2016年1月6日発売、Little Glee Monsterのファーストアルバム。全15曲のCD+ライブDVD付属の初回限定盤、全15曲のDisc1+カバー曲を5曲収録したDisc2付属の通常盤、10曲+ライブテイク1曲を収録の期間生産限定盤の三種類で発売。今回のレビューは通常盤となります。
Little Glee Monsterは2014年にメジャーデビューを果たした女性ボーカル6名で構成されたグループ。メンバー全員が現時点で10代中盤〜後半という若さなのですが、ドラマタイアップやCM出演などで徐々に知名度を高めてきた実力派のようです。本作は初のオリジナルアルバムとして、デビュー曲「放課後ハイファイブ」以降、「青春フォトグラフ」「Girls be free!」「人生は一度きり」「ガオガオ・オールスター」、この時点での最新シングル「好きだ。」までの全シングルA面に加え、一部カップリング曲も収録されており、完全な新曲は6曲と既出曲の方が多く、これまでの活動をまとめたセミベスト盤的な要素も。
楽曲提供陣にはいしわたり淳治やCarlos K.、福原美穂にCharaなどが名を連ねておりなかなかに豪華。どの作家もそれぞれの個性を発揮しつつも、良い意味での「ポピュラーミュージック」の範疇で、メンバーの年相応の等身大メッセージに取り組んだ楽曲が並んでいます。アレンジ面ではてっきりコーラスワークを活かしたゴスペルっぽいアレンジの曲が多いのかと思いきや、ピアノを筆頭にリズムトラックはしっかり鳴っていて、これは結構意外。
六声のアカペラでスタートする「書きかけの未来」のような曲もありますが、「メインボーカル+リフ的に重ねコーラス」という歌モノが基本。それ故か、メンバーそれぞれに異なる声質を持つ彼女達の溌剌とした歌声は入れ替わり立ち代わりで十分聴けるものの、コーラスグループとしての個性までは決定的には発揮されていないような印象も受けました。1枚目のオリジナルということで、これから手持ちのカードを徐々に見せていく戦略なのかもしれないので、本作の路線以外の面もいずれ見られるかもしれません。
Disc2のカバー曲は、ゴスペラーズの「永遠に」、徳永英明の「レイニーブルー」など割と原曲に忠実なカバーが顔を並べる中、「ファイト!」はさすがに中島みゆきのオリジナルでの情念と比較すると…という面はありつつ、著名楽曲を彼女達のハーモニーで楽しむ、という点ではなかなか面白いディスクでした。
Little Glee Monsterは2014年にメジャーデビューを果たした女性ボーカル6名で構成されたグループ。メンバー全員が現時点で10代中盤〜後半という若さなのですが、ドラマタイアップやCM出演などで徐々に知名度を高めてきた実力派のようです。本作は初のオリジナルアルバムとして、デビュー曲「放課後ハイファイブ」以降、「青春フォトグラフ」「Girls be free!」「人生は一度きり」「ガオガオ・オールスター」、この時点での最新シングル「好きだ。」までの全シングルA面に加え、一部カップリング曲も収録されており、完全な新曲は6曲と既出曲の方が多く、これまでの活動をまとめたセミベスト盤的な要素も。
楽曲提供陣にはいしわたり淳治やCarlos K.、福原美穂にCharaなどが名を連ねておりなかなかに豪華。どの作家もそれぞれの個性を発揮しつつも、良い意味での「ポピュラーミュージック」の範疇で、メンバーの年相応の等身大メッセージに取り組んだ楽曲が並んでいます。アレンジ面ではてっきりコーラスワークを活かしたゴスペルっぽいアレンジの曲が多いのかと思いきや、ピアノを筆頭にリズムトラックはしっかり鳴っていて、これは結構意外。
六声のアカペラでスタートする「書きかけの未来」のような曲もありますが、「メインボーカル+リフ的に重ねコーラス」という歌モノが基本。それ故か、メンバーそれぞれに異なる声質を持つ彼女達の溌剌とした歌声は入れ替わり立ち代わりで十分聴けるものの、コーラスグループとしての個性までは決定的には発揮されていないような印象も受けました。1枚目のオリジナルということで、これから手持ちのカードを徐々に見せていく戦略なのかもしれないので、本作の路線以外の面もいずれ見られるかもしれません。
Disc2のカバー曲は、ゴスペラーズの「永遠に」、徳永英明の「レイニーブルー」など割と原曲に忠実なカバーが顔を並べる中、「ファイト!」はさすがに中島みゆきのオリジナルでの情念と比較すると…という面はありつつ、著名楽曲を彼女達のハーモニーで楽しむ、という点ではなかなか面白いディスクでした。
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