ultratreasure 2008年9月18日発売。「ULTRA Pleasure」に続く、B'zのデビュー20周年記念ベストの第2弾。今回レビューするのは、ファンによるインターネット投票で収録曲を決定したCD2枚組(全31曲)と、ライブDVDが同梱の「2CD+DVD」バージョン。他、3CDバージョン(新曲1曲収録)も同時発売。

 10年前の「Treasure」同様、ウルプレの選曲からもれたシングル曲が多数収録される・・・と思いきや、シングルは超有名曲や最新曲の数曲にとどまり、カップリングやアルバム曲からの選曲が多数。ウルプレ収録曲以外の全曲対象ということで、「もう一度キスしたかった」や、「恋心(KOI-GOKORO)」など、以前のベストに入った曲もチラホラ収録されているのですが、前回の14曲から30曲に収録枠が増えたことで、今回はアルバムからの人気曲がより多く収録されたというのは嬉しいです(音も良くなっていますからね)。
 昔からのファンは当時を回顧する意味で、新しいファンは過去の名曲の発掘やアルバム曲入門にも役立ちそうな選曲。それにしても、「恋じゃなくなる日」とか「春」とか、かなりマイナーな曲だと思うんですけど、「OH!GIRL」「孤独のRunaway」といったメジャーな曲を差し置いて、これらの曲が堂々ランクインしたことはちょっと驚きでした(笑)。
 今回のベスト用のニューバージョンも数曲収録。「BLOWIN'」は打ち込み中心だったシングルバージョンから、生音中心の新録バージョンへチェンジして、なんか凄くスッキリしたような感じになりました。新曲「グローリーデイズ」は久々に分かりやすい歌詞(?)で感謝の気持ちを伝える内容が胸に沁みる名曲です。

 DVDは、去年行われたZEPP TOKYOでのライブハウスツアーの模様を全曲収録という、超豪華仕様。個人的にB'zのまとまったライブ公演のDVDを観るのは「“BUZZ!!”THE MOVIE」以来(昔すぎる^^;)なのですが、B'zのライブといえば、いつもドームやスタジアムといった、巨大な会場で演奏しているイメージが強かったので、このライブハウスの映像は新鮮でした。
 カメラに映るのはセットも仕掛けもない、極めてシンプルなステージングですが、それが逆にバンドのパフォーマンスの高さを感じることができる内容になっていると思います。ジャズ風にリアレンジされた「太陽のKomachi Angel」が良かったなぁ。あと、ヴォーカル稲葉浩志氏に関しては圧倒的なヴォーカル力とはまた別に、妙に紳士的なMCも面白かったです(笑)。

 そんな盛り沢山な内容で4,200円というのは超お買い得!と思う反面、どうせなら、3CDバージョンのみの新曲「いつかまたここで」も収録してもらいたかった、という複数商法へのマイナスイメージもありますが、まあそっちはレンタルで(笑)。B'zの軌跡を確認できる20周年プロダクトとしては、「ULTRA Pleasure」、「ULTRA Treasure」共に、満足いく内容でした。