ゴールデンウィーク初日の4月29日、芸能生活29周年という記念すべき素数年(笑)を迎えた、KANのバンドライブツアーに行ってきました。
会場は東京国際フォーラム・ホールC。
4月初旬から6月中旬までの全国ツアーはまだまだ続きますので、ネタバレOKの方のみ「続きを読む」からご閲覧ください。
会場は東京国際フォーラム・ホールC。
4月初旬から6月中旬までの全国ツアーはまだまだ続きますので、ネタバレOKの方のみ「続きを読む」からご閲覧ください。
KAN BAND LIVE TOUR 2016「ロック☆ご自由に♪」
2016年4月29日 東京国際フォーラム・ホールC
アルバムやライブDVDが出ればほぼ必ずレビュー記事を書き、全ベストアルバムレビューなども行うなど、管理人はKANの大ファン、ということはご承知くださっているとは思いますが、実は彼のライブを観に行くのは今回が二度目。
一度目は2008年3月の「NO IDEA」。あれから早くも8年。その間に何回かライブツアーは開催されたものの、東京公演は即日完売になってしまうことが多く、なかなか行けずにいましたが、今回の東京公演は従来のZEPP TOKYOから東京国際フォーラムへと会場を移し、キャパも少し増えた、ということで何とかチケットを入手することができました。
国際フォーラムへは二度目。初めて来た時はSomething ELseの解散ライブでした。その時も今回と同じホールCの3階席だったのですが、座席に行くまでエスカレーターで上がり、更にエレベーターにも乗らなければならないという、結構席に着くまでが大変だったことを今回また思い出しました。
18時半開演予定が10分ほど押してスタート。
「寝てる間のLove Song」のストリングスカルテットのインスト(オケ)に合わせて、下ろされた幕にプロジェクターでKANの1歳から現在に至るまでの写真やライブ映像を素数の年を中心に(笑)映写。踊りまくっていたり、ウェディングドレスで熱唱したり、頭にミラーボールを装着していたり…と、主に笑わす方向で映像を編集していたのがツボでした。
そしていよいよ演奏開始。「桜ナイトフィーバー」のイントロと共に幕が上がり…なんか獣神サンダーライガーみたいな衣装に小林幸子が紅白で歌う時に被るヘルメット状の物体、背中にサンバカーニバルみたいな白い羽根を付けた、KANのライブ史上最もインパクト強めのコスチュームで登場!なお、サポートバンドの方々も戦隊モノみたいな色とりどりのコスチュームでした。
しかも、歌い出した途端に「あ、振付の説明するの忘れた」とボケて演奏がストップ、周りのオブジェやグロッケンなどの小道具が散乱するというドリフのコントみたいなオープニングに絶句(笑)。
1.桜ナイトフィーバー
説明も終わってちゃんと始まりました。現時点で最新のシングル曲。
テンポはCDバージョンより早め。2014年でのライブもこれぐらいのテンポだったので、翌年CD化された時は「なんか遅いな」と思いましたが、どうやらライブではこの速さで演奏する曲のようです。
1曲終わってここで早くもMC。
頭に被ったヘルメットを「重たくて1曲歌う間しかもたない」という理由で早くも脱着。そして従来のライブではモニタースピーカーの前に置いてあったプロンプターを今回は撤去し、「歌詞はお客さんに見てもらいましょう」ということで、セット奥のスクリーンに歌詞を映し出すことを宣言。「もし僕が歌詞を間違えたらその時点でライブ終了です。払い戻しはしません」みたいなことを言っていましたが…。
2.テレビの中に
1986年のデビューシングル。しかしここで早速サビの歌詞を間違えるKAN(苦笑)。
ちなみに1番のAメロのふた回し目はカットされていましたが、「NO IDEA」の時もそうだったので、これが仕様のようですね。
3.Happy Time Happy Song
1998年のシングル。
ラストの「クレクレマンツアー」の時の子供→おっさんコーラスが復活。
4.言えずのI LOVE YOU
1988年の3rdアルバム「GIRL TO LOVE」収録曲で1992年にシングルカット。
「愛は勝つ」「まゆみ」に次ぐ知名度の曲だと思いますが、若々しい歌詞のせいかなかなかライブでは歌われず。バンドバージョンでの披露は相当久々では?
5.Songwriter
1997年のシングル。
最初から最後までトリル奏法全開でピアノを弾き語らなければならない難易度の高い曲で、これもオリジナルバージョンでは久々。好きな曲なので聴けて嬉しかったです。
6.東京熱帯Squeeze
2001年の13thアルバム「Gleam & Squeeze」収録曲。
まさかの全編ラップナンバーで意外な選曲。前回のツアーから参加している菅原龍平のコーラスが引き立っていました。
なお、スクリーンには「曲名(発表年)」という形でタイトルが各曲出ていたのですが、この曲だけは「曲名」のみ。何故に?
7.どんくさいほどコンサバ
8.scene
どちらも今年発売のニューアルバム「6×9=53」からの新曲。曲順も一緒。
9.愛は勝つ
1990年のシングルにして代表曲。
間奏で第九のメロディーに乗せて外車のメーカーやら外国の地名やら(最後の「Scheveningen」というのも実際の地名らしいですよ!笑)を歌い上げるバンドバージョン。コーラスの菅原龍平がその間奏以外は腕組みをして完全に直立不動なのが面白かった(笑)。
10.Rock'n Soul in Yellow
1999年の12thアルバム「KREMLINMAN」収録曲。
ロック色濃いめな楽曲。2曲目からここまではほぼ間断なく演奏。
舞台が暗転し、アコースティックコーナー。
…の前に、オープニングの写真を毎会場2枚ずつセレクトして解説というMCと共に、若き日のライブの写真と、上京直後のバイト先のウェスタンバーでインチキウェスタンっぽい格好をさせられた(笑)写真を紹介していました。
11.ポカポカの日曜日がいちばん寂しい
「6×9=53」収録曲。CDでは佐藤竹善とのデュエットですが菅原龍平がアコギ&竹善パートを担当。
ここで今回のツアーのグッズである「だじゃれカルタ」の販促を含めた(?)サポートメンバーのカルタ取り大会がなぜか勃発。
KANが読み上げるカルタを取った人から順にメンバー紹介がされるのですが、佐藤大剛(G)、菅原龍平(Cho+α)、清水淳(Dr)、西嶋正己(Ba)の順で上がり。最後はカルタ大会に全く参加せず見ているだけの矢代恒彦(Key)が紹介されて終了。まあこの辺は仕込みでしょう(笑)。
12.悲しみの役割
1994年の8thアルバム「東雲」収録曲。
「最近では不倫が流行っているということで…」選曲されたそうです(ホントか?)
なお、この曲の直前に清水淳が座ったカホンが段ボール製で本人が転倒する、というアクシデントがあり。これも仕込み?!
この後のMCで、「最近はライブではオリジナルに忠実なアレンジで演奏することを心掛けている」と言いつつ、「1曲ぐらい別のアレンジでもいいでしょう」ということで、最新アルバムから「胸の谷間」をボサノバ風のお洒落バージョンで1コーラス演奏したのですが、矢代恒彦が「これは後でちゃんとやりましょう」と発言して演奏強制終了(笑)。
再び転換があり後半戦へ。
ここでKANのライブでは初の試みであるという、「本人が強いメッセージを込めた曲」を一挙に演奏と説明して後半戦スタート。
13.青春の風(2010年15thアルバム「カンチガイもハナハダしい私の人生」)
14.夏は二の腕発情期(1996年10thアルバム「MAN」)
15.丸いお尻が許せない(1993年シングル)
16.胸の谷間(2016年16thアルバム「6×9=53」)
17.Oxanne〜愛しのオクサーヌ〜(1998年11thアルバム「TIGERSONGWRITER」)
ほぼノンストップで演奏。
しかしこのラインナップ、各曲をご存知の方はお分かりだと思いますが、「細い二の腕は二本とも僕だけのもの」だの「お尻」だの「胸の谷間」「腿の隙間」だの、「埋もれたいぜその胸に」だの…KANのスケベ親父っぷり満載のナンバーをよくもまあ羅列したものだと感心(苦笑)。 ちなみにスクリーンの歌詞では本人が主張したい部分が赤文字で表現されていましたが…それが何かは推して知るべし。
「Oxanne」では途中から歌詞通りに巨大なオッパイ風船が二個客席に投入されていました…。
18.安息
最新アルバムから。
ミスチルの桜井和寿が作詞を手掛けたシリアスなバラードで本編は締め。
挨拶の後、アンコールの掛け声もなく速攻でステージに戻ってくるメンバー(笑)。KANのアンコールの定番の「イリュージョン」だそうです。
19.ロックンロールに絆されて
最新アルバムから。
これは馬場俊英との共作&デュエット。馬場本人は登場しませんでしたが、熱いロックンロールナンバー。しかし間奏では歌詞の通りにまたオッパイ風船が…。
20.適齢期LOVE STORY
3rdアルバム「GIRL TO LOVE」収録曲で、アンコールには毎回登場する定番曲。
曲の冒頭でスタッフからヅラを受け取りKANが被る→2コーラス直前でKANがヅラを投げて菅原龍平が顔面キャッチ→2サビ直前で菅原がスタッフにヅラを投げてこれまた顔面キャッチ成功と、曲以外のところでも盛り上がっていました(笑)。
21.全曲つなげ
これも毎ツアー恒例の「全演奏曲を3〜4分ほどのメドレーにして繋げる」というお楽しみコーナー。
今回は趣向を凝らし、最後の曲から最初の曲へと遡るメドレーになっており、歌詞の関係でどうもスケベ親父の戯言みたいな内容に(笑)。そしてこれも恒例の「途中で演奏していない曲が入る」のは、ゲスの極み乙女。の「両成敗でいいじゃない」、そしてKANの「RED FLAG」でした。
最後は「桜ナイトフィーバー」の振付コント(&セット崩壊)までを忠実に再現。そこまでやらんでも。
メンバー紹介の後、KANが独り残ってご挨拶。
2016〜2017年はかなり精力的に活動をするということで、夏から翌年頭にかけては弾き語りツアー、そしてその後ではストリングスカルテットを招いたセルフカバーアルバム、全国ツアーが行われるということ。
「…沢山ありますけど、是非沢山来てくださいね」みたいなことを言っていました(笑)。
22.寝てる間のLove Song
大ラスはピアノ一本での弾き語り。これも最新アルバムから。
あれだけオフザケなライブを敢行しても、最後の弾き語りで綺麗に収めるのはさすが。
終演は21時過ぎ。エンディングには先月発売のDVDの発売延期の原因になったと思われる例の洋楽曲が流れていました。今回もどこかでの会場で撮影が入るものと思われますが、商品化の際はこの部分は恐らく差し替わることでしょう(汗)。
さて、今回のライブは2月発売の最新アルバム「6×9=53」を引っ提げたレコ発的なライブツアーということで、収録曲10曲中8曲を演奏。これに有名曲の「愛は勝つ」「言えずのI LOVE YOU」、デビュー曲「テレビの中に」、ライブ常連の「Oxanne」などを交えて構成。とりあえず最新アルバムとベスト辺りを聴いていけば、楽曲的には置いていかれることのないセットリストだったような気がします。
それにしても今回は後半部分に特に顕著だったのが、KANのスケベ親父化(苦笑)。まあ自分も含めて長年ファンをやっている身にとっては「しょうがねぇな〜KANさん」という感じなのですが、初見の方はコスプレも含めて仰天…というかドン引きにならなかったかどうか心配です(汗)。
ともあれ、久々のライブ、十分に満足の内容でした。
そして東京国際フォーラムはZEPP TOKYOの青海駅と比べると交通の便も良い有楽町駅に直結しているので帰宅も楽。また次のライブツアーもここで開催して欲しいものです(笑)。
2016年4月29日 東京国際フォーラム・ホールC
アルバムやライブDVDが出ればほぼ必ずレビュー記事を書き、全ベストアルバムレビューなども行うなど、管理人はKANの大ファン、ということはご承知くださっているとは思いますが、実は彼のライブを観に行くのは今回が二度目。
一度目は2008年3月の「NO IDEA」。あれから早くも8年。その間に何回かライブツアーは開催されたものの、東京公演は即日完売になってしまうことが多く、なかなか行けずにいましたが、今回の東京公演は従来のZEPP TOKYOから東京国際フォーラムへと会場を移し、キャパも少し増えた、ということで何とかチケットを入手することができました。
国際フォーラムへは二度目。初めて来た時はSomething ELseの解散ライブでした。その時も今回と同じホールCの3階席だったのですが、座席に行くまでエスカレーターで上がり、更にエレベーターにも乗らなければならないという、結構席に着くまでが大変だったことを今回また思い出しました。
18時半開演予定が10分ほど押してスタート。
「寝てる間のLove Song」のストリングスカルテットのインスト(オケ)に合わせて、下ろされた幕にプロジェクターでKANの1歳から現在に至るまでの写真やライブ映像を素数の年を中心に(笑)映写。踊りまくっていたり、ウェディングドレスで熱唱したり、頭にミラーボールを装着していたり…と、主に笑わす方向で映像を編集していたのがツボでした。
そしていよいよ演奏開始。「桜ナイトフィーバー」のイントロと共に幕が上がり…なんか獣神サンダーライガーみたいな衣装に小林幸子が紅白で歌う時に被るヘルメット状の物体、背中にサンバカーニバルみたいな白い羽根を付けた、KANのライブ史上最もインパクト強めのコスチュームで登場!なお、サポートバンドの方々も戦隊モノみたいな色とりどりのコスチュームでした。
しかも、歌い出した途端に「あ、振付の説明するの忘れた」とボケて演奏がストップ、周りのオブジェやグロッケンなどの小道具が散乱するというドリフのコントみたいなオープニングに絶句(笑)。
1.桜ナイトフィーバー
説明も終わってちゃんと始まりました。現時点で最新のシングル曲。
テンポはCDバージョンより早め。2014年でのライブもこれぐらいのテンポだったので、翌年CD化された時は「なんか遅いな」と思いましたが、どうやらライブではこの速さで演奏する曲のようです。
1曲終わってここで早くもMC。
頭に被ったヘルメットを「重たくて1曲歌う間しかもたない」という理由で早くも脱着。そして従来のライブではモニタースピーカーの前に置いてあったプロンプターを今回は撤去し、「歌詞はお客さんに見てもらいましょう」ということで、セット奥のスクリーンに歌詞を映し出すことを宣言。「もし僕が歌詞を間違えたらその時点でライブ終了です。払い戻しはしません」みたいなことを言っていましたが…。
2.テレビの中に
1986年のデビューシングル。しかしここで早速サビの歌詞を間違えるKAN(苦笑)。
ちなみに1番のAメロのふた回し目はカットされていましたが、「NO IDEA」の時もそうだったので、これが仕様のようですね。
3.Happy Time Happy Song
1998年のシングル。
ラストの「クレクレマンツアー」の時の子供→おっさんコーラスが復活。
4.言えずのI LOVE YOU
1988年の3rdアルバム「GIRL TO LOVE」収録曲で1992年にシングルカット。
「愛は勝つ」「まゆみ」に次ぐ知名度の曲だと思いますが、若々しい歌詞のせいかなかなかライブでは歌われず。バンドバージョンでの披露は相当久々では?
5.Songwriter
1997年のシングル。
最初から最後までトリル奏法全開でピアノを弾き語らなければならない難易度の高い曲で、これもオリジナルバージョンでは久々。好きな曲なので聴けて嬉しかったです。
6.東京熱帯Squeeze
2001年の13thアルバム「Gleam & Squeeze」収録曲。
まさかの全編ラップナンバーで意外な選曲。前回のツアーから参加している菅原龍平のコーラスが引き立っていました。
なお、スクリーンには「曲名(発表年)」という形でタイトルが各曲出ていたのですが、この曲だけは「曲名」のみ。何故に?
7.どんくさいほどコンサバ
8.scene
どちらも今年発売のニューアルバム「6×9=53」からの新曲。曲順も一緒。
9.愛は勝つ
1990年のシングルにして代表曲。
間奏で第九のメロディーに乗せて外車のメーカーやら外国の地名やら(最後の「Scheveningen」というのも実際の地名らしいですよ!笑)を歌い上げるバンドバージョン。コーラスの菅原龍平がその間奏以外は腕組みをして完全に直立不動なのが面白かった(笑)。
10.Rock'n Soul in Yellow
1999年の12thアルバム「KREMLINMAN」収録曲。
ロック色濃いめな楽曲。2曲目からここまではほぼ間断なく演奏。
舞台が暗転し、アコースティックコーナー。
…の前に、オープニングの写真を毎会場2枚ずつセレクトして解説というMCと共に、若き日のライブの写真と、上京直後のバイト先のウェスタンバーでインチキウェスタンっぽい格好をさせられた(笑)写真を紹介していました。
11.ポカポカの日曜日がいちばん寂しい
「6×9=53」収録曲。CDでは佐藤竹善とのデュエットですが菅原龍平がアコギ&竹善パートを担当。
ここで今回のツアーのグッズである「だじゃれカルタ」の販促を含めた(?)サポートメンバーのカルタ取り大会がなぜか勃発。
KANが読み上げるカルタを取った人から順にメンバー紹介がされるのですが、佐藤大剛(G)、菅原龍平(Cho+α)、清水淳(Dr)、西嶋正己(Ba)の順で上がり。最後はカルタ大会に全く参加せず見ているだけの矢代恒彦(Key)が紹介されて終了。まあこの辺は仕込みでしょう(笑)。
12.悲しみの役割
1994年の8thアルバム「東雲」収録曲。
「最近では不倫が流行っているということで…」選曲されたそうです(ホントか?)
なお、この曲の直前に清水淳が座ったカホンが段ボール製で本人が転倒する、というアクシデントがあり。これも仕込み?!
この後のMCで、「最近はライブではオリジナルに忠実なアレンジで演奏することを心掛けている」と言いつつ、「1曲ぐらい別のアレンジでもいいでしょう」ということで、最新アルバムから「胸の谷間」をボサノバ風のお洒落バージョンで1コーラス演奏したのですが、矢代恒彦が「これは後でちゃんとやりましょう」と発言して演奏強制終了(笑)。
再び転換があり後半戦へ。
ここでKANのライブでは初の試みであるという、「本人が強いメッセージを込めた曲」を一挙に演奏と説明して後半戦スタート。
13.青春の風(2010年15thアルバム「カンチガイもハナハダしい私の人生」)
14.夏は二の腕発情期(1996年10thアルバム「MAN」)
15.丸いお尻が許せない(1993年シングル)
16.胸の谷間(2016年16thアルバム「6×9=53」)
17.Oxanne〜愛しのオクサーヌ〜(1998年11thアルバム「TIGERSONGWRITER」)
ほぼノンストップで演奏。
しかしこのラインナップ、各曲をご存知の方はお分かりだと思いますが、「細い二の腕は二本とも僕だけのもの」だの「お尻」だの「胸の谷間」「腿の隙間」だの、「埋もれたいぜその胸に」だの…KANのスケベ親父っぷり満載のナンバーをよくもまあ羅列したものだと感心(苦笑)。 ちなみにスクリーンの歌詞では本人が主張したい部分が赤文字で表現されていましたが…それが何かは推して知るべし。
「Oxanne」では途中から歌詞通りに巨大なオッパイ風船が二個客席に投入されていました…。
18.安息
最新アルバムから。
ミスチルの桜井和寿が作詞を手掛けたシリアスなバラードで本編は締め。
挨拶の後、アンコールの掛け声もなく速攻でステージに戻ってくるメンバー(笑)。KANのアンコールの定番の「イリュージョン」だそうです。
19.ロックンロールに絆されて
最新アルバムから。
これは馬場俊英との共作&デュエット。馬場本人は登場しませんでしたが、熱いロックンロールナンバー。しかし間奏では歌詞の通りにまたオッパイ風船が…。
20.適齢期LOVE STORY
3rdアルバム「GIRL TO LOVE」収録曲で、アンコールには毎回登場する定番曲。
曲の冒頭でスタッフからヅラを受け取りKANが被る→2コーラス直前でKANがヅラを投げて菅原龍平が顔面キャッチ→2サビ直前で菅原がスタッフにヅラを投げてこれまた顔面キャッチ成功と、曲以外のところでも盛り上がっていました(笑)。
21.全曲つなげ
これも毎ツアー恒例の「全演奏曲を3〜4分ほどのメドレーにして繋げる」というお楽しみコーナー。
今回は趣向を凝らし、最後の曲から最初の曲へと遡るメドレーになっており、歌詞の関係でどうもスケベ親父の戯言みたいな内容に(笑)。そしてこれも恒例の「途中で演奏していない曲が入る」のは、ゲスの極み乙女。の「両成敗でいいじゃない」、そしてKANの「RED FLAG」でした。
最後は「桜ナイトフィーバー」の振付コント(&セット崩壊)までを忠実に再現。そこまでやらんでも。
メンバー紹介の後、KANが独り残ってご挨拶。
2016〜2017年はかなり精力的に活動をするということで、夏から翌年頭にかけては弾き語りツアー、そしてその後ではストリングスカルテットを招いたセルフカバーアルバム、全国ツアーが行われるということ。
「…沢山ありますけど、是非沢山来てくださいね」みたいなことを言っていました(笑)。
22.寝てる間のLove Song
大ラスはピアノ一本での弾き語り。これも最新アルバムから。
あれだけオフザケなライブを敢行しても、最後の弾き語りで綺麗に収めるのはさすが。
終演は21時過ぎ。エンディングには先月発売のDVDの発売延期の原因になったと思われる例の洋楽曲が流れていました。今回もどこかでの会場で撮影が入るものと思われますが、商品化の際はこの部分は恐らく差し替わることでしょう(汗)。
さて、今回のライブは2月発売の最新アルバム「6×9=53」を引っ提げたレコ発的なライブツアーということで、収録曲10曲中8曲を演奏。これに有名曲の「愛は勝つ」「言えずのI LOVE YOU」、デビュー曲「テレビの中に」、ライブ常連の「Oxanne」などを交えて構成。とりあえず最新アルバムとベスト辺りを聴いていけば、楽曲的には置いていかれることのないセットリストだったような気がします。
それにしても今回は後半部分に特に顕著だったのが、KANのスケベ親父化(苦笑)。まあ自分も含めて長年ファンをやっている身にとっては「しょうがねぇな〜KANさん」という感じなのですが、初見の方はコスプレも含めて仰天…というかドン引きにならなかったかどうか心配です(汗)。
ともあれ、久々のライブ、十分に満足の内容でした。
そして東京国際フォーラムはZEPP TOKYOの青海駅と比べると交通の便も良い有楽町駅に直結しているので帰宅も楽。また次のライブツアーもここで開催して欲しいものです(笑)。
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