、ベストアルバムとしてもようやく決定盤がリリースされたといった感じの内容となっています。

 CD2枚組のうちDisc1はシングルコレクション。大ヒットした「離したくはない」「Bye For Now」のような心に沁みるバラードから、「刹那さを消せやしない」「マリア」といった、切ないアップテンポナンバーまで、シングルタイトルとしての魅力に溢れた15曲を収録。なぜかオリジナルシングルでは唯一「JUST ILLUSION」が相変わらず外されているのが不憫ではありますが…(汗)この曲、そしてリミックスシングル以外の全シングル曲がこの1枚で聴けるというのは非常に美味しいです。

 Disc2はアルバム曲やシングルのカップリングから選ばれた「隠れた名曲集」。いわゆる裏ベスト的な内容で、ライトリスナーがより深くT-BOLANに触れてもらうにはうってつけの選曲だと思います。コアなファンには未発表曲「満月の夜」が一番の聴きどころでしょう。森友嵐士のヴォーカルが他の曲よりも妙に甘いので、どの時期に録音された曲かはちょっと分かりかねるのですが、メロウな佳曲だと思いました。

 そして、DVDはT-BOLANの結成秘話から解散に至るまでのタイムラインを当時のPVやライブ映像を織り交ぜつつ辿っていく「T-BOLAN History of 1991-1999」。当時のビーイングの方針だったのか、映像作品というものがほとんど存在しない彼らですが、「ライブだけのDVDも出して欲しかったなぁ…」と本作品のライブシーンを見る度に感じてしまうのが正直なところ。今回のベストの中ではこのDVDが一番存在価値が高いような気がします。

 非公認アルバムと比べると値段的にはやや高いですが、リマスタリングもされているし、これからT-BOLANを聴いてみたいという方には間違いなくこのベストがお奨めですね。

2010年09月18日 15:39

wannagohome  実に前回からちょうど半年ぶりにご紹介する(汗)「今週の1枚」。第51回目の今回は、B'zのギタリスト、松本孝弘のセカンドソロアルバム「Wanna Go Home」をピックアップ。1992年4月22日発売。

 B'z結成前はTM NETWORKをはじめとして数々のサポートやレコーディング活動を行っていた松本孝弘。彼のアーティストとしてのデビュー作は、B'zとしてデビューする前、1988年の「THOUSAND WAVE」というソロアルバム。ギタリスト松本としての腕を存分に見せつける、全編インストのギターロックアルバムという印象が強かった前作。今作も「ギターを軸にしたインストアルバム」という点では変わっていませんが、音楽性はアダルト・コンテンポラリー的要素が強く、当時のヒットシーンを駆け登っていったB'z的なサウンドともまた一線を画すアルバムに仕上がっているところが前作との最大の違いだと思います。

 まず、1曲目にしてタイトル曲の「Wanna Go Home」からして、抒情的なフレーズが全編を占めるスローナンバー。B'zでおなじみの明石昌夫に加え、葉山たけしをアレンジャーに迎えた「99」(前作収録曲のリメイク)は静と動が交錯するナンバーにお色直し(ダンサブルな部分は大黒摩季の初期っぽいアレンジのような?)、フュージョン的なアプローチを試みた「Air Port」や、ややエロティックな「Love Ya」など、かなり大人びた雰囲気の曲が前半〜中盤は続きます。
 個人的にはシングルのカップリングとして既発表だった「LIFE」が「Life II」となってリアレンジされていたのにはビックリ。あれほどスピード感満載だった原曲のロックナンバーを、リズムやキーを変更し、ゆったりとした曲に生まれ変わらせてしまうとはと驚くと共に、失礼ながらロック一辺倒というイメージが強かった松本孝弘、そして明石・葉山両氏のアレンジメント能力の懐の深さに、当時脱帽してしまった次第です。

 後半になると先行シングルであり、2010年の現在でも「Mステ」のオープニングテーマとして流れ続けている「♯1090〜Thousand Dreams〜」や、続く終盤の「Jammin' of The Guitar」「Speed」など、松本孝弘の魅力のひとつである「エレキをガンガンに引き倒す」的な熱いプレイが披露されている曲もあるのですが、最後はタイトル曲「Wanna Go Home」のリプライズで締めているように、それらもあくまで「今作の側面のひとつ」であり、アルバム1枚で「松本孝弘の持つ引き出しを多数に開いて紡ぎだした1枚」という作品になっていると感じました。

 個人的な思い入れ、というか、この曲を聴くと思い出すというのは「Long Distance Call」。かなり長い間TOKYO-FMの交通情報で流れていたので、この曲が流れるとFMをよく聴いていた中高生の頃が頭に浮かんだり、また「'88〜Love Story」は1991年の秋にリリースされたシングルだったのですが、そのシングルを買った当時の冬休みに旅行に出かけ、電車で移動中に冬の海を眺めていたらこの曲がその風景にとてつもなくハマっていたなぁ、という、相当昔の思い出がフラッシュバックしたりと、なかなか懐かしい気分にさせてくれました。久々にこのレビューを書くためにこのアルバムを引っ張り出してきたら思い出も一緒に引っ張り出してきてしまったようです(笑)。

 この年の暮れに、B'zは彼らのルーツであるハードロック路線に舵を切り、いよいよB'zも人気絶頂時代を迎えます。その前夜にリリースされたこの「Wanna Go Home」は、その後のB'zの路線から比べると地味なアルバムではあるわけですが、どの曲もギターがヴォーカルの代わりにしっかりと「歌って」おり、各曲ごとに聴き手にとってのそれぞれの情景が浮かんでくるであろうという点はインストアルバムならでは。生音を軸に打ち込みも含めて作り込まれたトラックは、今聴いてもそれほど古さを感じさせません。特にこれからの季節、静かな秋の夜長にしっとりと聴いてみると、また新しい発見があるかもしれませんね。

2010年09月12日 20:43

refire 2009年10月14日発売。アニメ「マクロス7」に登場した架空のロックバンド「FIRE BOMBER」の結成15周年アルバムと銘打たれた(?)オリジナルニューアルバム。

 ベストアルバムでも「ULTRA FIRE!!」(1999年)以来10年振り、オリジナルという形態でいえば「DYNAMITE FIRE!!」(1998年)以来実に12年振りという、ファンにとってはまさかの復活を果たしたFIRE BOMBER。四人組ロックバンドという「設定」の彼らの中でメインヴォーカルは男女一人ずつ。それぞれにソロを取り合ったり、デュエットしたりと、それぞれの声質を活かした曲を歌っていたバンドでした。ちなみにこのヴォーカルの二人は本業のミュージシャンの福山芳樹、チエ・カジウラの両名が担当しています。

 そんな彼らから久々に届いたニューアルバム。彼らが活発に活動していた頃の曲は1990年代中盤〜後半のJ-POPの主流である「打ち込みロック」の体を成していたと思うのですが、今作では、ブラス・サックスといった楽器群を積極的にロックナンバーに取り入れたり、より生音(ドラムなど)のグルーヴを強調した演奏になっていたりと、2000年代の音楽シーンを反映したようなサウンドになっているのが特徴でしょうか。作家陣の顔ぶれも今回初参加の方々が多く、熱いノリの曲でもどこか「あの頃と違うな?」という印象を受けました。

 全12曲の収録曲中、「突撃ラブハート」「LOVE IT」の2曲はセルフカヴァーで収録されており、それらとオリジナルを聴き比べるとよく分かるのですが、透明感のあるシンセ音といった「当時を感じさせる音」はほとんど入っておらず、さらに福山氏の声質がハスキーに変化したり、カジウラ嬢がより妖艶さを増したヴォーカルで歌い上げていたりと、前作から12年という時の経過を感じさせる作風でまとめられています。まあバンドを結成してから15年も活動していれば、現実のバンドでもこれぐらい音楽性の変化はある(復活するまでは活動休止状態だったらしいですが…^^;)と思うので、当時を懐古するというよりも「今のFIRE BOMBERはこうだ!」という現在進行形の彼らの元気な姿を見せてもらえたのは嬉しかったです。
 お勧めは「Burning Fire」「Ready GO.」「Song Of Eternity」などなど。

 …最後に一言。「バサラ、そろそろマクロス7船団に帰ってきてもいいんじゃないか?」(苦笑)

2010年09月05日 21:36

なんと、当ブログ、先週の前半で10000hitsを達成したようです。
どうもありがとうございます!
開設してから2年半、開設当初から比べると更新のペースはだいぶ落ちているにも関わらず、定期的に来訪してくださっている皆様、どうもありがとうございます。

御礼ついでに近況などを。
まずは良いお知らせ。
ようやく新しいパソコンを購入いたしました。
Windows7搭載の最新型で、使い勝手が今までのパソコンと違うので、戸惑いながらも使っております。
最近のノートパソコンってテンキーが付いてるんですね。おかげでパソコンの横幅が増えて、今までピッタリだったパソコンデスクからパソコン本体がはみ出してしまっております(笑)。

続いて残念なお知らせ。
最寄駅のレンタル屋が改装になり、なんとレンタルDVDしか置かなくなってしまいました。
もともとCD自体の品揃えは貧弱(コラ!)なショップだったのですが、まったく無くなってしまうとは思わなかったので、かなり困っております。
電車に乗らないとCD借りにいけないなんて、引っ越しを考えたほうがいいんでしょうかね(苦笑)。

…そんな日常を過ごしておりますが、これからも「一進一退days」並びに管理人SASAをどうぞよろしくお願いいたします。

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