2009年12月12日 20:27

CD Review:BEGIN「3LDK」

begin2ldk 2009年8月5日発売。BEGIN通算14枚目のオリジナルアルバム。全11曲収録。

 二年半ぶりのオリジナル作品となる今作。前作「オキナワン フール オーケストラ」では企画テイストに溢れた遊び心満載の内容だったように思うのですが、今作ではブルーズ、ジャズ、AOR的なアプローチの曲調がほとんどで、1曲目の「笑顔のまんま」、ラストの「イチャリバオハナ」がかなりボーナストラック的な聴き心地になっています(だからこの楽曲配置にしたんでしょうけど)。
 近年の「明るく楽しく」的なアプローチの曲はほぼ皆無なので、賛否両論はありそうですが、もともと「Tokyo Ocean」や「MUSIC FROM B.Y.G」といった渋いBEGINが好みの筆者には「久々に渋いBEGINが来た!」と喜べる(?)内容でした。

 また、おそらく今作からだと思うのですが、今まで「作詞・作曲:BEGIN」で統一されていた楽曲表記だったのが、それぞれメンバーの名前が単独でクレジットされるようになっています。例えば私の場合はアルバム曲の中でも特に気に入ったのが「KOZA」、「スタンドバイミーが聴こえる」なのですが、これは偶然にもどちらも島袋優(ギター)の楽曲でした。「このメンバーはこういう曲を作るんだな」という新しい楽しみ方もできるアルバムです。

 …さて、前作との違いを先ほどちらっと述べましたが、逆に前作から引き継いでいる点もあり。それは「メンバーがリードヴォーカルを取る楽曲がアルバムに収録されている」ということ。先述の島袋氏、そしてキーボードの上地等にそれぞれ複数のソロ曲が用意されていて、彼らの歌唱力もなかなか味があるとは思うのですが、全11曲(うちインスト1曲)と比較的曲数が少ない上に彼らが歌う曲が増えたことで、「アルバムにアクセントを付ける」というよりも、「(メインヴォーカルの)比嘉栄昇の出番がだいぶ減ってしまったなぁ…」という印象を受けてしまいました。比嘉氏のあのハスキーな歌声がBEGINの看板でもあると思うので、その点は少々物足りない点ですかね…。

 とはいえ、来年レコードデビュー20周年を迎えるBEGINの健在ぶり(最近リメイク多かったんで…)を示す1枚にはなっていると思います。果たして来年はどう来るのか?!

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