2009年06月

2009年06月28日 17:13

alright もはや「今週の1枚」じゃなくて「今月の1枚」的な更新ペースで看板に偽りアリと指摘されても仕方ないと思っておりますが(汗)、一ヶ月ぶりの「今週の1枚」、今回ご紹介するのは2008年10月29日発売の秦基博のセカンドフルアルバム「ALRIGHT」。このコーナーが始まって今回で44回を数えますが、初めての2008年発売作品のご紹介となります。

 秦基博は2007年にミニアルバム「僕らをつなぐもの」でメジャーデビューを果たしたシンガーソングライター。所属事務所はオフィスオーガスタ。オーガスタといえば杏子(元BARBEE BOYS・・・って肩書きももう不要?)を筆頭に、スガシカオ、山崎まさよし、元ちとせ、そして近年ではスキマスイッチなど、個性の強い音楽性を持ったアーティスト達が所属するというイメージがあるのですが、この諸先輩方達に対し、秦基博の個性は・・・というと、現時点では彼らに比べれば(キャリアの差があるので当然ですが)薄味、といった点は否めないと思います。
 ファーストオリジナルアルバム「コントラスト」に続く今作も、前作同様、各曲のアレンジをそれぞれの音楽プロデューサーに委託するという形を取っていることもあり、ポップなサウンドをベーシックにしながらも、そこで打ち出される個性はあくまで「各プロデューサーのカラー」に終始している印象が強く、それがそのまま秦基博の個性とは呼べないのではないでしょうか。

 そんな「オーガスタの中では(一見)地味」な彼が作り上げたこの「ALRIGHT」、なぜここで「今週の1枚」としてプッシュするのか?というと、彼の手による今作の楽曲のレベルがとてつもなく高いというのがその理由です。

 既に「僕らをつなぐもの」、「鱗」などといった佳曲を世に送り出している秦基博。今回のアルバムの収録曲(ここでは通常盤全12曲のことを指します)の内訳は、シングル3曲、アルバム曲9曲。これらの楽曲の中で、一聴しただけで凄いインパクトがあるような突き抜けた楽曲というのは実はそれほどなかったりするわけですが、このアルバム、何回か通して聴いていくうちにだんだんと耳にこびり付いて離れなくなる・・・という、スルメ的な中毒性(?)を持ったメロディーラインを持った曲が多く収められた内容になっている、そんなイメージの作品という気がします。

 冒頭サビのメロディーがやがて頭に残って仕方ない「Honey Trap」、ポップな楽曲が揃う中、まったりと地味な存在というところがアルバム収録曲の中でも異彩を放つ「休日」、シンプルなメロディーながらじわりと胸に響く1曲目「夕暮れのたもと」、本編ラストを飾る力強い「新しい歌」の2曲にサンドイッチされた楽曲達は、どの曲も派手さはないものの、しっかりとしたメロディーラインを持った粒の良い曲揃い。
 歌詞の面でも今作はバラエティ豊か。ラブソング「キミ、メグル、ボク」を筆頭に、言葉遊びが冴える「ファソラシドレミ」、擬人法を用いた「花咲きポプラ」、タイトルとは裏腹にコミカルな「最悪の日々」、そして今日への想い、明日への旅立ちを綴った「虹が消えた日」「フォーエバーソング」(個人的にはこういう歌詞に筆者は弱い・笑)など、彼のリリックの引き出しの豊富さを、メロディーライン同様見せつけてくれる充実のラインナップになっています。

また、先ほどの「プロデューサーのカラー」により彩られたアレンジ面では、「バイバイじゃあね」での皆川真人、「Honey Trap」での島田昌典、「夜が明ける」での松浦晃久など、同じキーボーディストによるプロデュース、アレンジでも、これだけ音の使い方に違いが出るんだな、という楽しみ方もできると思います。もともとはギター一本弾き語りがベーシックにある(と思われる)秦基博の楽曲に、これだけ色を付けて仕上げることができるのは、プロデューサーの力量もありますが、それだけ彼の書く楽曲には素材としての可能性がある、ということではないでしょうか。

 なお、初回盤は前述の12曲に加え、楽曲提供やユニット参加した3曲の秦基博バージョンが収録されています。これらはあくまで「ボーナストラック」扱い。本編は本編で隙のない世界が展開されているので、この3曲に関してはライブでいう「アンコール」的なポジションなんだ、と完全に切り離して聴くのがアルバムのトータルバランス的にも良さそうな気がします。この辺りの収録事情は分かりませんが、ちょっとサービス精神旺盛かな、と思わなくもないです(笑)。

 今年の3月には初の武道館ワンマンライブを行い、もう「オーガスタの期待の新人」的なポジションからは完全に脱した感のある彼。あとは諸先輩方の持ついわゆるキラーチューン的楽曲をヒットさせることができれば、更なるステップに上がることができるのではないかと思います。まだまだ成長途中にある(と思われる)秦基博。これからの活躍にも期待したいところです!!

2009年06月21日 12:40

leportfolio 2006年10月25日発売、ZARDのビジュアルコレクションDVD。本作を中古ショップで格安で購入できたので、今回久々の更新となる「DVD Review」としてご紹介。

 デビュー曲「Good-bye My Loneliness」から当時の最新アルバム曲「君とのふれあい」までの全42曲をノンストップダイジェストとして73分に収めたこの作品は、PV集というよりもテレビの音楽番組用に編集されてオンエアされるような「ヒストリーVTR集」といった趣き。
 まあ、それもそのはず、ZARDに限らず、ビーイング系アーティストが90年代序盤〜中盤にかけて発表した作品に関しては、PVは作らないで街の風景にアーティスト写真を添えてサビを流す、ぐらいの映像しか残ってないんじゃないかと思うので、むしろここは下手に映像をいじらないで、写真だけバンバン出てくる映像を収録した、というその姿勢に潔さを感じます。

 後期の作品になると「君に逢いたくなったら・・・」とか、「今日はゆっくり話そう」といった坂井泉水が動き回る(演技もしてる?)PVもわずかながら出てくるので、それはそれで満足だったり(笑)。
 個人的には「揺れる想い」「この愛に泳ぎ疲れても」「愛が見えない」あたりの映像はCDTVのチャートでオンエアされていたのとほぼ同様の映像で、「おっ!懐かしい!」と何か当時の記憶を思い出して嬉しくなってしまいました。

 とはいえ、中にはフルで製作されたはずのPVも1コーラスぐらいでカットされていたり(「もう探さない」と「眠れない夜を抱いて」は未収録だし)、出し惜しみしているな〜と感じる点が多々あるのが残念ではありますが、坂井泉水が逝去した今、彼女の唯一のオールタイム映像集としての価値は大いにあると思います。
 欲を言ってしまえば、「ちゃんとPVとして製作されたものを集めた」DVDといったものもいつか出して欲しいな、と思いました・・・。

2009年06月08日 22:23

lindberg20 2009年4月22日発売。2009年12月末まで期間限定の再結成を果たしたリンドバーグの新録ベストアルバム。新曲3曲を含む全15曲収録。

 「今すぐKiss Me」「BELIEVE IN LOVE」「GAMBAらなくちゃね」といった、管理人が中学ぐらいの頃の音楽シーンを彩った代表曲を新録音。
 今回はリメイクというよりも、本当に「レコーディングし直した」といった感じで、ベーシックなアレンジはほとんど変えずにブラッシュアップしている曲が多いです。そういう意味では新鮮味という印象は感じられなかったのですが、むしろ今回の再結成の彼らのターゲットはまさに我々のような「中高時代にリンドバーグを聴いていた、今の大人達」ということを考えれば納得。ここで実験的なアレンジを施されたら「あの頃と違う!」いう反発が(自分も含めて)少なからず起きたと思うし、新曲も含めて「あの頃のままのリンドバーグ」を現代になって上手い具合に蘇らせた作品集となっています。当時の音楽性を取り入れた新曲も良い感じ。

 個人的には、オリジナル音源ではフェイドアウトで終わっていた「恋をしようよYeah!Yeah」や「Over The Top」がエンディング付きのバージョンとして収録されていた事が嬉しかったです。欲を言えば「会いたくて-Lover Soul-」や「君のいちばんに・・・」の新録バージョンも聴いてみたかったかなとも思いますが(欲張りすぎ?)。

 余談になりますが、このアルバムの発売同日には、11年前の「LINDBERG BEST」「LINDBERG BEST II」を2枚組にまとめた非公認ベストも発売されたとか^^;結成20年を迎えた今だからこそ、デビューから(2002年の)解散までの音源を網羅したベストアルバムを出してもらえないものですかねぇ・・・。

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