2010年2月16日発売。相川七瀬のデビュー15周年を記念したベストアルバム。豪華メモリアル盤(2CD+2DVD+Tシャツ形態)と、リクエスト盤(CD+DVD形態、CD形態の2種)での発売があり、今回ご紹介するのはリクエスト盤(CD形態)。全16曲収録。
「リリースされた15年間の作品の中からファンリクエストを元に厳選されたヒット曲全16曲を収録」ということですが、選曲されたのは全曲シングル曲。デビュー曲「夢見る少女じゃいられない」から「Lovin'you」までの全シングルと、その後発売された18枚のシングルから5曲を抜粋して収録という、一応オールタイムベストではあるものの、収録年代に関しては、かなり前半に偏ったベストアルバムになっています(豪華メモリアル盤のほうにはほぼ全てのシングルが網羅されているそうです)。もっともそのおかげで彼女が最も活発に音楽活動をしていた時代の作品がほぼ完璧に収録されており、ライトリスナーには大変聴きやすいベストといえるでしょう。
さて、そんなライトリスナーの筆者ですが、久々に相川七瀬の作品を聴いてみると、懐かしい、という感想もあるのですが、リアルタイムで聴いていた当時は、彼女の作品はハードロック的でガンガン攻める曲が多いな、と思っていたのですが、今聴き返してみると、少なくとも初期の作品は意外とヴォーカルが頼りなげで、強がっているんだけど実は…みたいな少女の心が垣間見られたり、サウンドも意外と聴きやすかったり(これは織田哲郎のサウンドメイクの手腕だと思うんですが)と、後年の相川七瀬のイメージに近づくための試行錯誤が見られたのが新たな発見でした。大ヒット曲「恋心」あたりからはもう完全に彼女らしさを確立した曲が並んでいて、それは織田哲郎の手を離れた作品でも、「六本木心中」のカヴァーでも、その芯はしっかりと作品の中に根付いていると感じました。最後に収録された当時最新シングル「tAttoo」で再び織田哲郎とタッグを組んでいますが、この曲も盤石のカッコ良い出来。
できれば豪華メモリアル盤(定価7,777円)を聴いて彼女の本当の意味でのシングルヒストリーを聴いてみたい気もしますが高いので^^;。ベスト「ID」よりも音質も良くなっていますし、ブックレットの著名人の寄せ書きを読むのも楽しいので、久々に相川七瀬を聴いてみたくなった方にはお勧めなアルバムです。
…しかし「Sweet Emotion」は本当に名曲だなぁ。
「リリースされた15年間の作品の中からファンリクエストを元に厳選されたヒット曲全16曲を収録」ということですが、選曲されたのは全曲シングル曲。デビュー曲「夢見る少女じゃいられない」から「Lovin'you」までの全シングルと、その後発売された18枚のシングルから5曲を抜粋して収録という、一応オールタイムベストではあるものの、収録年代に関しては、かなり前半に偏ったベストアルバムになっています(豪華メモリアル盤のほうにはほぼ全てのシングルが網羅されているそうです)。もっともそのおかげで彼女が最も活発に音楽活動をしていた時代の作品がほぼ完璧に収録されており、ライトリスナーには大変聴きやすいベストといえるでしょう。
さて、そんなライトリスナーの筆者ですが、久々に相川七瀬の作品を聴いてみると、懐かしい、という感想もあるのですが、リアルタイムで聴いていた当時は、彼女の作品はハードロック的でガンガン攻める曲が多いな、と思っていたのですが、今聴き返してみると、少なくとも初期の作品は意外とヴォーカルが頼りなげで、強がっているんだけど実は…みたいな少女の心が垣間見られたり、サウンドも意外と聴きやすかったり(これは織田哲郎のサウンドメイクの手腕だと思うんですが)と、後年の相川七瀬のイメージに近づくための試行錯誤が見られたのが新たな発見でした。大ヒット曲「恋心」あたりからはもう完全に彼女らしさを確立した曲が並んでいて、それは織田哲郎の手を離れた作品でも、「六本木心中」のカヴァーでも、その芯はしっかりと作品の中に根付いていると感じました。最後に収録された当時最新シングル「tAttoo」で再び織田哲郎とタッグを組んでいますが、この曲も盤石のカッコ良い出来。
できれば豪華メモリアル盤(定価7,777円)を聴いて彼女の本当の意味でのシングルヒストリーを聴いてみたい気もしますが高いので^^;。ベスト「ID」よりも音質も良くなっていますし、ブックレットの著名人の寄せ書きを読むのも楽しいので、久々に相川七瀬を聴いてみたくなった方にはお勧めなアルバムです。
…しかし「Sweet Emotion」は本当に名曲だなぁ。
コメント
コメント一覧
最初はてっきりグッズ付限定、全シングル盤、厳選盤っていう3種だと思ってたので油断しました。何でこんな発売形態にしたのか謎です。
子供の頃、ちょうど音楽に興味を持った時に大人気で、
よくTVとかで、彼女の曲を聴く機会がありましたね。
当時は子供だったから、ロックな感じの女性でカッコいい!て印象でしたが、
確かに、今振り返ってみると、ごく普通の女の子が、
ロックな少女を演じていたって感じだった気も・・・(^^;。
とは言え、初期はオダテツがプロデュースしていただけの事もあって、
どの曲もキャッチーで、一度聴いたら耳から離れない曲ばかりで、
改めて、オダテツの凄さを実感しますよね!
それだけに、オダテツから離れた以降の曲は、やはりどこか物足りない印象で、
自分もいつの間にか、彼女の曲を聴かなくなってしまいました・・・
(布袋が提供した「midnight blue」は、結構好きでよく聴いていましたが・・・)
しかし、近年は彼女見たいなポジションの方がいなくて寂しいですね。
(まあ一応、今だと土屋アンナがそれに近い感じですが、個人的に彼女、あんまし好きじゃないんで・・・。)
それだけに、彼女の人気が続かなかったのは、本当に残念です。
せめて全シングル盤を通常仕様でもリリースしてもらいたかったんですけどねぇ…。
豪華盤を買うのはコアなファンでしょうから、そちらの選曲は思いっきりマニアックにするほうがファン向けのような気もするんですけどね。確かに不思議です。
ロックな少女を演じていた、というのも織田哲郎のプロデュースの賜物かも?そして、その初期の儚さ、危うさがまた今聴くと新たな魅力発見だたりするんですよね(笑)。
布袋寅泰プロデュースの「midnight blue」と「SEVEN SEAS」が本作には収録されていますが、織田哲郎作品と比べると翳りと明るさのバランスが異なるかな、という印象ですね。
そういえば、彼女は去年から新しいプロジェクトをスタートしたらしいですね。そっちも機会があれば聴いてみようかと思っています。