2010年01月

2010年01月31日 00:50

 久々のライブレポートにして、今年一発目のライブ参戦はDEEN。
 「DEEN NEXT STAGE」と「LOVERS CONCERTO」という2枚のオリジナルアルバムを引っ提げての年跨ぎの全国ツアー、ファイナルの2DAYSの1日目、東京厚生年金会館まで行ってきました。
 あと残り1公演しかありませんがネタバレ全開でレポートいたします。
 本編の内容は「続きを読む」からどうぞ。続きを読む

2010年01月24日 13:56

lovebracd 今年2回目の「今週の1枚」。今回は久々の女性ヴォーカル作品をピックアップ。ご紹介するのは華原朋美のデビューアルバム「LOVE BRACE」。1996年6月3日発売。

 1994年のTMN「終了」以降、音楽プロデューサーとして台頭してきた小室哲哉。特に1994年から1997年ぐらいまでの、いわゆるTKブームの全盛期と言ってもよいこの時期、女性シンガーを中心に、数々のプロデュース業をこなしてきた彼ですが、1995年にシングル「keep yourself alive」でデビューさせたこの華原朋美は、他のアーティスト、シンガー達とは小室にとっては一線を画す存在、というのは周知の通り。
 まあ、ぶっちゃけた話「小室哲哉の恋人」という売り出し方でデビューした彼女は、デビュー後間もなく、そのセールスポイントを十分に活かし、そして小室哲哉も良質の楽曲で彼女をプロデュースし、シングル「I BELIEVE」「I'm proud」はミリオンセールスを達成、そして満を持してリリースされたこのアルバム「LOVE BRACE」も200万枚オーバーの大ヒットを記録と、当時の二人にとっては記念碑のような作品になったのではないでしょうか。

 そんな今作は、アルバム1枚を通してひとつの物語になっているかのよう。荘厳なストリングスで始まる冒頭の「LOVE BRACE-overture-」はまさにシンデレラストーリーの幕開け。街を彷徨う孤独な少女が、探し求めていた「あなた」に出逢う「Just a real love night」、「過去の痛手はもう繰り返したくないから」「自分を磨き出」すことを誓う「Living on...!」、「あなた」への揺るぎない信頼を力強く歌う「I BELIEVE」、そんな想いが受け入れられた喜びを奏でる「MOONLIGHT」(この曲のみ本作での小室・華原の共作詞)、紆余曲折を経て「あなた」と一緒の居場所を見出した「I'm proud」を経て、タイトル曲「LOVE BRACE」で物語は大団円を迎え、ラストの「I BELIEVE-play piano-」でエンドロールという、まるで映画のト書きを読んでいるかのような構成。
 こういった擬似恋愛的なコンセプトアルバムは、聴き手の男女それぞれを自分自身に見立てて投影できる部分を残しておくのが通常だと思うのですが、今作には限っては「私」(華原)の眼差しの向こうにいる「あなた」はどうしても小室哲哉というイメージに固定されてしまう、つまり聴き手にとっては自己投影し辛い、というのは仕方のないところなのですが(苦笑)、この「アルバム1枚でラブストーリーを完結」というコンセプトのもと、華原のキャラクターに合わせた小室の手による作詞も破綻がなく(英文法までは保障できませんが…^^;)ことごとく「私」の気持ちに寄り添った視点でのリリックはお見事としか言いようがありません。

 そして、数ある小室プロデュース作品でもこのアルバムで群を抜いているのは、メロディーラインの秀逸さ。どの曲も気合いが入りまくった良メロの連発で、小室メロディーの一番良い部分を抽出した大変美味しい楽曲群が並んでおります。中でも個人的には「summer visit」での矢継ぎ早のメロディーや、サビ途中の「going to the sea〜♪」から始まるリフレインが好きです、何かTMっぽくて(←結局、私の選考基準はそれかい・笑)。また、トータルプロデュース作品で彼がよくやる「実験的な試み」もこのアルバムでは陰を潜め、強いて挙げるなら中盤に登場の「I BELIEVE」を地味めのアレンジに変更して収録したぐらいですが、これもアルバムのバランスを考えるとごく自然な流れの中に収まっていますし、何から何まで計算し尽くして「最高のアルバムを作って彼女を輝かせる」という、小室哲哉の献身的なプロデュースぶりには脱帽。これも一言で言ってしまえば愛情の成せるワザ、なんでしょうか。
 そんな彼からの愛情を一身に受け止める華原朋美のヴォーカル。彼女の歌唱力は技巧的とは言いがたいですが、あの微妙に濡れているけれど過剰に艶っぽくない独特の歌声は、今作で提示された詞曲を歌いこなすには十分魅力的。そんな彼女の歌声、その持ち味を最高に引き立たせる小室のプロデュース、これが最高のバランスで成り立った作品と呼べるのではないでしょうか。

 今作で蜜月時代の最高潮を迎えた小室哲哉と華原朋美。その後の二人の顛末について嫌でも知っている現在の時点でこのアルバムを聴き返すと、何やら複雑な心境になってしまうわけですが、1996年夏、二人がタッグを組んだこの頃の作品は最高に輝いていたと思うし、これから先も色褪せることのない名盤だと思っています。

2010年01月16日 22:01

bzmagic 2009年11月18日発売。通算17作目を数えるB'zの約2年ぶりとなるオリジナルアルバム。シングル曲「イチブトゼンブ/DIVE」「MY LONELY TOWN」を含む全13曲収録。

 彼らもデビューして21年目。その間にかなりの音楽性の変遷を経てきたと思うのですが、今作ではギター、ベース、ドラムスのシンプルな編成ながら骨太な音を鳴らす前半の楽曲と、その上にブラスやキーボード、そしてパーカッションなどの音を積極的に使用している後半の楽曲とに大きく分かれています。

 まあ、稲葉浩志の手がける歌詞も含め、どれも一聴して「B'zっぽさ」を醸し出している曲ばかりなので、良い意味で盤石だなぁ、という感想なのですが、今回は「MAGIC」のような一度聴いたら耳に残るメロディー、「Time Flies」「long time no see」のような印象的な決めのリフが前面に出ているアレンジの曲が多め。全体を通してカラっとして爽快な印象を受けました。最近のB'zのオリジナルでは一番聴きやすい作品ではないでしょうか。

 あと、今回のアルバムでの一番のポイントは、作品全体の流れの良さ。トータルタイム40分台という、彼らの作品では異例の短さの時間内で、山あり谷ありをしっかりとダレることなく構成されている点。正直前作「ACTION」は長すぎて1枚通して聴くのがちょっと辛かったのですが、今回は一気に最後まで聴き終わった後で「また最初から聴きたいな」という気持ちになる作品でした。オリジナルアルバムってこういう構成がとても大事だと思うので、この点はかなり好印象です。

 …ちなみに個人的に「これは!」と思ったのは、ラストに収められた「Freedom Train」の曲中で薄くなっているクラビネット系の音色だったりします。この曲の曲調やクラビの刻みが90年代中盤ぐらいの彼らの楽曲を彷彿とさせて、なかなかツボでした(笑)。

2010年01月10日 21:18

sinonome 新年一発目の「今週の1枚」。第47回目を数えます今回は、KANの通算9枚目となるオリジナルアルバム「東雲」をご紹介。1994年11月26日発売。

 KANといえば、「愛は勝つ」の人、というイメージはおそらく今後もずっと変わらないと思いますが、彼の作品の中で「愛は勝つ」ほどの直球ど真ん中なラブソングは、実はほとんど存在しなかったりします。他の彼の作品にもラブソングは多数ありますが、どこか頼りなくて、恋愛観や駆け引きに悩んで小さなことにくよくよする、という少々情けない男が主人公として描かれる曲(近いものを挙げると90年代の槇原敬之の楽曲のような)のほうがむしろ圧倒的。かくいう私も「愛は勝つ」でKANを知ったものの、こういった「等身大の青年像」みたいなものに魅力を感じてファンになった経緯があったりします。

 さて、「愛は勝つ」が1990年末にブレイク、そして今回ご紹介するアルバム「東雲」のリリースは1994年末。この4年間が、私の人生において一番KANの楽曲を良く聴いていた時期なのですが、「東雲」の前作「弱い男の固い意志」あたりから、どうもKANが描く歌詞に出てくる主人公の年齢が徐々に上がってきたな、という印象を抱いておりまして。
 KAN自身はその頃30代半ば。「言えずのI Love You」(1988年)みたいな初々しいボーイポップ(?)を歌うのは確かに少々厳しい年齢に差しかかっていた時期。少しずつ曲の主人公、そして聴き手の対象年齢が上がっていくのは自然な流れではあるのですが、当時の私は中学〜高校の半ばであり、どうもそんな彼の書く歌詞に共感しづらくなったな、ということで、この作品あたりから以前ほどにアルバムを聴き込まなくなっていったことを憶えています(それでもファンは続けていましたが)。

 …それから十数年経って、このブログを立ち上げ、「今週の1枚」でKANを紹介するとしたら何のアルバムが良いかな、と思い、昔のアルバムを何枚か手に取って聴いてみたところ、リアルタイムで聴いた時とずいぶん印象が違うアルバムだったのがこの「東雲」。当時まだ10代半ばという思春期真っ只中の私では気がつけなかった、今作の渋い魅力を発見したわけです。

 例えば、「今の仕事にプライド持てる限りぼくたちはこのままイーブン」と言い切る恋愛観を語る「結婚しない二人」。主人公が「かなわぬ恋」を続ける「彼女」を客観的に見つめる第三者の視点で描いた「悲しみの役割」。ひと夏だけの刹那の恋を描いた「ホタル」。そして、本心は隠して大人の恋愛を装う「Girlfriend」。明らかに従来までの作品とは精神年齢が違う、こういった濃厚な楽曲を歌われちゃ、そりゃ中高生の共感を得られるわけないです(苦笑)。まあそれが、当時はピンと来なくても、年を重ねて改めて聴きなおして「あ、この曲こういう事言ってたんだ」という感想を持つことができたわけで。まあそれが大人になったんだか単に老けたんだか、自分自身は良く分かっていないのですが^^;。

 また、上記のような曲ばかりではなく、軽快なラブソング「Sunshine of my heart」、タイトルとは裏腹に彼女への想いをブルーズに込めた「牛乳のんでギュー」、後にシングルカットされた壮大なピアノロッカバラード「すべての悲しみにさよならするために」といった楽曲も粒揃い。また、いわゆる望郷系が好みな私にとってツボだったのは「14日に帰るばい♪」で始まるブラスロック「West Home Town」(ちなみにKANの故郷は福岡)、逆に初期ビートルズ風の軽快なサウンドに乗せて、東京の陽の部分を描いた「東京に来い」も好きだし、優しいアコギの音色に癒される「星屑の帰り道」がラストを飾るのも良いです…って、結局全曲挙げてしまいました(笑)。

 結果的にデビュー当時から長らく在籍したポリドール(現ユニバーサル)からの最後のアルバムとなった今作。その後はレーベル移籍、結婚、渡仏を経て、帰国後は自分自身の活動の他にも楽曲提供など、地道ながら様々な活動をしている彼。この「東雲」はポリドール時代の総括…というよりも、前述の歌詞の面や、バラエティに富んだ音楽面からも、次なるステップへの種蒔き、と呼んだほうが相応しいアルバムなのではないかと思います。数年後ミスチルの桜井氏と一緒に「奥さん〜♪」と叫ぶ曲書いてたりするのは今作で蒔いた種が芽を出したということで^^;。
 KAN初心者にはあまりお薦めできないアルバムではありますが(苦笑)、「愛は勝つ」とは違った一面を持つ彼の姿を感じることのできる1枚。個人的に、KANのキャリアの中で一番好きなアルバムを挙げよ、と言われれば、現時点ではこの作品かもしれません。それほど最近ではお気に入りの1枚です。

2010年01月04日 18:53

TMSINGLES2 2009年9月30日発売。前年5月発売の「THE SINGLES 1」に続く、TM NETWORKのシングルコレクション第2弾。もともとは2008年11月発売の予定が、小室哲哉の事件によって発売未定となってしまった経緯があるのですが、無事に発売の運びとなりました。

 今回は1988年末の「COME ON EVERYBODY」から、1994年4月のTMN「終了」時にリリースされた「Nights of The Knife」までの全シングル14枚を発売順に収録。
 この時期のTMは、確立しつつあった「TMらしさ」に甘んじることなく、ユーロビート(「DIVE INTO YOUR BODY」)、ハードロック(「TIME TO COUNTDOWN」)、ハウスミュージック(「RHYTHM RED BEAT BLACK」)、そしてテクノ(「一途な恋」)と、様々な音楽ジャンルに挑戦し、ファンを振り回していた(苦笑)時期。かく言う私も、ちょうど今回収録の年代あたりからファンになったので、リアルタイムで楽しく振り回された身です^^;。今でもTMの曲は聴きますが、こうやってシングルを時系列順に聴いていくと、「ああ、この頃はこんな出来事があったなぁ…」などと、当時を懐かしく思い出したりして。
 小室哲哉の手によるメロディーラインは、初期のような試行錯誤もなく、どれも安定したレベルです。「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」はやはり名曲ですなぁ〜…。

 ただ、最大の売上げを記録した「Love Train」が収録されているとはいえ、現在のTMの代名詞的な楽曲というべき「Self Control」「Get Wild」「BEYOND THE TIME」そして「SEVEN DAYS WAR」などは、既に前作「THE SINGLES 1」に収録されているので、リミックスシングルが多い事も含めて、少々ライトユーザーには間口が狭い構成になっているのは否めないところ。
 私のような当時を懐かしむコアなファン向けか、「THE SINGLES 1」を聴いて後期のTMも聴きたくなった人向けということで聴き手が限定されてしまうかな…というのが残念な点でもあります。まあ1996年の「TIME CAPSULE」のディスク2とほとんど内容変わりませんしねぇ…。

 ちなみに初回盤は特典ディスク付きの2枚組。未発表音源が数曲入っていますが、そのうち2曲はインストだし、1曲は微妙なバージョン違いだしと、あまり貴重な音源という気がしなかったです(汗)。とはいえ、しばらくはTM関係の音源も出ないことでしょうし、とりあえず無事の発売、そしてTM結成25周年、おめでとうございます。

2010年01月02日 17:59

 明けましておめでとうございます。
 当ブログ、昨日の元旦をもちまして開設三年目に突入いたしました。
 前にも書きましたが、飽きやすい管理人が、ここまで続けてこられたことに驚いています。

 さて、2010年の正月。
 去年は引越しでバタバタしていましたが、今年はその分(?)のんびりと実家で過ごしております。
 今日は県内某所のブック○フで買い物。1,000円購入すると引けるくじで、「買い取り価格10%アップ券」を手に入れました…って、これ当たり?!

 …それにしてもこの時期、曜日感覚が無くなって、今日が土曜日だという実感がまったくありません(「相棒」が昨日やってたせいか?)。
 あと二日で仕事初めですが、今から正月ボケが治るかどうか心配をしてしまいます^^;。

 それはさておき、当ブログのサブタイトルを変更いたしました。
 本当は開設当時からこのネーミングで行きたいと思っていたのですが、最初の何もない状態から「アーカイブス」はないだろう、と思いまして。
 三年目突入を迎えて、とりあえず「アーカイブス」と名乗れるだけの分量は揃ってきたかな、と思っての変更です。

 今後とも、「一進一退days〜J-POP Archives〜」ならびに管理人SASAを、どうぞ宜しくお願いいたします。
 では、素敵な正月を。

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