2012年3月7日発売、→Pia-no-jaC←の公式では9枚目にカウントされるアルバム。朝日新聞天声人語のCMソング「Fairy Dolce」を含む全6曲。通常盤の他に、PVが収録されたDVDが同梱の初回限定盤、さらにCDにボーナストラックが1曲追加されたヴィレッジヴァンガード限定販売盤も存在しています。→Pia-no-jaC←とは、ピアノのHAYATOとカホンのHIROの二人で構成される通称「ハイブリッド・インストゥルメンタルユニット」。基本的にはピアノ、カホン(+掛け声)のみの編成なのですが、この二つの楽器のみでオリジナル曲はもとより、著名クラシックの楽曲を独自のアレンジで演奏するなど、個性的な世界観を築いているユニットでもあります。2011年秋にベストアルバム「First Best」で初めて彼らの作品に触れた筆者が、ベスト後の初のオリジナルアルバムということで手に取ったのがこの「暁」。オリジナルでは4作目のミニアルバムのようです。
「First Best」ではとにかくノリの良い曲を集めたベストアルバムだったので、彼らの曲=疾走感、というような感想を抱いていたのですが、本作では「Paradiso」や「獅子奮迅」のような勢いのある曲もありますが、繊細なピアノタッチが聴ける「Fairy Dolce」や、クラシカルな旋律を想起させる「雪月花」など、ベストだけでは味わえなかった彼らの別の一面も覗けたような気がします。まあ、どの曲も音数は割と多く、カホンの表現力も力強いものが多いので、個人的には散歩やジョギングなどのお供に聴いていたいかな、とも思いました。家でまったりと聴くのも良さそうですが、彼らの音をBGMに、集中力を必要とする文章入力の作業はちょっとお勧めはできないかも(笑)。
余談ですが、彼らのサウンドプロデューサーは樫原伸彦。かつて柳ジョージの「バーニング」や、勇者シリーズの主題歌を手掛けていて名前は知っていたのですが、それらの曲のアレンジの傾向から、てっきりこの人はロックギタリストかと思っていたのですが、調べてみるとキーボーディストだったようで。先入観だけで判断するのは良くないな、と反省しつつも(苦笑)、→Pia-no-jaC←の楽曲から受け取れる質量感には前述の楽曲達と共通する何かがあるかな、とも思いました。
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