去る10月21日、2002年に解散したSIAM SHADEの5人が、東日本大震災の復興支援のチャリティーライブを行うために期間限定で再結成。この日は7月のZEPP SENDAIでのフリーライブに続く、さいたまスーパーアリーナでのライブでした。
 ライブから早くも数日経ってしまいましたが、ライブの臨場感が薄れないうちに(?)簡易的ではありますがレポートさせていただきます。
 興味のある方は「続きを読む」からどうぞ。
SIAM SHADE SPIRITS 〜Return The Favor〜
2011年10月21日 さいたまスーパーアリーナ

 ライブ一週間前に友人から誘われて急遽参戦することになったSIAM SHADEの一夜限りのスペシャルライブ。
 活動当時から彼らの音楽は聴いていましたが、ステージを観るのは初めて。最初で最後になるかもしれない彼ら五人が同じステージに立つ姿を焼付けに、雨の降る中、仕事をすちゃらかして(苦笑)さいたまスーパーアリーナへと向かいました。

 開演時間は18時半。実際にライブが始まったのは20分押しの18時50分ぐらいから。
 私の席は400レベル(4階席)のステージサイド席。見下ろすとちょうどPA卓が見渡せる席でした。
 客層は、8割方が男だったような…。かつてのファン同士がこのライブで久々に再会する、という光景もチラホラと見られました。

 セットリストは以下(若干記憶違いあるかも)。

1.RAIN
2.TIME'S
3.Why Not?


※ここまでデビューシングルから順番に3曲演奏。では次は「RISK」か?と思いきや、違いました(笑)。

4.LOVESICK 〜You Don't Know〜
5.Destination Truth


※ここで次の曲に続くSEが。ステージセットはチャリティーライブということもあり控えめな演出でしたが、この辺りで緑色のレーザービームが登場していたような。

6.BLACK
7.Sin
8.LIFE
9.LOVE


※キーボードのいないバンドなので、鍵盤類は同期で鳴らしていましたが、「LIFE」「LOVE」の2曲はふんだんに同期を使用していました。

10.インストメドレー(仮)

※ここでヴォーカルの栄喜がステージから去って、楽器隊によるインストタイム。これが結構美味しかったのですよ(笑)。
 「Virtuoso」から始まって、「DREAMLESS WORLD」「せつなさよりも遠くへ」「Bloody Train」などのイントロや間奏などを繋いだ怒涛のインストメドレータイム!多分15分ぐらいだったと思うんですが、次々と往年の名フレーズ(?)が出てきて垂涎モノでした。
 最後は「Triptych」でシメ。

11.グレイシャルLOVE
12.NEVER END
13.CAN'T FORGET YOU
14.LET IT GO
15.SHAKE ME DOWN


※後半戦はヒットシングルから。彼らのシングルの中で一番好きな「NEVER END」が聴けて幸せ。

16.PRIDE
17.PRAYER
18.GET A LIFE


※「PRIDE」と「PRAYER」は曲間なしで演奏されるのが定番だったようで、この並びには大歓声が湧いていました。
 「GET A LIFE」で一旦メンバー退場。数分後、アンコール。

19.Dear…
20.曇りのち晴れ
21.1/3の純情な感情
22.Dreams


※アンコール1回目は今回のライブのコンセプト的に並べられたメッセージ性の強い曲で構成されていたような気がします。

23.NO CONTROL
24.Imagination
25.D.Z.I.
26.Don't Tell Lies


※アンコール2回目。シングル曲ではなくライブでも盛り上がりソングを4曲続けて演奏して締めでした。
 最後の「Don't Tell Lies」では客電が全部ついていましたね。

 ちなみに各メンバーの印象。

栄喜(Vo):ちょっと歌い方が当時と変わったかも?噂通りの感激屋の方のようでした(笑)。
KAZUMA(Vo&G):自分の席から一番良く見えました。一番動き回って、踊りまくって(笑)いました。
DAITA(G):自分の席から一番遠くて、プロジェクターのアップばかり観ていたような(苦笑)。超絶ギターフレーズを淀みなく演奏し続けていて凄かった!
NATCHIN(Ba):ここまでヘドバンしまくるベーシストは観た事がない。解散当時と容姿的に一番変わっていなかったのは彼では?
淳士(Dr):いつも髪がなびいてるな〜と思ったら、ドラムセットの後ろか横に風をあてていたようで。人間離れしたドラムも凄かったですが、MC(?)も面白かった(笑)。

 「今回のライブをDVDにします!」と栄喜がMCで言っていたので、期待ですね。
 ライブ開催の経緯が経緯なだけに、メンバーもスタッフも、そして観客も、それぞれ色々な思いがあったものだと思います。
 ですが、ライブはエンターテイメントありき。本編は彼らの熱い演奏に夢中になり、そしてもう二度と同じステージで見られないかもしれない5人の姿を心のカメラに焼き付けた、あっという間の3時間でした。