2010年11月17日発売。今年でデビュー20周年を迎えた福山雅治のオールタイム・ベストアルバム。CD4枚組+DVD付属の初回限定盤、CD4枚組+タオル付属の限定盤、CD4枚組の通常盤の3仕様での発売。初回限定盤のDisc3には追加でインスト曲が収録されているそうです。ちなみに筆者は通常盤をレンタル。福山雅治のミュージシャンとしての20年の活動を一気に振り返れるベストアルバムということで、初期をはじめとして抜け落ちているシングル曲も何曲かあるものの、本作を聴けばだいたいの活動を俯瞰できるという、ライトリスナーの入門編にもバッチリな内容。さらにコアなファンにとっても、曲によってはリミックスや彼自身の手によるギターのオーバーダビングなどが施された過去の楽曲を、オリジナル音源と比べて違いを楽しむ、という聴き方もできるという、全方位的な集大成ベスト。ニューシングル扱いのDisc4の「心color〜a song for the wonderful year〜」は、リードシングルで切るには若干インパクト弱めの曲かな?とは思いますが、アルバムの新曲としては上々の楽曲だと思いました。SIONが作詞を手掛けた「石塊のプライド」も思っていた曲調とは違った印象の曲で不意を突かれましたが、こちらもなかなか良い曲。
さて、これだけの大ボリュームで、各年代ごとにヒット曲の絶えない福山雅治。ほぼ年代順に並べられた今回のベストを聴くと、Disc1での初期の乾いたロック路線〜ブレイク期の親しみやすいポップロック路線、Disc2でのバリエーションを増やしつつ垢抜けていく1999年末以降、そしてDisc3でより深みを増し、アレンジも洗練されて現在に至る2010年までの路線の変遷が分かるわけですが、個人的にはやはりDisc1の時期、90年代中盤〜後半あたりの彼の曲をリアルタイムで良く聴いていた身なので、思い入れのある曲がこのディスクには集中して収められていました。「約束の丘」「MELODY」「All My Loving」「遠くへ」「Good Luck」「IT'S ONLY LOVE」「HELLO」…等々、今聴いても色褪せない名曲達が居並ぶのは圧巻。これらの曲も前述のリミックスがされていて、オリジナルとは音の印象が違うので新鮮な感覚で楽しむことができました。懐かしくも新しい、といった感じでしたね。
多分、このベストアルバム、どのディスクをヘビーローテーションするのかはリスナーの世代によって分かれるのではないかと思いますが、私はもうすでにDisc1の虜になっております(笑)。少々値段は張るようですが、新旧の福山ファンにお薦めの内容の作品です。
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