2008年10月

2008年10月19日 17:30

 いつも当ブログ「一進一退days」を閲覧いただきありがとうございます。
 開設以来順調にアクセスを積み上げてこれたおかげで、なんともうすぐ3000ヒット。来訪してくださる皆様には感謝しております。

 さて、今回の【お知らせ】ですが、
 諸事情につき、しばらく当ブログの更新ペースを落とそうと思っています。
 といっても、更新凍結というわけではなく、不定期に更新する予定ですが、
 週一で更新していた「今週の1枚」はしばらくお休みとさせていただきます。
 (ネタがなくなったってわけじゃないですよ・笑)。
 主に「CD Review」、そして年末にかけては「ライブレポート」が中心の内容になると思います。
 状況にもよりますが、今までのペースに復帰するのは早くて年内、遅くて年明けぐらいになると思います。
 ご了承ください。
 今後とも、「一進一退days」をよろしくお願いいたします。

 管理人:SASA

2008年10月13日 22:45

lifeis またも三連休最終日にギリギリ更新(汗)。今週ご紹介する1枚は、平井堅の通算5枚目のオリジナルアルバム「LIFE is…」。2003年1月22日発売の作品です。

 1995年、デビュー曲「Precious Junk」がいきなりゴールデンタイムのドラマの主題歌に採用されるという、幸先の良いスタートを切った平井堅。ですが、その後はCDの売上げが芳しくない時期が長い間続いた・・・というのは、よく知られている話だと思います。
 そんな彼に転機が訪れたのは2000年。今までの正統派ポップス路線から、当時最先端のサウンドとなっていたR&B路線に転換した勝負作のシングル「楽園」のロングヒットをきっかけに、全国的に人気を獲得して現在に至るわけですが、今回ご紹介するアルバム「LIFE is…」は、松尾KC潔氏によるトータルプロデュースにより全編をR&Bムードに染め上げた「THE CHANGING SAME」、R&Bをベースにしながらも「陽」の部分を濃く打ち出した「gaining through losing」に続く、いわゆる路線変更後3枚目のアルバム。初めてプロデュースとして平井堅自身の名前がクレジットされ、前二作の路線の継承と、新たな路線への挑戦をうかがわせる内容になっている1枚です。

 ブリブリのファンクチューン「Strawberry Sex」で軽快に幕を開ける本作。序盤は従来のR&B路線を機軸にした曲調が並びます。続く「REVOLVER」は「THE CHANGING〜」路線ですかね。3曲目、クールなサウンドに乗せて元カノとの奇妙な友情を歌う「ex-girlfriend」が終わると、ここでバラード曲「Ring」が登場。富田恵一氏の編曲による大々的なストリングスや、生音満載の温もりを感じさせるこの曲を4曲目という位置に配置することで、クールな前3曲との対比が鮮やかになり、歌詞の内容も含めて闇から光が差し込んでくるような印象。いやはや名曲(笑)。

 中盤は全編裏声の異色作「Come Back」でスタート。そして途中で英語のラップを取り入れた「somebody's girl」、コミカルな歌詞が面白い「I'm so drunk」と、このブロックは野心的な試みがなされています。この流れで聴くBabyfaceプロデュースのR&Bバラード「Missin' you〜It will break my heart〜」はシングル単体で聴くよりもかなり盤石感(?)が。この頃はシングルで王道をやって、アルバムで色々実験していた時期だったんですかね。シングル曲とアルバム曲の印象がかなり違う^^;。

 そして終盤。ジャズピアニスト・クリヤマコト氏とのコラボレーション「世界で一番君が好き?」あたりからは、近年感じられる「ポップな平井堅」の姿が徐々に顔を出してくる展開。続く「メモリーズ」は後の「バイマイメロディー」を思い起こさせる四つ打ちビート曲。実質ラストの「Life is...」はピアノの独奏に平井堅の切々としたヴォーカルが胸に響く、歌詞もパーソナルな要素が濃い美メロバラード。この手のバラードはこの後の作品でも結構出てきます。そして最後はアンコール的に収録されたカヴァー「大きな古時計」で締めくくり大団円。ちなみに、この曲のアレンジを手がけた亀田誠治氏は、この後も平井堅とタッグを組み、「瞳をとじて」や「POP STAR」といったヒット曲を世に送り出しています。

 ・・・とご紹介してきたように、本作の曲調はトータル的には良く言えば「バラエティに富んだ」、悪く言えば「ごった煮」状態。ただし、使用されている音色はそれなりに統一感があるので、意外とバラバラな印象は受けませんでした。また、このレビューを書くために今聴き返してみると、平井堅のヴォーカル、現在と比べて結構違うということに初めて気がついたりして(苦笑)。この頃は今よりもずいぶんと抑制の効いた声で歌っているように聴こえます。現在の彼のクセのある歌唱法には賛否あると思いますが、このアルバムに関しては必要以上に感情を表さないことが、1枚を通しての「聴きやすさ」にも繋がっているのかもしれませんね。

 本作の後、「SENTIMENTALovers」、そして「FAKIN' POP」と、ポップ寄りの作風にシフトしたオリジナルアルバムをリリースしてきている平井堅。このアルバムは2003年初頭時点での平井堅の「過去」(「楽園」以降のR&B路線)、「現在」(R&Bとポップの中間路線)、そして結果的に「未来」(デビューから一回りして帰ってきたポップ路線)を1枚に凝縮した、過渡期ならではの作品と言えるのかもしれません。逆に言うとこのアルバムのバラエティの豊かさは、彼のキャリアの中でも頭ひとつ抜きん出ていると思います。
 R&Bシンガー、カヴァー歌手、バラードの歌い手、そして最近ではポップアーティストと、ここ7〜8年の間、活動時期によって様々な認識をされている彼ですが、本作はそれらのテイストをすべて味わえる、非常に美味しい1枚(笑)として、平井堅の色々な側面をこのアルバムから感じ取ることのできる、お薦め作品です。

2008年10月05日 20:38

cityhuntersoundcollection 今回で40回目を迎えた「今週の1枚」。前にも書きましたが飽きっぽい筆者がよく週一で続けてこれたなと自分で思います(苦笑)。今週は第40回記念・・・というわけではないのですが、少し趣向を変えまして、第20回目以来のコンピレーションアルバムをご紹介したいと思います。タイトルは「City Hunter Sound Collection X -Theme Songs-」。2005年12月21日発売。

 タイトルを見てもお分かりの通り、このアルバムは、かつて週刊少年ジャンプで連載されていた、北条司原作の漫画「シティーハンター」のアニメシリーズのコンピレーション。1987年の放送開始からテレビシリーズは4作、劇場版シリーズは3作、テレビスペシャルとして3作と、頻繁にアニメ化された作品なのですが、意外なことに「主題歌集」として一纏めにした作品が出るのは実は今回が初めて(シリーズ毎の主題歌集や、スペシャルのサントラなどはありましたが)。これは多分、レコード会社の版権がらみの問題だったのではないでしょうか。
 今のところ最新のテレビスペシャルが1999年。その時も期待したのですが何もなく(笑)そのまま時間が経過していたのですが、2005年になり、アニメシリーズ全作のDVDボックスのリリースに合わせて、ようやくすべての主題歌音源が一堂に会する機会が生まれ、ファンとしては待望のコンピレーションアルバムの登場となりました。

 そんな本作は2枚組。「DISC 1」はテレビシリーズ「1」「2」「3」「'91」の各オープニング、エンディングテーマを全11曲収録。「シティーハンター」の主題歌の代名詞とも呼ばれている(?)「Get Wild」(TM NETWORK)ももちろん収録されていますが、改めてざっとアーティスト名を眺めてみると、TM以外にも、大沢誉志幸、PSY・S、岡村靖幸、FENCE OF DEFENCE、鈴木聖美・・・などなど、80年代後半に活躍した、ソニー系列のロック系アーティストの宝庫とでも呼べる顔ぶれが並んでいます。
 当時はアニメソングといえば作品のキーワードや主役メカなどが具体的に盛り込まれた主題歌がまだ多かったご時世だったのですが、本作に収録されている曲たちはあくまで「シティーハンター」のイメージや、作品の雰囲気を重視した歌詞にとどまり、アニメというひとつのジャンルで括ることなく、一般の音楽シーンでも十分に通用する作品が多く採用されていると思います。

 曲のタイトル名にばっちり作品名が入ってる「City Hunter〜愛よ消えないで〜」(小比類巻かほる)は例外として^^;。ハードボイルドな世界全開の「ゴーゴーヘブン」(大沢誉志幸)、主人公・冴羽獠の心情の奥底を歌った(?)「SUPER GIRL」(岡村靖幸)、ヒロイン・槇村香をイメージしたような「ANGEL NIGHT〜天使のいる場所〜」(PSY・S)などなど、名曲が勢ぞろい。また、オープニング、エンディングアニメーションも各作品秀逸な出来で、「SARA」(FENCE OF DEFENCE)、「RUNNING TO HORIZON」(小室哲哉)などは今でも曲のイントロを聴くとオープニングアニメーションを連想してしまうぐらい、曲と画面がぴったり一致していた、幸せなタイアップの一例だったと思います。

 「DISC 2」は、劇場版作品とアニメスペシャルの各テーマ曲集に、ボーナストラック1曲追加の全10曲。こちらは毎週のように流れる「DISC 1」とは違って、あくまで一作品一回きりしか流れない、ということもあり、あまり強く印象に残っている曲は少なかったりします。sex MACHINGUNSの「illusion city」がスペシャルのオープニングに採用された時は色んな意味で驚きましたが(笑)。
 起用されているのはアン・ルイスや高橋真梨子といった実力派シンガーから、元BARBEE BOYSのKONTA(そういやこの人も元ソニー系列?)、荻野目洋子など多種多様。作品とのイメージ一致という点ではテレビシリーズの作品群と比べるとやはり敵わない点は否めませんが、「週末のソルジャー」(金子美香)みたいなキャッチーなポップソングあり、「十六夜」(高橋真梨子)のような艶っぽいバラードあり、NAHOによる「GET WILD」のカヴァー(CITY HUNTER SPECIAL'97 VERSION)もありと、統一感はないものの、曲単体で楽しめる曲が多く収録されています。シティーハンター色で固められた「DISC 1」とはまた違った魅力が感じられる内容です。

 このアルバムと同時に、挿入歌集「Y」(「EARTH〜木の上の方舟〜」は名曲!)と、新録ドラマCD「Z」も発売され、一気に内容が充実した感のある「シティーハンター」の音源集。その中でも主題歌集ということで、一番とっつきやすいのはこの「X」でしょう。良い曲がたくさん採用されたなぁ〜と思うのは、ファンの贔屓目かもしれませんが(苦笑)、「シティーハンターが好きだった!」という往年のファンの方々にもう一度聴いてもらいたい作品であるのと同時に、80年代後半〜90年代前半にかけての音楽シーンの空気をパックした、秀逸な作品集でもあると思います。レコード会社の壁を越えて、今回の企画を立ち上げてくれたプロジェクトの皆様には心底感謝!!

2008年10月04日 12:44

ultratreasure 2008年9月18日発売。「ULTRA Pleasure」に続く、B'zのデビュー20周年記念ベストの第2弾。今回レビューするのは、ファンによるインターネット投票で収録曲を決定したCD2枚組(全31曲)と、ライブDVDが同梱の「2CD+DVD」バージョン。他、3CDバージョン(新曲1曲収録)も同時発売。

 10年前の「Treasure」同様、ウルプレの選曲からもれたシングル曲が多数収録される・・・と思いきや、シングルは超有名曲や最新曲の数曲にとどまり、カップリングやアルバム曲からの選曲が多数。ウルプレ収録曲以外の全曲対象ということで、「もう一度キスしたかった」や、「恋心(KOI-GOKORO)」など、以前のベストに入った曲もチラホラ収録されているのですが、前回の14曲から30曲に収録枠が増えたことで、今回はアルバムからの人気曲がより多く収録されたというのは嬉しいです(音も良くなっていますからね)。
 昔からのファンは当時を回顧する意味で、新しいファンは過去の名曲の発掘やアルバム曲入門にも役立ちそうな選曲。それにしても、「恋じゃなくなる日」とか「春」とか、かなりマイナーな曲だと思うんですけど、「OH!GIRL」「孤独のRunaway」といったメジャーな曲を差し置いて、これらの曲が堂々ランクインしたことはちょっと驚きでした(笑)。
 今回のベスト用のニューバージョンも数曲収録。「BLOWIN'」は打ち込み中心だったシングルバージョンから、生音中心の新録バージョンへチェンジして、なんか凄くスッキリしたような感じになりました。新曲「グローリーデイズ」は久々に分かりやすい歌詞(?)で感謝の気持ちを伝える内容が胸に沁みる名曲です。

 DVDは、去年行われたZEPP TOKYOでのライブハウスツアーの模様を全曲収録という、超豪華仕様。個人的にB'zのまとまったライブ公演のDVDを観るのは「“BUZZ!!”THE MOVIE」以来(昔すぎる^^;)なのですが、B'zのライブといえば、いつもドームやスタジアムといった、巨大な会場で演奏しているイメージが強かったので、このライブハウスの映像は新鮮でした。
 カメラに映るのはセットも仕掛けもない、極めてシンプルなステージングですが、それが逆にバンドのパフォーマンスの高さを感じることができる内容になっていると思います。ジャズ風にリアレンジされた「太陽のKomachi Angel」が良かったなぁ。あと、ヴォーカル稲葉浩志氏に関しては圧倒的なヴォーカル力とはまた別に、妙に紳士的なMCも面白かったです(笑)。

 そんな盛り沢山な内容で4,200円というのは超お買い得!と思う反面、どうせなら、3CDバージョンのみの新曲「いつかまたここで」も収録してもらいたかった、という複数商法へのマイナスイメージもありますが、まあそっちはレンタルで(笑)。B'zの軌跡を確認できる20周年プロダクトとしては、「ULTRA Pleasure」、「ULTRA Treasure」共に、満足いく内容でした。

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