新年一発目(実質)の更新は、年始の挨拶に書きました通り、2014年大晦日〜2015年元旦にかけて開催され、一夜限りのマニアックナイトと称されたDEENのカウントダウンライブの模様です。
 記憶が曖昧にならないうちに書いておこうということで、即出しレポート。
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DEEN LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL〜マニアックナイトW(`0`)W〜
2014年12月31日〜2015年1月1日 ZEPP TOKYO


 2011年末から三年連続でカウントダウンライブで始まるLIVE JOYツアーをスタートしてきたDEENですが、2014年はカウントダウンライブ一本のみのスペシャルライブということで企画された今回の公演。
 「普段のライブではなかなか演奏されない曲や、初披露となる楽曲を中心」という触れ込みを聞いて、DEENマニアの筆者は参加しないわけにはいかず(笑)チケットを入手。同じ思いのファンが多かったのか、チケットは一般発売後、即完売。立見席も当日までに全て捌けた、という近年稀に見る競争率だったようです。

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 会場はお台場ZEPP TOKYO。足を運ぶのは2013年のBreak17最終日以来。
 いつもは傾斜のある2階席での鑑賞ですが、今回は1階席の後ろのほう。1階席でDEENを観るのは初めてです。
 開演前の場内には、「太陽と花びら」「ユートピアは見えてるのに」「Smile Blue」などのDEENの楽曲がノンストップMIXメドレーで数珠つなぎに流されていました。アレンジやテンポも変わっていたので新たに作られたものかも?


 定刻通り、22時30分に暗転して流れるSE。
 2008年の武道館のオープニングで使用されたようなBGMが流れ出し、そのままの流れで「瞳そらさないで」のイントロが…(笑)。
 どよめく会場ですが、これはDEENからのフェイント。「演奏ストップ!そのヒット曲は今夜やるべき曲ではないでしょう〜!」(要約)という上海ロックスターの影マイク。そしていきなりシャン様登場(笑)。

O.A.Future-上海ロックスターボーカルバージョン- (「もう泣かないで」c/w)
 今回はオープニングアクトでDEENの歌を歌ってやるぜ!!ということで、サポートの宮野和也氏(Bass)、HIDE氏(Drums)を従えてのスリーピースでの披露。原曲よりもキーが(山根シャン様に合わせて)高めに変更。しかしいきなりギターソロを間違えていました^^;。

 散々賑やかしたあとで上海ロックスター退場。再び暗転で、今度こそ(笑)DEENの登場。

1.HEARTBEAT (「Starting Over」c/w)
2.Dear Friend (「Celebrate」c/w)
3.FOR MY LIFE (『DEEN』収録曲)
4.go with you (「遠い空で」c/w)

 さすがマニアックナイト、初っ端からいきなりカップリング曲を固め打ち。「FOR MY LIFE」以外は初演奏の曲ばかりではないでしょうか。なお、今回のライブに際して公式サイトでファンから聴きたい曲アンケートを募ったそうなのですが、意外にも1位は「go with you」だったことが、この辺りのMCで触れられていました。

5.夏の雨 (『クロール』収録曲)
6.Guilty〜消えることのない罪〜 (『The DAY』収録曲)

 アルバム収録曲から、こちらも恐らく未演奏楽曲。失恋ソングが続きますが、山根公路リーダーは自分が作曲した「Guilty」の歌詞を見て「こんな暗い歌詞にしやがって!」と当時怒ったそうです(ホントか?)だから今までライブではやらなかったのか?(笑)

 ここで暗転、アコースティックコーナーへ。

7.Call your name (『pray』収録曲)
 Break6以来。この前に流れていたSEがこの曲のメロディーだったのである意味予想通り。
 なお、暗転中に椅子が用意され、そこにボーカル池森秀一氏が座ったので、観客も一斉に着座しましたが、今回のアココーナーはサポートメンバーもフル出演。さらに同期も流していて、アコースティックというよりも「座って聞くバラードコーナー」だった気が。

大MC
 カウントダウンライブということで今年を振り返るなどの話題が。ギターの田川伸治巨匠は先日自販機で「当たり、タダでもう一本」を体験したそうで、人生のプラスマイナスのプラス運をこんなところで使ってしまって…みたいなことを嘆いていました(笑)。
 山根リーダーはフットサルで靭帯を損傷して松葉杖生活の時期があったそうなのですが、「去年」と言っていたのでこれは2013年の話?それとももう2015年が来たと思っている?と、若干モヤモヤを残しました(笑)。

8.幸せになろう (『LOVERS CONCERTO』収録曲)
 この曲はBreak14の最終日のみ披露のだったはず。初めて聴けました。

写真撮影タイム
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 相変わらずのガラケーなので画質はご容赦を。
 「今回は特別に望遠レンズをお持ちの方のみの撮影とさせていただきます」という池森秀一氏のボケが炸裂していました(笑)。

9.Fine day (「愛の鐘が世界に響きますように…」c/w)
 初演奏。曲紹介で池森氏が「この季節にぴったりの…」と言っていましたが、クリスマスっぽい曲なので若干遅いですかね…?DEEN's AOR期最後の曲でもあります。

 暗転三度。

10.星の雫 (『UTOPIA』収録曲)
 アルバムの看板的なバラードだったのでそんなにマニアックではないかな、と思いましたが、ライブではあまり演奏されてないようですね。

11.空色ソーダ (山根ソロ『COZZY』収録曲)
 山根ソロ。サングラスをかけて見た目はあの方とあまり変わらない(苦笑)。Break15の日替わりソロコーナー以来。フルコーラスバージョンでは映像化されていません。余談ですがリーダーは2015年の年男だそうです。

カウントダウン 

 なんと、「空色〜」が終わった時点で今年も残りあと1分!2014年の余韻に浸る間もなく電話の時報アナウンスが会場に流れ、10カウントでカウントダウンして明けましておめでとう!!特効とかスクリーンの映像とかなしの地味なカウントダウンでした(笑)。

 山根リーダーがグラサン姿のままアコーディオンを持ち出し、「新年一発目はお馴染みのこの曲!!」ということで、ああ「雨の六本木」ね…と思いきや、ここで二度目のフェイント。

12.Glory Day (『LOVERS CONCERTO』収録曲)
 アコーディオンをスタッフが回収し(笑)全然別の曲に。これも「幸せになろう」同様Break14に一度だけ披露されたまま(こちらはセミファイナルのみ)。原曲はキンモクセイのイトウシュンゴ氏とのデュエットでしたが、今回そのパートは山根リーダーが代行。

13.夢のつづき……Love in my dream (「翼を広げて」c/w)
14.Run around (「Teenage dream」c/w)
15.FOREVER (「Memories」c/w)
16.magic (『pray』収録曲)
17.Crazy for you (『I wish』収録曲)
18.Rock my heart (『UTOPIA』収録曲)

 通称「マニアックナイトメドレー」。Break15のメドレーを彷彿とさせるレア曲の熱量の高いブロック。「Run around」は初演奏のようです。
 「Crazy for you」「Rock my heart」はフルで。他の曲は基本1コーラス+サビ。前半に特に初期の曲が集中したので、池森氏が「北海道で黒人を目指していた(ブラックミュージックに傾倒していた、ということでしょう)頃を思い出しました」なる発言が(笑)。

19.ありったけの笑顔 (『I wish』収録曲)
 本編ラストは意外にも(?)コンパクトなバラードで締め。宮野氏はベースを弾かず、横長のシェイカーのようなものを持ってコーラス参加していました。ラストも演奏を溜めたりせずCD通りにあっさり終わったので、若干の締まらな感が…(苦笑)。

アンコール
 上海ロックスターが二度目の登場。「ここで俺の新曲を初披露するぜ!!」という触れ込みだったのですが、これまたフェイント(笑)。

20.! WARNING (田川ソロ『A SURVIVED SCARECROW』収録曲)
 蓋を開けてみれば巨匠のソロコーナーでした。歌メロ(シャン様)+ラップ(田川)を含んだインストナンバー。DEENのライブで演奏するのは初めてだと思います。

21.君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている
 タオルを振り回すシンガロング系の、本日唯一のシングル曲。カウントダウンライブ用のグッズにこのタオルもラインナップに入っていたのでここは予想通り。普通のハンドタオルを振り回しているお客さんもいました。

22.Take your hands (『pray』収録曲)
 「最後は楽しく平和に」(大意)ということでのラストナンバー。2011年の武道館以来。バンドスタイルではBreak6以来ですか。これぞ大団円。

エンディングSE:翼を風に乗せて〜fly away〜

 恒例の挨拶。池森氏はアンコールから着用の今回のグッズ、ハワイのローカルブランドとのコラボTシャツについて「生地が良い」を連発、笑いを誘っていました(笑)。
 ここでだったか、「本日はVTRを入れているので、DVD、Blu-rayで発売します!」(発売日はまだ未定)ということと、「今年も武道館をやります!」(また秋頃?)ということが発表されました。

ダブルアンコール

23.明日へのOFF ROAD (『ROAD CRUISIN'』収録曲)
 バンドでの演奏。「なぜこの曲を選んだかは、皆さんあとで考えてください」という冗談なのか本気なのか分からない(?)池森氏の前説の後、2004年末のカウントダウンライブ以来のナンバーで締め。

エンディングSE:SEA OF LOVE (THE SONIC TRICK『SPARK』収録曲)

 最後の挨拶が終わり、アナウンスが流れ、無事に全公演が終了したのは25時35分頃。
 若干風の強くなったお台場界隈を青海駅まで歩き、ゆりかもめと地下鉄を上手く乗り継いで帰宅したのが27時頃。翌日(元旦)は昼過ぎまで爆睡していました(笑)。


 さて、今回のカウントダウンライブ。ヒット曲、代表曲、定番曲を一曲も演奏せず、初演奏のカップリング曲、アルバム曲ばかりの文字通りDEENコアファンに向けてのマニアックナイトでした。
 マニアックな曲を演奏する、という意味では数年前のBreak15が思い起こされますが、あちらは全国ツアーということもあり、代表曲とレア曲の配分が半々ぐらいでしたが、今回は完全にレア曲で統一。ここまで徹底してくれてマニアとしては選曲に関しては言うことはありません。
 反面、1階席で観賞して、やはりライブハウスなので音響は爆音になってボーカルが埋もれてしまったり、初披露の曲が多かったせいか演奏でのミストーンも若干見受けられたり、段取りの問題など粗さも見えましたが、セットリストのマニアックさはそれを補って余りあるもので、満足度はかなり高いです。
 山根リーダーいわく「好評ならマニアックナイト2もいつか」という話をアンコールでされていましたが、恒例にならない程度に(数年に一度ぐらい)これぐらいの大きさの会場でやってくれれば面白いですね。武道館でマニアック曲連発はやはり勇気がいると思いますので(笑)。また、通常ライブでも今回募集した聴きたい曲アンケートを参考に、マンネリ防止に曲目の入れ替えなどを考慮していただければ、と思います。

 新年一発目のライブ、楽しませてもらいました。
 DEEN's ALL STAFFに拍手!!
 そして願わくば、来たる映像作品化の際には、是非とも全曲ノーカットで!!