年の瀬ということで、年末恒例の企画です。
 「CD Review」でご紹介してきました、2013年に出会ったアルバムの年間私的ランキングTOP10を発表。
 例年通り、基準は「2012年末〜2013年に聴いたアルバム」が対象ですので、去年発売の作品も含まれています。また、今年は少し趣向を変えて、カウントダウン形式で簡単なコメントと共に発表いたします。
 「続きを読む」からご閲覧ください。 
「一進一退days」的・2013年アルバムランキングTOP10

※タイトルにリンクがあるものは「CD Review」で詳細なレビューをご覧になれます。


10位:春うた、夏うた。〜どんなときも。/槇原敬之
harunatsu
 ワーナー初期+αの春夏ソングセレクション。季節の移ろいを曲の流れで感じられる構成、そして20年以上アルバム未収録のままだった「夏のスピード」等のカップリング曲がついにアルバム初収録。半非公認アルバムながら意義のあるコンピ盤。


9位:Re:EARTH/→pia-no-jac←
reearth
 ピアノ×カホンのインストゥルメンタル・ユニットのニューアルバム。未レビューにつき詳細は年明けのCD Reviewで。




8位:CIRCLE/DEEN
DEENCIRCLE
 デビュー20周年を歴代関係者の面々と祝う、今までのDEENの集大成的なオリジナルアルバム。DIMENTIONをゲストに招いた初回生産限定盤のビルボードライブDVDも、DEEN's AORファンには最高の内容。



7位:キネソロ/木根尚登
kinesolo
 TM NETWORKメンバーのソロ作品。EPIC時代のソロ楽曲のうち人気投票で選曲された上位12曲をセルフカヴァー。原曲よりもシンプルなサウンドになり、彼のメロディーセンスがより浮き彫りになった良作。



6位:LEVEL3/Perfume
level3
 ユニバーサル移籍後初のオリジナルアルバム。こちらも未レビューにつき詳細は年明けの更新で。




5位:GOD SAVE THE TAICHI/今西太一
g_s_taichi2
 奇跡のオッサンの「ほぼベストニューアルバム」(笑)。代表曲の再録と新曲を交えた、現在の彼の音楽を堪能できる聴き応えタップリの作品。ライブ会場限定販売でなかなか手に入らないのが難点?



4位:middle & mellow of Crazy Ken Band 2/CRAZY KEN BAND
CKBMM2
 ミドル&メロウをテーマにしたコンピ盤第2弾。アルバム楽曲を中心にCKBのアナザーサイド的な一面を集約しつつ、彼ら独特のアクの強さも垣間見ることのできる、隠れた名盤。



3位:親が泣く LIVE at 下北沢GARDEN 29 Feb.2012/井乃頭蓄音団
inokasira
 アルバム初収録曲を含んだライブアルバム。ロックなサウンドと情けないのに禍々しい(?)主人公の心情を綴った歌詞のミスマッチがクセになる(笑)。今後の展開が楽しみなバンドの一組。



2位:風味堂5〜ぼくらのイス〜/風味堂
fumido5
 待ちに待った4年半ぶりのオリジナルアルバム。軸になったテーマ「夢」にしっかりと寄り添った佳曲揃いの作品。アルバムトータル的な印象の良さでは本作が今年のBEST1。



1位:Signed Pop/秦基博
hatasigned
 ギター一本のシンプルな演奏からストリングスを従えたバンド形態まで、アレンジャー陣の個性に埋もれない楽曲、そして歌声を響かせる、秦自身のプロデュース作品も含まれた今年一番の名盤。



 
 以上が2013年の私的TOP10でした。
 今年は新年早々、秦基博が独走体勢で2位以下を大きく引き離しての首位。秋口発売の風味堂も予想以上の良作で追い上げましたが、結果はこのような形となりました。3位の井乃頭蓄音団は思わぬ伏兵という感じで、筆者もここまでハマるとは思わず驚いております(笑)。

 先述の風味堂もそうですが、今年は秋以降に発売されたオリジナルアルバムが良作揃いで、最終的に選んでみるとTOP10には10月発売以降の作品が4作ランクイン。また、去年に続き、キャリアのあるミュージシャンがボリュームのあるオールタイムベストを発売しており、本ブログでも何組か紹介していますが、今回のランキングではコンセプト有りなど、工夫を凝らしたベストアルバムを優先して選出させてもらいました。

 昨年と比較すると、今年はオリジナルアルバムの当たり年だった気がします。やはりファンとしては質の良いオリジナルアルバムを作り続けてもらいたいもの。来年2014年も素晴らしい音楽作品に出会えることを期待したいと思います。