calling 2009年8月5日発売。コブクロ7枚目のオリジナルアルバム。

 「時の足音」「赤い糸」「STAY」などなど、最近のコブクロの代表曲的な楽曲は壮大なバラードが主体だと感じる今日この頃。今回のオリジナルアルバムもそんな曲が満載・・・と思いきや、1曲目の「サヨナラHERO」がいきなりロック調でまずひとつ驚き。
 「To calling of love」など、これぞコブクロ的なバラードもアルバムの中に収録されてはいるのですが、むしろ今作はシングルにもなった「虹」や、「神風」のようなアップテンポナンバー、「Summer rain」のようなラテン調(っていうのかな?)のカラっとしたナンバー、そして「FREEDOM TRAIN」「Sunday Kitchen」といったちょっと肩の力を抜いたナンバーなど、曲調がバラエティに富んでいる・・・のですが、どれも「コブクロ」のイメージから逸脱しないことで、アルバム全体の雰囲気をうまく統一している仕上がりになっていると思いました。

 13曲トータル72分、各曲5〜6分超の曲が多いという、大作的な楽曲には賛否両論あるとは思いますが、先述の各楽曲の充実もあり、個人的には前作よりもリピート率の高いアルバムとなりそうです。