
AORサウンドを打ち出してきた前作「Careless Memories」の音楽性を継承しつつ、アルバムタイトル通りに幅広いサウンドを聴かせてくれています。歌詞の方は相変わらず甘々な「情けない僕」が全編にわたって主人公を演じるラブストーリーという感じなんですが(笑)、ここまで徹底してくれると逆に爽快かも(?)。
今回思ったのですが、筆者はマコト氏のライブを何回か観に行ったことがあるんですが、今作ではスタジオでレコーディングが行われたのに、ライブで聴いているかのような聴き心地に仕上がっているのが不思議。成田昭彦氏や片山敦夫氏など熟練のプレイヤーによって録音されたからでしょうか?ライブでのグルーヴ感がCDに上手い具合にパッケージされていると感じました。この辺はさすがベテランの味、といったところでしょうか。
ところで、このアルバムはCD+DVDという発売形態を取っているのですが、DVDは10分足らずの内容。これで3,990円は正直高すぎるだろ^^;しかもCD単体での発売がないというのはちょっと・・・。サザンや桑田ソロで斎藤誠に興味を持ったようなライトなリスナーが手に取りにくいような価格設定になっているのには疑問を感じました。まあ筆者のようなコアなファンは買ってしまうわけですが(苦笑)、次回からはこの点をちょっと考慮して欲しいかな・・・。
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