2010年04月

2010年04月29日 17:19

bestofgreenmind 2010年3月3日発売。2009年に行われた秦基博の弾き語りツアー「green mind」からのライブ音源を中心に、最新シングル「アイ」のスタジオ弾き語りバージョンも収録した2枚組全22曲。

 全シングル曲、代表曲を2枚のディスクに散りばめた今回の作品は、収録曲リストを眺めていると「ちょっと早いベストアルバムの発売か?」とでも思ってしまいそうなほど(笑)。ライブ録音ということで、MCや手拍子があり、演奏も粗さが若干感じられなくもないですが、こういった選曲で彼の曲を聴けるという点では、「best of〜」の名に相応しいアルバムかもしれません。

 基本的にはアコースティックギター一本での演奏形態になるわけですが、曲によっては「プール」のように音色を変えてみたり、「ファソラシドレミ」ではウクレレを使ってみたり、「サークルズ」「風景」ではリズムボックスを使用するなど、適度にバリエーションのある演奏で、2枚続けて聴いても飽きさせない曲順になっていると思います。

 また、彼のスタジオアルバムは、基本的には楽曲ごとのアレンジャーの手によるバンドスタイルが主体だと思うのですが、アコギ一本で弾き語るという楽曲の「素」の部分を見せてくれる今作では、改めて彼の書くメロディーのセンスの良さと、ヴォーカリストとしての魅力を感じることができました。

 というわけで、ベストアルバム的な側面を持つ今作の次は、2009年以降のシングル曲を収録した3枚目のオリジナルアルバムの発売を期待したいと思います。個人的には前作「ALRIGHT」を越える名盤を!と待ち続けているので(笑)。

2010年04月21日 21:28

kanchigai 2010年3月10日発売。KANの通算15枚目のオリジナルアルバム。先行シングル「よければ一緒に」のフルサイズバージョン他収録の全9曲。同梱DVD(通常仕様)にはレコーディングドキュメンタリーとスタジオライブの模様が収められています。

 ベストアルバムやライブアルバムを挟んで、実に3年半ぶりとなるオリジナル作品で、ここ10年ほど(苦笑)寡作になってしまった彼だけに、いちファンとしてはオリジナルが出ただけで嬉しいというのが正直な感想なのですが、本作はベテランらしい安定感と、ベテランらしからぬ野心的な試みがバランス良く成り立っている作品に仕上がっていると思います。

 先に野心的な試みから紹介しますと、オープニングナンバーの「REGIKOSTAR〜レジ子スターの刺激〜」からいきなり某女性三人組を彷彿されるデジタルボイス&テクノポップサウンドが炸裂、続く「小学3年生」ではビックバンドジャズに挑戦、そしてパリ在住経験を活かして書かれた(?)シャンソン風「オー・ルヴォワール・パリ」などなど、今までの彼の作品ではなかったようなジャンルの曲が多数。もう20年ほど(自称)ファンを名乗っている私でさえ度肝を抜かせられてしまいました。

 一方、従来のイメージに相応した楽曲も粒ぞろい。恋の終わりを描いた「ピーナッツ」「バイバイバイ」には胸が締め付けられてしまいますし、「ordinary days」はこれは彼自身の実体験?と邪推してしまいそうなハッピーな楽曲。西海岸風のギターサウンドが心地良い「青春の風」など、安心して聴ける曲も充実しています。

 そして極めつけは、ASKAと共作した「予定どおりに偶然に」。ASKAとKANの一大コラボレート作品…というか、かなりASKA寄りの作品になっているのですが(笑)、これがなかなか聴き応えのある大作。両方のファンである私にとってはまさしく夢の組み合わせで、このアルバムを締めくくるのに相応しい内容でしょう。

 …これだけの作品をこれからも作ってくれるのならば、次回作は3年半以上待ってもいいです(笑)。ファンなら必聴の作品、そして「愛は勝つ」のイメージを強く持っている方にも是非聴いていただいて、「KANってこういうことする人なの?!」と驚いていただきたい作品です(笑)。

2010年04月03日 23:56

katyouhugetsu 2010年3月3日発売。1年4ヶ月ぶりとなるレミオロメン通算5枚目のメジャーオリジナルアルバム。シングル「Starting Over」「恋の予感から」他全12曲収録。初回盤は収録曲全曲のライブ映像を収録したDVDが付属。さらに1万枚限定で結成10周年仕様のパッケージ(CD+DVD+GOODS)が生産されたそうです。

 インディーズ盤「フェスタ」以来のレミオロメン単独名義でのプロデュース作品(一部トーレ・ヨハンソンとの共同プロデュース)。前作までの共同プロデューサー+全曲のアレンジを担当していた小林武史氏は今回エグゼクティブ・プロデューサーとしての肩書きでクレジットされているものの、直接彼らと楽曲を製作したのは先述のトーレ・ヨハンソンと、皆川真人氏の両者のようです。
 …だからなのか、近年の彼らの作品で顕著だった「ストリングスを壮大に使って盛り上げるアレンジ」が極端に減り、メンバーの演奏を核にしつつ、各楽曲のカラーに応じたキーボードやストリングス、曲によっては打ち込みを使ったバンドサウンドでのアレンジが増えていると思います。

 「大晦日の歌」のような、かつての彼らの作風を彷彿とさせるような曲もある一方で、四つ打ちビートが印象的な「東京」のような新しい試みもあり、その他メジャースケールなのにどこか翳りを感じる「ロックンロール」、バイオリンをフィーチャーしたほのぼのとした「花鳥風月」、大団円的な「小さな幸せ」等、楽曲の幅もほどよく広く、耳を楽しませてくれるアルバムになっています。
 また、些細な日常の風景を朗々と歌い上げる藤巻亮太の歌声も、ここ最近の作品で感じた「詞曲とヴォーカルの体温の違い」みたいなものを感じさせず、ぴったりとマッチしていると感じました。

 去年の彼らのシングル曲は個人的には「う〜ん…」と思っていて、正直今回のアルバムもあまり期待していなかったのですが(おい)、想像以上の作品が出てきたのは嬉しかったです。これからもこの調子で活動を続けていってほしいものです。
 

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