2012年4月18日発売、TM NETWORKの木根尚登のソロデビュー20周年記念企画のひとつ、自身が発表したTM楽曲のセルフカヴァーアルバム。
収録された曲は、本人の公式サイトで投票が行われ、選出された上位楽曲中、4位の「Electric Prophet」と7位の「Timemachine」を除き、13位と14位を繰り上げで収録した全12曲。この辺りの経緯はこちらを参照してもらうとして、曲順がそのまま1位から順に収録されており、なんとなくTMの20周年ベスト「Welcome to the Fanks!!」を彷彿とさせてしまうのは筆者だけでしょうか(笑)。
さて、収録曲を眺めていると、「Fool On The Planet」や「Still Love Her」(これは小室哲哉との共作ですが)、「Girlfriend」など、TMの人気バラード、定番バラードが軒並み選出されたということもあり、ファン投票としてはまあ予想通りの結果といったところ。木根作詞・宇都宮隆作曲の「Another Meeting」も投票対象だったのですが、ランクインしなかったのが意外なぐらいですかね。かつて「終了」時にリリースされたバラードベスト「TMN BLUE」にも収録された曲と7曲が被っているわけですが、割と冷遇気味のTMN時代のバラード「大地の物語」が選出されたのは個人的に嬉しいところ。
楽曲のアレンジに関しては、同じTMのメンバーでも時代の先進を行く音楽を生み出す小室とは対照的に、フォークソングがルーツにある木根なだけはあり、全曲アコギを核に据え、弦楽器やシンセで少し味つけをした程度の至ってシンプルな「歌」をじっくりと聴かせる編成。決して歌力で人を引きつける!というようなシンガーではない彼ですが、その朴訥な歌声には味わいがあります。その歌声とシンプルなアレンジのせいか、「N43」はTMバージョンよりこっちのほうが好きかも。アレンジでは原曲よりもテンポをあげた「1/2の助走」が新鮮でした。しかし、「キネバラ」と銘打っているのですが、「Fallin' Angel」は果たしてバラードなのかなぁ(笑)。
…まあ何はともあれ、TMファンなら一度は耳にしておいて損はないアルバムだとは思います。逆に言うと、TMの代表曲は知ってるけどアルバムのバラードまでは…という人達には先述の「TMN BLUE」で原曲をある程度知っておいてから聴かないと、かなり地味に聴こえてしまう作品かも…。
なお、木根尚登は今年、2001年以降のソロ楽曲のリマスターベスト「キネベス」、提供楽曲セルフカヴァー「キネメロ」、そして2000年までのソロ楽曲のリメイクベスト「キネソロ」と、本作も含めて4枚のフルアルバムがリリース進行中だそうです。
収録された曲は、本人の公式サイトで投票が行われ、選出された上位楽曲中、4位の「Electric Prophet」と7位の「Timemachine」を除き、13位と14位を繰り上げで収録した全12曲。この辺りの経緯はこちらを参照してもらうとして、曲順がそのまま1位から順に収録されており、なんとなくTMの20周年ベスト「Welcome to the Fanks!!」を彷彿とさせてしまうのは筆者だけでしょうか(笑)。
さて、収録曲を眺めていると、「Fool On The Planet」や「Still Love Her」(これは小室哲哉との共作ですが)、「Girlfriend」など、TMの人気バラード、定番バラードが軒並み選出されたということもあり、ファン投票としてはまあ予想通りの結果といったところ。木根作詞・宇都宮隆作曲の「Another Meeting」も投票対象だったのですが、ランクインしなかったのが意外なぐらいですかね。かつて「終了」時にリリースされたバラードベスト「TMN BLUE」にも収録された曲と7曲が被っているわけですが、割と冷遇気味のTMN時代のバラード「大地の物語」が選出されたのは個人的に嬉しいところ。
楽曲のアレンジに関しては、同じTMのメンバーでも時代の先進を行く音楽を生み出す小室とは対照的に、フォークソングがルーツにある木根なだけはあり、全曲アコギを核に据え、弦楽器やシンセで少し味つけをした程度の至ってシンプルな「歌」をじっくりと聴かせる編成。決して歌力で人を引きつける!というようなシンガーではない彼ですが、その朴訥な歌声には味わいがあります。その歌声とシンプルなアレンジのせいか、「N43」はTMバージョンよりこっちのほうが好きかも。アレンジでは原曲よりもテンポをあげた「1/2の助走」が新鮮でした。しかし、「キネバラ」と銘打っているのですが、「Fallin' Angel」は果たしてバラードなのかなぁ(笑)。
…まあ何はともあれ、TMファンなら一度は耳にしておいて損はないアルバムだとは思います。逆に言うと、TMの代表曲は知ってるけどアルバムのバラードまでは…という人達には先述の「TMN BLUE」で原曲をある程度知っておいてから聴かないと、かなり地味に聴こえてしまう作品かも…。
なお、木根尚登は今年、2001年以降のソロ楽曲のリマスターベスト「キネベス」、提供楽曲セルフカヴァー「キネメロ」、そして2000年までのソロ楽曲のリメイクベスト「キネソロ」と、本作も含めて4枚のフルアルバムがリリース進行中だそうです。
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