
表題曲「ずっと伝えたかった I love you」はギターの田川伸治作曲。編曲は2005年のセルフカバーベスト「DEEN The Best キセキ」でレコーディングに参加していたくどうたけし(工藤毅)が担当と、久々に外部のアレンジャーを招いての楽曲。ここに来てDEENのシングル史上初となる四つ打ちのEDM風ディスコミュージックは長年彼らの音楽を聴いてきた身としてはかなり斬新…というか衝撃的。それに対してボーカル池森秀一が手掛ける歌詞のほうはアルバム「全開恋心!! 〜Missing You〜」の流れからか若々しいままなのですが、「出来たばかりのレインボーブリッジ(1993年夏開通)初めてのドライブ(=この時点で二十歳越え)」や「恋が始まったのは そう90's」という曲中のフレーズからも察する通り、40代以上のカップルが当時を回想している…にしてはピュアな内容だなぁ、と思ったりしました(笑)。
カップリング曲「シャララ ハッピーデイ!」はキーボード山根公路作曲・くどうたけし編曲。表題曲と同様の路線で、先日の武道館ライブでも演奏されており、ゆくゆくはライブ後半の起爆剤的な役割を担いそうな作品。今回は2曲共毎回恒例のライブメンバーの生楽器レコーディング参加がなく、打ち込み全開の異色なシングルとなりましたが、今回だけなのか、次作以降も継続されるのか興味深いところです。
ボーナストラックは今年5月末に沖縄で行われたファンクラブツアーでの屋外ライブ「DEEN×OKINAWAシーサイドライブ」から、「Shining So Beautiful」「月光の渚 〜Brilliant Style〜」を収録。メンバー三人のみの演奏編成なのですが、実際は同期も鳴らした「Triangle Cover Version」的な形態であり、アコースティック編成とは謳われていないようです。どちらの曲もライブではそこそこな頻度で披露される曲なので特に新鮮さは感じずいつも通り、といったところ。余談ですがこのライブ、BSフジで二週に渡ってオンエアされたのですが、日中での屋外ライブということもあり、ステージの後ろまでバッチリ見えるので、サポートメンバーが不在なのにドラムやベースの同期音が聴こえる…というのは観ていてちょっと奇妙というか、違和感を感じました^^;。
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