2008年06月

2008年06月29日 21:45

kugatsunosola 6月最終週の「今週の1枚」は、2002年9月11日リリースの、PE'Zのメジャー1stアルバム「九月の空 -KUGATSU NO SOLA-」をご紹介。

 すでに数年前世界進出を果たしているPE'Z。彼らは5人組のインストジャズバンド。筆者はジャズはおろか、いわゆるインストものは全くといっていいほど聴かない人間なのですが、そんな自分が彼らを知ったのはふと立ち寄ったCDショップ。店内にBGMとして流れていた、このアルバムにも収録されていて、先行シングルでもあった「Hale no sola sita -LA YELLOW SAMBA-」に一目惚れならぬ一聴惚れをいたしまして、その頃はPE'Zのペの字も知らず、おそらくこのCD屋に立ち寄らなければ彼らの音楽を聴いてみよう!と思うこともなかったかもしれず、いやはや偶然の出会いとはあるものですね〜・・・ということを書きたいのではなく(苦笑)、インストものは言葉で伝えるメッセージがない分、純粋な楽器演奏での勝負になると思うのですが、そんな中で「Hale no sola sita〜」は、ただ一回聴いただけでも耳に残る、ポピュラリティー溢れるメロディーを彼らは書くことができる、ということが、筆者の素人耳にも十分伝わってくる曲でした。

 さて、今回ご紹介のアルバム「九月の空」は、そんな彼らのセンスが見事に炸裂した快作。基本的にメロディーラインはトランペットとサックスがなぞり、ピアノが動きのやたら細かいバッキングを、時に情熱的なソロを奏で、それらをテクニカルなリズム隊が支える、というのが基本的な構成だと思います。
 一曲目の「Ready! -黄色いおうちのエレベーターは緑色-」から期待感を持たせてくれるスピード溢れるナンバーを皮切りに、メロディーラインが歌モノとしても十分通用しそうな「Akatsuki」、アグレッシブにリスナーの耳を攻め立てる「Let it go」「across you」などのノリの良い曲が全体的に多いのですが、「Mosquito-38」のような適度に緩やかな曲も中には盛り込まれアクセント的な役割を果たしています。また、歌詞のかわりにアジテーション的な要素のある「人が夢を見るといふ事 -Black Skyline-」「I'M A SLUGGER」や、鬼束ちひろのポエトリーリーディングが聴ける「Amny」(←この曲、後のベスト盤には鬼束ちひろの声をカットしたバージョンが収録。その名も「ONITAHIJI Ver.」ってオイオイ^^;)など、アルバム一枚に様々な要素を盛り込んで楽しませてくれる内容になっており、なかなかに飽きさせません。
 そして、全12曲、どの曲もだいたいの演奏時間が長すぎず短すぎずの5分前後。そして各自パートのソロ部分もアドリブ的に長大に演奏するというのではなく、むしろ各パートソロを短くつなげていくことで、楽曲のドラマチックな展開が可能になり、ポップなメロディーと合わせて、筆者のようなインスト聴かない層の耳に訴えかけるインパクトと、適度な演奏時間こそが、彼らがブレイクした秘訣ではないでしょうか。本格的にジャズを聴いているリスナーへも勿論、普段このジャンルに縁のないライトリスナーへのアピールも十分にされている、メジャー1stにして、新人と呼ぶには納得のいかない(笑)完成度の高さである、だと感じます。

 このようにジャズ入門編としても機能しうるアルバムだと思うのですが、ひとつ難点を挙げるとすれば、このアルバム、コピーコントロールCD仕様でしか発売されていないということ。コピーコントロールCD導入黎明期でもあった2002年当時、発売元の東芝EMIはよっぽどの大御所でなければCD-DA盤がリリースできないという背景があったのかもしれませんが、エラーで生音に影響が出る(と私は思っている)この仕様で、完全生バンドの彼らの音楽を販売するというレコード会社の方針には抵抗があり、結局筆者はこのアルバムを現在に至るまで購入せず、今回のレビューで取り上げる際も、レンタルショップで久々に借りてきて書いています(笑えない)。通常のCDで出ていれば確実に購入に踏み切ったであろうこのアルバム、こういった形でセールスに影響が出て、有望な若手の芽を潰すことになってしまう(PE'Zは違いましたが)きっかけになるケースは往々にしてあるのではないかと思います。彼らがレコード会社を移籍した今、なかなか難しいことなのかもしれませんが、いつかCD-DA盤での再プレスをお願いしたいところです。

2008年06月27日 22:15

ultrapleasure 2008年6月18日発売。デビュー20周年を記念してのB'zのベストアルバム。全30曲収録の2枚組CD+秘蔵ライブ映像10曲収録のDVDの3ディスクセット(CD2枚組のみの形態もあり)となっています。

 10年前の「Pleasure」、3年前の「Pleasure供廚梁格堙な内容・・・ではなく、20年間にリリースした音源から選曲したオールタイムベスト。これだけ選曲してもまだ「あの代表曲が入ってない!」というような曲があるというのはさすがというべきでしょう。常に音楽シーンの最前線をひた走る彼らの活動を一気に振り返ることができる内容で、コアなファンはこれらの曲がリリースされた当時を思い出すことができ、ライトファンにはB'zの入門編としての機能を果たすアルバムではないでしょうか。
 また、「BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-」(原曲アレンジを生バンドでリメイクしたような感じ)、「Pleasure 2008〜人生の快楽〜」(歌詞の一部がまた変わりました)の新録2曲は、進化を続けるB'zの最新型を見せつけてくれる納得の出来だと思います。

 DVDのほうは、商品化されていなかったライブツアーの各映像のアーカイブス。中でも豪雨の中の「LOVE PHANTOM」、限界ギリギリ感が出ている「Don't Leave Me」、円形セットで披露される「さまよえる蒼い弾丸」がお薦め。未発表のまま眠らせておくのが惜しいステージばかりで、+1,000円以上の価値は確実にある、大変お得なディスクです。購入するならDVD付を買うべきですね!

 さて、9月にはファン投票による「ULTRA Treasure」のリリースも控えているB'z。果たしてどの曲が収録されるのか、今から楽しみです。

2008年06月23日 22:24

tmsingles 2008年5月28日発売。TM NETWORKのエピック在籍時代のシングルタイトル曲をリリース順に並べたベストアルバム。「THE SINGLES 1」の名が示す通り、今回は1984年〜1988年(途中)までに発売されたシングルを収録しています。

 正直、「またベスト?これで何作目だよ?」ということは以前にも記事として書いていまして、しかも今回は1996年のシングル全集「TIME CAPSULE -all the singles-」のディスク1とほぼ同じ内容…ということで、リマスタリングはされてるとはいえ、初回盤付属の未発表ライブ音源ディスク以外は果たして存在理由はあるのか?と思うのですが、結局レンタルという形で借りてしまいました(苦笑)。
 エピックのここ数年のTM商法にはうんざりしているんですが、アルバムの内容には満足しています。「金曜日のライオン」でデビューを飾り、「Get Wild」でブレイク、そして「BEYOND THE TIME」「SEVEN DAYS WAR」と、ヒット曲を連発して人気を不動のものとした、1988年までの彼らの歩みを順番に聴いていくと、「ああ、やっぱり良い曲多いなぁ」という感想にどうしてもなってしまうんで(笑)。これらの作品、具体的には「Come On Let's Dance」や「Self Control」ぐらいからの、TM NETWORKとしての個性が花開いた時期のシングル群は、今聴いても懐かしさこそ覚えるものの、古臭く感じることはありません。常に「新しい音」を求めて攻撃的に音楽性を変化させていった、若き日の小室哲哉の勢いや野心を感じることができるアルバムだと思います。

 ちなみに、初回盤の特典ディスクにも少し触れておくと、デビュー当時のライブ音源を6曲+シングルのカップリング4曲を収録。ライブ音源は「永遠のパスポート」がスタジオ録音盤と歌詞が全然違うなど聴きどころはあるものの、あくまでコレクターズアイテムといったところ。秋にも特典付きの「THE SINGLES 2」が出るようですが、むしろ、「未発表音源」だけをコンパイルしたアルバムを出したほうがファンにとっても喜ばれると思うんですがねぇ…。同内容のベストを乱発するよりも、もっとニーズのあるようなリリースを望みたいところです。

2008年06月21日 23:57

tokyoocean 静かな佇まいの中にギラリと光るいぶし銀の輝きを感じさせるジャケットを見よ!・・・などと、いきなり出だしからすみません(笑)。週一でお薦めのCDをご紹介する「今週の1枚」。本日は1998年6月24日、ほぼ10年前きっかりに発売された、BEGIN通算9枚目のオリジナルアルバム「Tokyo Ocean」を取り上げてみたいと思います。

 今世紀に入ってからは、「涙そうそう」や「島人ぬ宝」のヒットや、「一五一会」シリーズなどで、すっかり存在もお茶の間に知られ、音楽界でも独自のポジションを持つに至ったBEGINの三人ですが、このアルバムが出た時点ですでにデビューから9年が経過。この頃はデビュー曲の「恋しくて」と、1996年にスマッシュヒットした「声のおまもりください」の2曲ぐらいしか、いわゆる代表曲というものが存在せず、正直この頃のBEGINの知名度はアルバムを出してもヒットチャートに名前が載らないほどの、知る人ぞ知る程度のものだったと思います。ですが、デビューからの地道な音楽活動の経験の積み重ねによって、彼らが徐々に成長し、セルフプロデュース活動を始めるなど、一歩ずつではありますが、音楽的なクオリティを高めていったことは間違いなく、それは歴代のオリジナルアルバムをリリース順に聴くことによって実感できると思うのですが、この「Tokyo Ocean」も、そんな彼らの成長の足跡や進化をしっかりと確認できる作品となっています。

 このアルバムのコンセプトは「東京」。沖縄から上京して10年以上経ち、自分達の街として住み慣れた都会での生活をテーマに書き下ろしたアルバムだそうです。都会の渦を海に喩えて歌う、このアルバムを体現しているタイトル曲「東京Ocean」をはじめ、仕事で多忙な生活がリアルに刻まれている「家へ帰ろう」、シチュエーションはそれぞれ違えど、夢を抱いて上京してきた登場人物の葛藤や迷いが描かれる「Little Blue Fish」「防波堤で見た景色」、逆に東京から故郷に思いを馳せている(と思われる)「いっとうはやく」など、大上段から「東京」を描くのではなく、ささいな心象風景や生活に密着した作風になっていて、このアルバム発売時、彼らと同じく東京で生活していた筆者はいろんな意味で共感しまくっていたことが思い出されます。まあ上京といっても自分の場合は隣の県から来たわけで、故郷にはいつでも帰れる距離だったんですけどね^^;

 また、この時期に彼らが目指していた「三人ですべての音を演奏をする」というこだわりがアルバム全編にわたって徹底されている点にも注目。例外的に朝本浩文をプロデュースに招いたシングル「未来の君へ」以外は、ほぼすべて演奏・プログラミング・サンプリングまで彼らが手がけているのが特徴です。島袋優によるアコギの演奏と、上地等のピアノを軸に置いたサウンドに打ち込みのリズムセクションが彩りを添える、というシンプルなアレンジが基本なのですが、ちゃんと主張するところは出て、引っ込むところは控えめになる、その辺のメリハリがきちっとしていて、決してチープな作りにはなっていません。アレンジの性質上、生音で派手にドーンという曲はありませんが、演奏がシンプルな分、歌や詞が耳にストレートに飛び込んでくるという効果があり、そこまで計算して作ったかどうかは分かりませんが、ハスキーで物憂げな比嘉栄昇のヴォーカルと、島袋・上地両氏の演奏が見事な化学変化を起こし、決して派手さはないものの、深く心に沁みてくる作品に仕上がっています。

 この「Tokyo Ocean」の次回作「BEGIN」で、プログラミングも一切なしの形態で録音したオリジナルアルバムの製作をもって、「三人で出す音=BEGINの音楽」というコンセプトは終了。前後して始まった「オモトタケオ」(オリジナル島唄)シリーズや、リズム隊をレコーディングに招いてのアルバム製作、そして「BEGINの一五一会」企画など、その後のBEGINはジャンルや形態にとらわれず、手広く活動を続けているのは周知の通り。彼らにとっては、本作がリリースされた1998年の時点ではブレイク前夜どころか、前々夜(?)ぐらいにあたるわけで、迷路の真っ只中でもがいていた時期でもあるらしく、最近発売されたライブアルバムでも、当時について少々後ろ向きの発言をされていてちょっとショックだったりしたのですが(苦笑)、この苦難の時代に、完成度の高い本作が産み出されたからこそ、前述の「三人だけの音」へのこだわりが完結し、自由度を求めた2000年代の飛躍へ繋がるきっかけが作られたのではないかと思いたいです。まあ、小難しいことは抜きにして、ライブで定番となった「愛が走る」(ライブじゃアレンジ違うけど)や、大阪で火がついたという名バラード「防波堤で見た景色」をはじめ、このアルバムでしか聴けない「陽気な迷子達」「埋め立て地」など、地味ながら味のある曲達が揃っているアルバムなので、オリジナル島唄以前のBEGINを知らない人たちにもぜひ耳にしてもらいたい作品ですし、筆者は発売から10年経った今からでも、定価で買って損はさせません!と言い切れる(どんな自信だ)ほど、大好きなアルバムのひとつです。

2008年06月16日 23:18

 相互リンクさせていただいている、MOMAさんのサイト「Beautiful Dreamer」内の「過去曲回顧」コーナーにおきまして、DEENのデビュー15周年を記念しての全シングルレビューに対談という形で参加させていただきました。

 DEEN シングルレビュー X1(クロスワン)

 シングルの数が多いので、前後編に分けてアップされるそうです。今回は前編。デビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」から、16枚目の「手ごたえのない愛」まで。なかなか気合の入った対談となりました。是非ご覧下さいませ。

2008年06月15日 20:04

ubelove 週末に間に合った!(笑)今週の1枚は、大黒摩季のミニアルバム「U.Be Love」をピックアップ。

 このアルバムが発売された1993年はまさにビーイングブームの真っ只中。前年からブレイクの兆しを見せはじめていたWANDSやT-BOLANが年をまたいで大ヒットを飛ばし、一気に音楽シーンのトップに踊り出た時期でもありました。大黒摩季も、勢いを増すビーイング勢の一角として、シングル「DA・KA・RA」のヒットをきっかけに躍進していったアーティストの一人。そしてこの時期のビーイング勢は各アーティストがリリースに次ぐリリースで、どのアーティストも2ヶ月に1枚ぐらいはシングルないしアルバムを発表して、働かせすぎじゃないかと思えるぐらいでした(笑)。彼女もこの年は全6点のアイテムを発売。この「U.Be Love」は11月10日にリリースされた、この年5点目の作品にあたります。

 今のBeing/GIZAの体制を見ているとまるで逆なのですが、この頃は男性ヴォーカルバンドが圧倒的にビーイングの中でのシェアを誇っていました。DEENやZYYGがデビューしたのもこの年。そんな中、女性陣ではZARDの坂井泉水、そして大黒摩季が女性ヴォーカリストの2大看板として存在をアピールしていたように思います(他には宇徳敬子とかMANISHもいたけど、セールス的には上記二人が突出していたので)。この二人のアーティストイメージ戦略はまさに真逆で、坂井泉水は少年少女の恋愛を瑞々しく描き、マス的には深窓の令嬢的なピュアなイメージ(言いすぎか?!)を押し出していたのに対し、大黒摩季は、いわゆる女性の本音をぶちまける!とか、下手すりゃ下品スレスレなギラギラしたラブソングを、とりわけシングル作品では強調してアピールしていたような気がしますが、このミニアルバムでは、そんな大黒摩季のイメージによる先入観を持って聴くと、意外な面も見られてちょっと新鮮な気分を味わうことができるでしょう。

 完璧な女性像を持つ理想の「彼女」に羨望の眼差しを向け「彼女になりたい」と憧憬の思いを綴る冒頭の「DELIGHT」、ハードルの高い夢に向かって頑張るボーイフレンドを励ます「アレ・コレ考えたって・・・」、クリスマスの夜に彼を追って旅立つことができなかったことを静かに悔やむ「BLUE CHRISTMAS」など、大黒摩季のぶっちゃけイメージからはやや離れた主人公が登場して、聴いてて「結構かわいいじゃん」とか当時思ってました(笑)。筆者がシングル曲を中心に彼女の曲を聴くからそう思うからなのかもしれませんが。「別れましょう私から消えましょうあなたから」など、いわゆるパブリックイメージ直球の曲もあったりするんですが、それがこのアルバムの全てではなく、色々な側面を持った大黒ワールド(?)を楽しむことができると思います。また、「君に愛されるそのために・・・」で男性目線でのラブソングも登場。しかし彼女の曲に出てくる「彼氏」とか「僕」って、なんか年下っぽくて頼りない感じがするのは、やっぱり大黒本人のアネゴ的なイメージ像から受けるものなんでしょうかね(苦笑)。

 そんな彼女の作品をアレンジするのは葉山たけし。路線としてはキック強めのダンスビートが基本で、ビーイング時代の彼女の作風は葉山氏がほとんどアレンジを担っていることもあってか、ほぼ一貫してこのサウンドが大半を占めていると思います。サウンドプロデュース的な役割も果たしていたと思われ、極端な実験に走ることなく、手堅く攻めている様子がうかがえるのですが、シングル曲の「Harlem Night」(この曲非公式ベストでスルーされまくりなのはなぜ^^;)のサビでベキベキ鳴ってるベースとか、「BLUE CHRISTMAS」の間奏のクワイヤなど、曲によってところどころに遊びのネタを仕込んでいるのは聴いていてなかなか面白いです。
 ところで、「君に愛される〜」では中村キタロー(山崎まさよしのプロデュースなどで有名)がベースを担当。B'zの「FRIENDS供廚妊譽魁璽妊ング参加しているのは知っていましたが、近藤房之助とも交流があるみたいだし、結構ビーイングと繋がりがある人だったんですね。当時のビーイングの人脈の広さには驚かされます。某非公式ベストで「大黒摩季とは彼女を中心として作り上げたプロデュースチーム」とかライナーノーツで書かれているのを目にしたことがありますが、確かに、大黒本人の個性や存在感を前面に押し出し、内外問わずに実力者の力を結集して作った、結晶的なアルバムという意味では、この作品はまさに当てはまるのではないでしょうか。

 余談ですが、この年の大黒摩季とWANDSって、リリースの順序がまったく一緒なんですよね。‥澆縫轡鵐哀襤⊇佞縫▲襯丱爐反袈淵轡鵐哀詁瓜発売→2討縫轡鵐哀襤そにミニアルバム→ヅ澆縫轡鵐哀襪函,離轡鵐哀襪離ップリング曲をい房録するという点まで両者一緒(笑)。ビーイングの売れ方マニュアルを実践しているかのようなこの二組ですが、現在はWANDS(上杉/柴崎/木村)も大黒摩季もビーイングを離れてそれぞれ別々に活動している、という点が興味深いです。ともあれ、今作はそんなビーイングブームの中発売された作品ではありますが、粗製濫造に陥ることなく、一定のクオリティを保持したアルバムとして、今でも評価できる作品だと思っています。

2008年06月11日 22:16

isingnotact 色々あって3日遅れとなりました「今週の1枚」。久々に1980年代のアルバムをご紹介しようと思います。今回のピックアップは西村智博(現・西村朋紘)のファーストアルバム「i sing〜not act〜」。1989年10月5日発売。

 シンガーソングライター、舞台演出、声優、音響監督などなど、マルチな分野で活躍している西村氏。筆者は当時のアニメ作品に出演していた声優として西村氏の声を知ったクチです。その時は別にファンとかそういうわけではなかったのですが(おい)、その後、某ラジオ番組にて流れた彼の歌を聴き、「ああ、あの人シンガーソングライターなんだ・・・」と認識。その時聴いたのがこのアルバムにも収録されている「Step by Step」、そして「リフレイン」という2曲で、何気に気に入りまして、その年の暮れ、これらの曲が入ったアルバムをクリスマスに親に買ってもらったという記憶があります(当時小学生だったんで、ホイホイとアルバム買えるだけのお金などなかった^^;)。

 このアルバムは、西村氏のソロ名義ではあるものの、以前にアニメ作品のイメージソングとして提供した曲の再録や、セルフカヴァーも収録。メインは男女の機微を中心にしたラブソングですが、励まし系の曲や友情をモチーフにした曲もあったりと様々。すべての楽曲を作曲、作詞も「ベスト・フレンズ」以外は彼の手によるものですが、作品の方向性はけっこうバラけています。また、ライブビデオを見る限りではロックスピリッツが根底にあると思われる西村氏ですが、今作では歌を聴かせることを打ち出したのか、曲調やアレンジはフォーク・・・とまではいかないものの、フォークとポップロックの中間のような路線。「時間(とき)」といったどフォーク(?)的なアプローチもあったりします。
 どの曲も音数は全体的に少なく、歌を邪魔しない程度のミックスで、音質的には80年代末期的な、ちょっと時代を感じさせる点は今聴くと否めませんが、西村氏の一度聞いたら忘れられないような独特のハスキーヴォイスと、歌メロの良さもあり、各楽曲とも耳に残る仕上がり。もともとこの人はシンガーからキャリアをスタートさせたそうなので、やはり「曲を作る、歌を歌う」ということは、彼の中ではホームグラウンド的な位置付けにあるのではないでしょうか。今作のアルバムタイトルからも、「役を演じるのではなく、歌を伝えたい」という意気込みが感じられます。セールスはそこそこだったようですが、歌い手としての西村智博の存在を世に示せたアルバムだったと思います。

 ところで、当時筆者は小学生。そんな頃の自分に「夜の祖師谷であなたと〜♪」(「ペ・ペ・ペのペ」)なんていう歌の本当の意味が理解できるはずもなく(笑)、意味も分からず口ずさんでたことを思い出して今、このCD聴きながら苦笑いを浮かべてしまいました(←つーか小学生が買う内容のアルバムでもないような気が^^;)。それとは逆に、「ラブソングはお前に」「フリーディア」といった、失恋の痛手や恋愛がテーマの曲ならば今ならより深く理解できるような、そんな気がします。古いフォトアルバムをめくるような懐かしい気持ちに浸ってしまう自分がここに(苦笑)。

 2008年現在、この「i sing〜」は彼の作品中で最も、当時の音楽シーンを感じる作りになっていて、世相を懐かしみながら聴くのも一つの楽しみ方かと。その後、2枚のオリジナルアルバムと、1枚のライブベストアルバム(←これお勧め)を発売していて、これらの作品群からは少しづつ叙情的にシフトしながらも、音楽的に垢抜けていく西村氏の足跡を確認することができます。90年代中盤以降はソロ名義作品のアルバムリリースを行っていないようなのが残念であり(ライブは時々やっているらしい・・・)、シンガー・西村智博の存在をもっと色々な人に知ってもらいたい気はしますが、あまり宣伝するよりも個人的にマニアックに応援していられたらいいかな、とも思います(二律背反的な心^^;)。またリリース活動が再開したら、ぜひCDを手に取ってみたいアーティストの一人ですね。

2008年06月09日 23:19

 さて、ライブから一夜明けました。
 感動が薄れない&記憶が確かなうちに(笑)昨日のライブをレポートしてみようと思います。
 当然ながら、ネタバレ全開です。一夜限りなんでネタバレもあったもんじゃないとは思いますが^^;、読まれる方はご注意を。続きを読む

2008年06月08日 23:12

6a718dd0.jpg DEEN武道館ライブに行ってきました。
 詳しい感想は後日ライブレポートで書くとして、簡単に走り書きメモを残しておきます(笑)。

・会場はほぼ満席
・一曲目は「瞳そらさないで」
・メドレー込みで全シングルを演奏
・スクリーンに当時のPVを映す心憎い演出(もちろん宇津本さんのシーンも有)
・アコースティックコーナーは花道で披露
・弦楽器隊を動員してゴージャスな「MY LOVE」「夢であるように」「翼を広げて」
・山根、田川両氏のソロはなし
・Wアンコール、アコver.の「このまま君だけを奪い去りたい」で終演
・ライブアルバム発売決定(9月)
・来年も武道館でやりたい!と宣言(←ホントにやるの〜?)

 …とまあ、盛りだくさんの内容で、15周年を祝うにふさわしいメモリアルなライブだったと思います。楽しかった!
 DEEN&DEEN'S ALL STAFFに拍手!!

 そんなわけで(どんなわけだ)、今日更新予定の「今週の1枚」ですが、明日以降の更新とさせていただきます(謝)。もうレビュー文は固まってるので、推敲次第、UPいたしますので今しばしお待ちください。


2008年06月04日 22:39

perfectsingles 2008年6月4日、つまり本日発売。発売日にレビューするのは当ブログ初です(笑)。15年目の活動に突入したDEENが今までリリースしてきた、カヴァーを除く全シングル曲をオリジナル音源で収録したシングルコレクションアルバム。

 シングル曲を中心に構成されたベストアルバムは何度かリリースしているものの、オリジナル音源でのベストとしては(大人の事情で?)今回久しぶりの登場。デビュー曲「このまま君だけを奪い去りたい」から、最新(といっても2006年か)シングルの「ダイヤモンド」まで、リリース順に2枚組のボリュームでたっぷりと収録。
 「瞳そらさないで」「ひとりじゃない」「夢であるように」などの王道のビーイングサウンド期、「手ごたえのない愛」に代表される切れ味鋭いロックサウンドを前面に出した時期、「JUST ONE」「MY LOVE」といった名バラードを生み出した時期、思わぬ方向性の変化に当時驚いた「太陽と花びら」などのAOR期、そして現在に至るDEEN's ROCK時代と、15年間の音楽性の変遷を存分に味わえる内容になっています。

 また、前述の通りオリジナル音源での収録ではありますが、特にDisc2に収録されている1999年以降の曲は、シングル盤では強調されていた音が引っ込んでいたり、逆にシングル盤では目立たなかった音が聴こえるようになっていたりと、リマスタリング以上のミックスが施されているようです。具体的に挙げると「哀しみの向こう側」「ユートピアは見えてるのに」(ストリングス強調)、「Birthday eve」(ベース音後退、他の楽器が前面に)、「レールのない空へ」(女性のコーラスが強調)、「STRONG SOUL」(ギターの音が控え目)など。コアなファンであればあるほど気になるこれらの部分、新旧の音源で聴き比べしてみるのも面白いのかもしれません(マニアックな楽しみ方ですが^^;)。もちろん、DEEN初心者の方の入門編としても問題なく聴けるアルバムだと思います。

 ノスタルジックな感覚を残しながらも、未来へ向かう決意を歌う新曲「明日へ向かう道」も収録され、ここでゴールではなく、また新たな一歩を踏み出したDEEN。6月8日には日本武道館でライブが控えています。筆者ももちろん参加。思い出に残る一日になることを期待します!

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